90代の義父義母がコロナウィルスに感染した

90代の義父義母がコロナウィルスに感染しました。

まず最初に、先週の金曜日の夜に義母がコロナウィルス感染していることが分かりました。

その前の週から37度台の微熱が散発的に続いており、このところの暑さから、熱中症ではないかとの疑いと、その1週間前に義父が急性肝炎のような症状で病院の救急窓口診療を受けており、ウィルス性感染の疑いもあるので、義母のかかりつけ医からの指示で、施設の整った大きな病院の救急窓口診療を受診しました。

義母は足が悪いので、めったに外出しないのに加えて、日頃手洗いマスクを欠かさないほど用心深い人であったので、周囲の人も驚いています。

義父は、その1週間前の救急窓口診療でコロナウィルス感染が陰性でしたので、感染経路は不明です。

義母がコロナウィルス感染していたことが分かった翌日の土曜日の夕方に、義父も再び病院の救急窓口診療を受けてコロナウィルス感染していることが判明しました。

コロナワクチン接種は、義父は7回、義母は5回、受けてきたにもかかわらず、今回感染しました。

しかし、医師の話では、ワクチン接種をしていたので、コロナウィルスに感染しても重篤な症状がでなかったのではないかということでした。

私と、妻は、濃厚接触者ということになりますが、コロナワクチン接種を7回受けてきたおかげか、義母の感染判明から1週間経っても平熱を保っています。


潜伏期間

因みに現在流行しているコロナ感染は、「オミクロンJN.1」や、その子孫株の「オミクロンKP.2]です。

コロナウィルス感染症の潜伏期間は、新たな変異株JN.1も含めて2〜3日程度、長くても7日以内であるとされています。

感染曝露から発症するまでの日数は、アルファ株症例では8.7日、オミクロン株症例では7.1日とされているようです。

発症後5日間は感染リスクが高いため、コロナに罹患した場合5日間は外出を控えるよう推奨しています。


感染力

「世界各地で流行しているのは新型の『オミクロンKP.2』です。

この変異株の特徴は感染力が非常に高く、過去の自然感染やワクチンで作られた体内の中和抗体に対する高い“逃避能力”を持つことです。

ワクチン接種済みだったり、以前に感染歴があるからといって『免疫ができているから大丈夫』と思うのは危険です。」と上昌広医師(医療ガバナンス研究所理事長)は説明しています。

2024年6月以前よりオミクロンJN.1株の子孫株として、3種の変異株が流行を拡大しつつあります。

オミクロンKP.3株

オミクロンLB.1株

オミクロンKP2.3株

これらの変異株は重症化するほどの脅威ではないものの、新型コロナワクチンの中和抗体に対して逃避性が高いといわれています。

またオミクロンJN.1株と比べても感染力が高いため、今までコロナに感染しなかった人も注意が必要となります。


症状

コロナの症状はのどの痛みや発熱、全身のだるさから始まる傾向があります。

人によってあらわれる症状は異なりますが、通常の風邪とあまり変わりありません。

症状としては、発熱、頭痛、喉の痛み、咳・痰が多いようです。

その他に、息切れ呼吸困難、鼻水鼻づまり、倦怠感、下痢おう吐、等もあるようです。

喉の痛みの程度はさまざまで「のどの違和感がする」くらいのものから「喉にトゲが刺さったような強烈な痛み」というものまであります。

発熱は38度~39度になることもしばしばで頭痛を伴うことが多いようです。

因みに、平熱とは、健康な状態で安静時に、一般的には腋窩(えきか:ワキの下)で測った温度を指すことが多く、その範囲は多くの場合、36~37℃におさまることが多いようです。

一般的には、微熱は37.0~37.5度、発熱は37.5~38.0度、高熱は、38.0度以上、としているようです。

1日の体温の変化は、個人差がありますが、約1℃以内といわれています。

体温は、1日のうちで起床時がもっとも低く、夕方にかけて上昇し、夜にかけて徐々に下降していきます。

のどの痛みは、最も長引きやすい症状のようです。

咳や鼻水、下痢症状は発症してから少しずつあらわれてきます。

発熱やのどの痛みは3~4日で治まるケースが多いですが、下痢に関しては人によっては1週間以上続くこともあります。

多くの症状は5日~7日くらいです。

約1週間ほどで完治する新型コロナですが、症状が軽くなるのは発症後3~4日です。

その後、徐々に症状は軽くなり7~10日目には完治に近い状態となります。

2週間もすれば基本的には完治している場合が多いですが、コロナを発症してから3か月以上経っても改善しない症状があると後遺症と呼ばれる罹患後症状(りかんごしょうじょう)の可能性が高まります。

一部の症状は悪化もしくは長引き、再度受診するケースもあるようです。

発症中はツバを飲みこむだけで痛く、痰の切れが悪く、回復してからも2週間経過しても、喉にイガイガと違和感が残るという人もいるようです。

コロナにおける「軽症」は「症状が軽いということ」ではありません。

咳や鼻水症状、発熱などの症状がつらく、起き上がることもままならない状態であっても「軽症」という扱いになります。

肺炎をおこしていなければ「軽症」という扱いになります。

コロナウイルスは7~10日までは他人にうつる可能性が高いです。

発症後5日ほどで症状は治まりますが、その後はウイルスを排出する期間に入ります。

2022年の米国医師会の研究によると、発症後14日目になると抗原検査でほとんどの人が陰性になると報告されています。

厚生省の通達により、新型コロナウイルス感染症の5類感染症に移行後は、原則5日間は自宅療養、発症翌日から10日間はマスク着用が推奨されています。

上昌広医師(医療ガバナンス研究所理事長)は次のように述べています。

「オミクロン株以降、重症化リスクは低減しているようです。

動物実験では、肺での繁殖が苦手で上気道での繁殖が得意だという研究結果も出ました。

肺炎のリスクが低下した代わりに、『喉』に強い痛みが出る特徴があるようです。

一方で感染に気づく代表的症状だった『味覚・嗅覚障害』はあまり見られません。」


コロナと熱中症の併発

高橋医師が警鐘を鳴らすのが、この10年で「死者数が倍増」した熱中症との合併です。

過去には、熱中症と新型コロナを併発して死亡した高齢女性のケースも報じられています。

6〜7月に増え始め、9月をピークに減少する傾向があります。

熱中症に合併してコロナを発症したら“致命的”だと思ってください。

熱中症で血液循環の状態が悪化して免疫力が低下しているところにコロナ感染が重なれば、身体にかなりのダメージを受けることになります」(同前)

「熱中症で脱水を起こすと酸素を運ぶ血流が増やせず臓器不全を起こし、心筋梗塞など突然死にも繋がりかねません。

たしかに新型コロナは重症化しにくくなりましたが、感染による発熱が熱中症を悪化させ、死に至るリスクは十分にあります」


入院

新型コロナウイルスは感染症法上の位置づけが、2023年5月に「5類」になり、厚生労働省は、その後、患者や医療機関への財政支援を段階的に縮小し、2024年4月からは季節性インフルエンザと同様の対応とする方針を示していました。

重症化のリスクがある場合などに入院して治療を受けると、これまでは「高額療養費制度」を適用した上で、さらに最大1万円が補助されてきましたが、これが2024年3月で終了し、2024年4月からは補助はなくなります。

厚生労働省の試算では、住民税非課税世帯ではなく、年収がおよそ370万円までの75歳以上の高齢者が、新型コロナで7日間入院した場合、コロナ治療薬の費用を除く自己負担額は所得に応じて3万9800円から5万7600円となるほか、食事代が別でかかります。


救急相談

コロナウィルスに感染した場合に相談するのは、基本的にかかりつけ医が最優先ですが、救急を呼ぶか否かの相談は、電話口で相談する窓口もあります。

例えば、名古屋市では、急な病気やケガをした時に、「今すぐに病院に行った方がよいか」「救急車を呼んだ方がよいか」など判断に迷った際に、救急安心センター#7119をダイヤルすることで、24時間365日体制で看護師等からアドバイスを受けることができる電話相談窓口となっています。

固定電話やスマートフォンで#7119をダイヤルすることで、救急安心センターなごやに繋がります。

繋がらない場合は、052-951-7119へ電話をします。

ただし、突然の激しい頭痛、意識がもうろうとしている、大量の出血を伴うケガなど緊急を要する場合には、ためらわずに119番で救急車を呼びます。

コロナウィルス感染症が「5類」になる前までは、地元保健所へ電話連絡し、保健所で症状が軽い場合は自宅療養、中等症以上のの場合は、救急車の手配と病院への入院連絡を取っていました。

「5類」後も、救急安心センター電話相談窓口でも、救急車を呼ぶ基準は変わらないと考えられます。

厚生労働省の「診療の手引き(https://www.mhlw.go.jp/content/000829137.pdf)」によると、入院が必要かどうかを判断する基準となる症状の重さは、「軽症」「中等症Ⅰ」「中等症Ⅱ」「重症」に4分類されます。

分類の基準となるのは、肺の働きを反映する呼吸機能です。

役に立つのは、パルスオキシメーターという血中の酸素飽和度を測る器機です。

いくら高熱が出ても、肺炎が無く、呼吸機能も悪くなく、肺の働きを表す血液中の酸素飽和度(SpO2)が96%以上と標準値なら、軽症と診断されます。

高熱が出ると不安になりますが、実際には、発熱だけで命が左右されることはほとんどないからです。

中等症Ⅰは、肺炎が起きて呼吸機能が落ち、酸素飽和濃度が96%未満になるものの、酸素投与はまだ要らず、自分で呼吸ができる状態です。

酸素飽和濃度が93%以下で酸素投与が必要になると中等症Ⅱと診断されます。

さらに状態が悪化し、人工呼吸器やECMO、集中治療室での治療が必要になると重症と診断されます。

自覚症状のうち息苦しさは、個人によって感じ方にかなり差があります。

また、呼吸機能が落ちた際だけでなく、不安が高じて過呼吸気味になっても息苦しさを感じます。

パルスオキシメーターは、そういった個人差などに関係なく、呼吸機能を客観的に評価することにも役に立ちます。

自治体で貸し出してくれることが多いですが、もし不足していてすぐに貸してもらえない場合などは、ネットでも購入できます。

パルスオキシメーターの測定は、急に呼吸機能が落ちることがあるので、1日1回ではなく、1日複数回、計測した方がいいとされています。

コロナウィルスが5類になる前は、パルスオキシメーターの計測値がいくつになったら保健所や自宅療養者のフォローアップセンターに連絡すればいいのかは、東京都では93%以下になったら保健所などに連絡し、90%以下になったら119番に電話して救急車を呼ぶよう求めていました。

また、厚労省の専門家会議や政府の分科会のメンバーの有志による「専門家有志の会」は、酸素飽和度の数値以外に、自宅療養中に救急車を呼ぶ目安となる症状として、「唇が紫色になっている」「日常生活の中で少し動くと息があがる」「胸の痛みがある」「横になれない・座らないと息ができない」「突然(2時間以内)、息がゼーゼーしはじめた」「脈が飛ぶ」などを挙げています