ねこに与えてはいけない食べ物
何時ものように、外出して階段のところへさしかかると、近くに止めてある軽自動車の下にノラねこがいて、今まさに食事中でした。
誰がやるのか、白い発泡皿に、スーパーのペットフードコーナーの袋でよく見る角状のねこ専用のフードでした。
ねこまんまと言うような、かつお節かけた残り物をノラねこに与えるのではなく、わざわざ買ってきたキャットフードのようでした。
見れば、何となくノラねこといえども、毛並み色つや良く、よく肥えているようです。
ねこというのは、なんでも食べるのかと思っていましたが、そうではなく、どうやら与えてはいけないものがあるようです。
チョコレート
私も記憶力低下防止のため、毎日食べているチョコレートですが、ねこにとっては危険な食べ物であることを初めて知りました。
カカオに含まれるテオブロミンという成分が中毒症状を引き起こすそうです。
摂取後1〜2時間ほどすると興奮状態となり、下痢や嘔吐、発熱などの症状が見られるというので、ねこにとってはかなりの毒物と言えます。
重度の場合は死に至ることもあり、カカオ含有量が高いチョコレートほど猫にとっては危険になるそうです。
くるみ・ナッツ類
くるみは脂質が全体の70%を占め、過剰摂取は肥満につながります。
食物繊維が多く、猫が食べて消化不良の原因にもなります。
くるみを食べて中毒を起こすケースもあり、中毒により痙攣や舌を出して荒く息をする「パンディング」といった症状を起こすことがあります。
丸ごと飲み込んだ場合は窒息の恐れもあり、命を落とすこともあります。
ナッツ類は脂肪分が多く、高カロリーです。猫が過剰に摂取すると肥満の原因になります。
固いナッツ類を猫が丸のみして窒息する危険もあります。
ネギ類
長ネギやタマネギ、ニンニク、ニラ、ラッキョウなどのネギ類には、猫の血液中の赤血球を壊してしまう成分(アリルプロピルジスルフィド)があり、摂取すると貧血や呼吸困難、血尿などの症状が出るそうです。
加熱しても毒性はなくなりませんので、これもねこにとって劇症性の食べ物です。
人間にとって普段食べているものが、ねこにとっては命とりとなってしまうようです。
アボカド
猫が食べると、アボカドの果肉に含まれるペルシンという成分によって中毒症状が起きます。
主な症状としては、嘔吐や下痢、呼吸困難などがあります。
中毒症状が出る摂取量や致死量などについてまだ明らかになっていないだけに、配慮が必要な食べ物のようです。
私は普段アボガドを食べませんが、このような果物までねこにとっては毒になるとは意外でした。
ぶどう・マスカット・レーズン
猫がぶどうやマスカットを食べると、中毒により「急性腎不全」を引き起こす可能性があるそうです。
最悪の場合死亡することもあるとのことです。
ジュースなども与えないよう気を付けた方が良いようですが、これは何となく子供が誤ってやってしまいそうです。
生の豚肉
ねこは野生では肉食動物の仲間であったと記憶しますが、生の豚肉が駄目とは一体何だろうと思ったら理由は寄生虫でした。
生の豚肉にはトキソプラズマという寄生虫が潜んでいる場合があるので、加熱済みのものが安心のようです。
万が一、感染すると嘔吐や下痢、血便などの症状が見られ、猫の便を介して人にも感染するそうなので要注意です。
特に妊婦に感染すると胎児にまで影響が及ぶそうなので危険です。
カフェイン飲料
緑茶やコーヒー、紅茶などのカフェイン飲料を猫が飲むと、それらに多く含まれるカフェインによって中枢神経が刺激され、興奮状態になります。
動悸や不整脈、嘔吐、ふらつき、ひきつけなどの症状が出てきます。
飲み物だけでなく、ゼリーやケーキ、アイスクリームなどのお菓子類にもカフェインが含まれていることがあるので、気をつけないといけません。
コーヒーを飲むねこは想像できませんが、ゼリー、ケーキ、アイスクリームを戯れに与えるようなことは、あり得るような気がします。
ガム
ガム一枚でも血液中の栄養素であるグルコース濃度が低くなる低血糖を引き起こし、最悪死亡するケースもあります。
歯磨き粉の成分にキリシトールが含まれている場合があるので注意する必要があります。
貝
アワビなどに含まれる「ピロフェオホルバイドα」という毒成分は、紫外線により活性化し、「光線過敏症」発症リスクを高めるようです。
猫が発症すると耳や目の周りなど毛の薄い部分の皮膚に炎症を起こすそうです。
ハマグリなどに含まれる「チアミナーゼ」で「ビタミンB1欠乏症」になる危険もあります。
食べても良い貝もありますが、猫には貝を与えない方が無難なようです。
カレー
たとえ少量であっても、猫にカレーを与えてはいけません。
カレーには猫にとって危険な玉ねぎが含まれていることが多いです。
また、カレーに使うスパイスは、猫には刺激が強すぎて危険です。
内臓に強い刺激を与えるため、肝臓や腎臓に悪い影響を及ぼす可能性があります。
スパイスの中には、ケシの実などのように中枢神経の麻痺や幻覚を引き起こすものも含まれていることがあります。
少量でも胃を痛めたり、下痢を起こしたりすることがあります。
魚の骨
魚の骨をくわえたねこは、漫画の世界にもたくさん描かれていそうですが、実際は危ないようです。
魚の骨や鳥の骨などは、割れた骨が尖っています。
尖った骨は、猫の喉や消化器官内に刺さりやすいので注意をする必要であるようです。
与えすぎ注意な食べ物
サバやイワシなどの青魚やマグロは、不飽和脂肪酸が多く含まれ、長い間食べすぎると「黄色脂肪症」という病気になり、しこりや発熱、痛み、皮下脂肪や内臓脂肪の炎症を引き起こすことがあるようです。
ねこにかつお節というくらい、ねこが好んで食べる代表のようなかつお節ですが、塩分が多いので要注意です。
ねこは鰹節に含まれるマグネシウムやカルシウムなどの「ミネラル」を好むのですが、しかしミネラルの過剰摂取は結石の原因にもなるので与える量には注意が必要なようです。
与えるなら塩分の少ない猫用の鰹節をパッケージの指示以下で与えるのが良いようです。
魚はねこの大好物と思っていましたが、食べ過ぎると良くないとは思いもしませんでした。
意外とたくさんあるねこにNGの食べ物ですが、ねこの食事の基本は、総合栄養食であるキャットフードと水があれば十分なようです。










