軽自動車のスーパーハイトワゴン
最近多く見かけるのが、軽自動車らしからぬ大きさのスーパーハイトワゴンです。
軽自動車の高さの制限はもともと2mですが、長さと幅は規格一杯使っていても、この高さをギリギリまで使っている軽自動車はありません。
それでも、スーパーハイトワゴンは、中へ入ると、これが軽自動車かと思われるほど広く、軽のくせにけしからんと理屈にならない小言を言いたくなるほどスペース合理性に徹しています。
従来の車が、長さと幅で勝負していたとすれば、高さで勝負を仕掛けたのが軽自動車のスーパーハイトワゴンです。
古い世代には、車は格好良くスポーティーなのが良いというほとんど信仰にちかいものがありますが、このスーパーハイトワゴンは、使い勝手がよければ、形は二の次どうでも良いという思い切りのよさがあります。
スーパーハイトワゴンは、スーパーカーや超高級車とは異なる、全く対局の独特の世界を作り出しています。
恐らく他の国では決して見られない、日本だけの特異な車種かもしれません。
スーパーハイトワゴンがよく売れているということは、見栄や虚勢を排し、車社会が真に成熟したことの証なのかもしれません。
軽トールワゴン
「軽ミニバン」ではあるが、日本ではメーカーの販売戦略上から乗用車の一形態として、キャブオーバースタイルやセミキャブオーバースタイルの商用車との区別を図るため、「軽ミニバン」という呼称を避けて「軽トールワゴン」もしくは「軽ハイトワゴン」としています。
三菱・eKシリーズ(2代目まで)/日産・オッティやスバル・プレオのスマートルーフ仕様車のように機械式立体駐車場に入庫できる高さが1,550mmの車も含まれることもありまするが、こちらは軽セミトールワゴンに分類されることもあります。
2003年にゼネラルモーターズと共同開発した燃料電池自動車「ワゴンR FCV」に引き続き、2005年にはMRワゴンFCVが試作されました。
スズキワゴンR
ダイハツタント
三菱eKワゴン
スズキエブリイワゴン
5ナンバー登録の乗用車と4ナンバー登録の商用車がラインナップされ、商用はエブリイ、乗用はエブリイワゴン(EVERY WAGON)を名乗ります。
軽自動車の高さの制限はもともと2mですが、長さと幅は規格一杯使っていても、この高さをギリギリまで使っている軽自動車はありません。
それでも、スーパーハイトワゴンは、中へ入ると、これが軽自動車かと思われるほど広く、軽のくせにけしからんと理屈にならない小言を言いたくなるほどスペース合理性に徹しています。
従来の車が、長さと幅で勝負していたとすれば、高さで勝負を仕掛けたのが軽自動車のスーパーハイトワゴンです。
古い世代には、車は格好良くスポーティーなのが良いというほとんど信仰にちかいものがありますが、このスーパーハイトワゴンは、使い勝手がよければ、形は二の次どうでも良いという思い切りのよさがあります。
スーパーハイトワゴンは、スーパーカーや超高級車とは異なる、全く対局の独特の世界を作り出しています。
恐らく他の国では決して見られない、日本だけの特異な車種かもしれません。
スーパーハイトワゴンがよく売れているということは、見栄や虚勢を排し、車社会が真に成熟したことの証なのかもしれません。
軽トールワゴン
(けいトールワゴン)とは、通常より背の高い軽ハッチバックを指します。
軽ハイトワゴンともいいます。
全高の大きなキャビンと前部にボンネットを持つ2ボックススタイルの1.5BOXの軽乗用車です。
キャビンの高さを通常より高くすることにより、室内での乗員の姿勢を立ち気味(アップライトポジション)にすることで前後方向の占有面積を減らし、結果として十分な居住性と、荷室容積を実現します。
そのほか、座面高が中庸で乗降性に優れる、運転中の視界が良いなどの副次的な効果もあります。
エンジンはボンネット内の横置き配置が基本で、駆動方式はFF、もしくはそれをベースとした4WDです。
ドアの種類・配置は、側面にヒンジドアを前席用と後席用の左右2枚ずつ、後部にはバックドア1枚を備えた5ドア車と、後席用にスライドドアを採用している車種があります。
ミニバンから細分化されたトールワゴンの軽自動車版ともいえ、現在の軽乗用車の販売台数ベースでは、主流となっているパッケージングです。
特に、車体寸法に制限のある「軽自動車規格」では、利便性と操縦安定性を両立させるために都合の良い手法です。
欧州の区分に倣えばAセグメントのミニバンであり、超小型車(mini MPVs or microvans)の一種です。
欧州の区分に倣えばAセグメントのミニバンであり、超小型車(mini MPVs or microvans)の一種です。
「軽ミニバン」ではあるが、日本ではメーカーの販売戦略上から乗用車の一形態として、キャブオーバースタイルやセミキャブオーバースタイルの商用車との区別を図るため、「軽ミニバン」という呼称を避けて「軽トールワゴン」もしくは「軽ハイトワゴン」としています。
全高
また、三菱・iは全高1,600mmではあるが、スタイリング重視で造られているため、軽トールワゴンとはいいにくいこともあり、現状では定義が曖昧です。
更に、ダイハツ・ウェイク/トヨタ・ピクシスメガでは車高が1,835mmに達しており、軽スーパーハイトールワゴンに分類されることがあります。
スズキMRワゴン
初代 MF21S型(2001年-2006年)スズキMRワゴン
日産自動車には2002年よりモコとしてOEM供給されていました。
全長、全幅はほとんどの軽自動車と同様に軽規格いっぱいを使うが、パッケージングだけではなくスタイリングも重視しており、トヨタ・エスティマのようなモノフォルムデザインとなりました。
MRワゴンは一見コンパクトな車体に見えて広い室内を実現していました。
コンセプトカーでは名称の由来となったミッドシップエンジンレイアウトは採用されず、コンベンショナルな前輪駆動(及びFFベースの4WD)となり、「MR」は「マジカル・リラックス」の略称とされました。
水素の充填圧力をワゴンR FCVの35メガパスカルから国内の燃料電池自動車では初めて2倍の70メガパスカルに強化して、航続距離の延長が図られました。
販売期間 | 2001年12月-2006年1月 |
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乗車定員 | 4人 |
ボディタイプ | 5ドア 軽トールワゴン |
エンジン | K6A型 660cc 直3 DOHC VVT K6A型 660cc 直3 DOHC ターボ |
駆動方式 | FF/4WD |
変速機 | コラムシフト4AT |
全長 | 3,395mm |
全幅 | 1,475mm |
全高 | 1,590 - 1,600mm |
車両重量 | 850 - 900kg |
販売終了前月までの新車登録台数の累計 | 20万4,488台[3] |
姉妹車/OEM | 日産・モコ(初代) |
男性にも受ける軽自動車を作ろうと開発がスタートし、1987年頃すでに原型はできあがっていましたが、紆余曲折を経て1993年に発売しました(当初のキャッチコピーは「クルマより楽しいクルマ、ワゴンR」)。
それまで軽自動車といえば、低車高の乗用型、もしくは、商用車派生型で車内容積は広いが乗り心地に劣るワンボックスモデルしかありませんでしたが、ワゴンRの場合はフロアパネルを二重構造とし座面も高く取ることで、足を窮屈に曲げずに座ることで圧迫感を軽減し、視点を高くすることにより眺望性・視認性および開放感を向上させました。
床面が高く乗降に不便なワンボックスカーに対し、ワゴンRでは床面は地面からワンステップの高さのため乗降もスムーズとなりました。
販売期間 | 2017年2月1日 - |
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乗車定員 | 4名 |
ボディタイプ | 5ドア軽トールワゴン |
エンジン | R06A型: 658cc 直列3気筒DOHC (NA車・2017年2月 - 2019年12月) R06D型: 657cc 直列3気筒DOHC (NA車・2020年1月 -) R06A型: 658cc 直列3気筒DOHCターボ (スティングレー HYBRID T) |
駆動方式 | FF/4WD |
モーター | WA05A型:直流同期電動機 (ワゴンR HYBRID FX/FZ、スティングレー HYBRID X(2017年2月 - 2019年12月)、スティングレー HYBRID T) WA05C型:直流同期電動機 (ワゴンR HYBRID FX/FZ、スティングレー HYBRID X(2020年1月 - )) |
最高出力 | ワゴンR FA: 2017年2月 - 2019年12月 38kW (52PS)/6,500rpm 2020年1月 - 36kW (49PS)/6,500rpm ワゴンR HYBRID FX/FZ: スティングレー HYBRID X: エンジン: 2017年2月 - 2019年12月 38kW (52PS)/6,500rpm 2020年1月 - 36kW (49PS)/6,500rpm モーター: 2017年2月 - 2019年12月 2.3kW (3.1PS)/1,000rpm 2020年1月 - 1.9kW (2.6PS)/1,500rpm スティングレー HYBRID T: エンジン: 47kW (64PS)/6,000rpm モーター: 2.3kW (3.1PS)/1,000rpm |
最大トルク | ワゴンR FA: 2017年2月 - 2019年12月 60N・m (6.1kg・m)/4,000rpm 2020年1月 - 58N・m (5.9kg・m)/5,000rpm ワゴンR HYBRID FX/FZ: スティングレー HYBRID X: エンジン: 2017年2月 - 2019年12月 60N・m (6.1kg・m)/4,000rpm 2020年1月 - 58N・m (5.9kg・m)/5,000rpm モーター: 2017年2月 - 2019年12月 50N・m (5.1kg・m)/100rpm 2020年1月 - 40N・m (4.1kg・m)/100rpm スティングレー HYBRID T エンジン: 98N・m (10.0kg・m)/3,000rpm モーター: 50N・m (5.1kg・m)/100rpm |
変速機 | CVT 5MT(ワゴンR FA、2017年8月~) |
サスペンション | 前:マクファーソンストラット式コイルスプリング 後:トーションビーム式コイルスプリング(2WD車) I.T.L.(アイソレーテッド・トレーリング・リンク)式コイルスプリング(4WD車) |
全長 | 3,395mm |
全幅 | 1,475mm |
全高 | 1,650mm |
ホイールベース | 2,460mm |
車両重量 | 730 - 840kg (ワゴンR) 790 - 850kg (ワゴンRスティングレー) |
ブレーキ | 前:ディスク 前:ベンチレーテッドディスク (スティングレー HYBRID T) 後:リーディング・トレーリング |
姉妹車 | マツダ・フレア(2代目) |
ダイハツタント
FFレイアウトながら2,000mm(初代)の長い室内長と、発売時に軽自動車のなかで最長となる2,440mmのロングホイールベースが特長でした。
「タント」の車名が示す通り、同社で発売されている「ムーヴ」よりもキャビンの拡大を図っており、結果として全高1,700mmを超え「軽スーパーハイトワゴン」というジャンルを確立させました。
販売期間 | 2019年7月9日- |
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乗車定員 | 4名 |
ボディタイプ | 5ドア軽トールワゴン |
エンジン | KF-DE型: 658cc 直列3気筒DOHC KF-DET型: 658cc 直列3気筒DOHCインタークーラー付ターボ |
駆動方式 | FF/4WD |
変速機 | CVT |
サスペンション | 前:マクファーソン・ストラット式コイルスプリング 後:トーションビーム式コイルスプリング(2WD) 後:3リンク式コイルスプリング(4WD) |
全長 | 3,395mm |
全幅 | 1,475mm |
全高 | 1,755mm(2WD) 1,775mm(4WD) |
ホイールベース | 2,460mm |
車両重量 | 880-1000kg |
姉妹車 | スバル・シフォン(2代目) |
プラットフォーム | DNGA-Aプラットフォーム |
三菱eKシリーズで初めに販売された車種です。
基本メカニズムをミニカおよびトッポBJから流用し、当初はコラム式3速ATのみの設定で、4WDは選べるものの、当初はターボは用意されていませんでした。
ルームライトやミラーをダイハツ・ムーヴの部品をそのまま流用して装備する等、実用的な軽乗用車全体的に見ても極めて異例なほどの割り切った仕様により安価を実現しました。
インパネは、最初から2DINオーディオスペースが採用されていました(のちに三菱製軽自動車は全車2DINとなる)。
ベーシックで性別や年齢を問わないデザインや、同時期に発売されたSUVのエアトレック同様機械式駐車場に入る1,550mmに抑えた全高が特徴です。
また、三菱の販売チャネル統合前はカープラザ店で取り扱っていた唯一の軽自動車でもありました。
センターメーターが採用されており、MT車も設定されていました。
販売期間 | 2019年3月28日 - |
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乗車定員 | 4名 |
ボディタイプ | 5ドア軽トールワゴン |
エンジン | BR06型: 659cc 直列3気筒DOHC |
駆動方式 | 前輪駆動(2WD車) 四輪駆動(4WD車) |
最高出力 | エンジン: 38kW (52PS)/6,400rpm |
最大トルク | 60N・m (6.1kgf・m)/ 3,600rpm |
変速機 | CVT |
サスペンション | 前:ストラット式 後:トーションビーム式 (2WD車) 後:トルクアーム式3リンク (4WD車) |
全長 | 3,395mm |
全幅 | 1,475mm |
全高 | 1,640mm(2WD車) 1,660mm(4WD車) |
ホイールベース | 2,495mm |
車両重量 | 830-890kg |
ブレーキ | 前:ディスク 後:リーディングトレーリング式ドラム |
プラットフォームを共用する車種 | 日産・デイズ |
プラットフォーム | 日産・CMF-Aプラットフォーム |
現時点で7代51年(ただしキャリイバンを除いた場合は6代33年)の歴史があり、軽自動車の中では4番目に息の長い車名です。
マツダにOEM供給を行っているスクラム、日産自動車にOEM供給を行っているNV100クリッパー/NV100クリッパーリオ、三菱自動車工業にOEM供給を行っているミニキャブバン/タウンボックスは、この車両を元にエンブレムや一部外装パーツの変更を行ったものです。
大宇国民車(現:韓国GM)からは、2代目(キャリイにおける9代目)が「ダマス(DAMAS)」(キャリイトラックは「ラボ(LABO)」)という名称で登場し、いずれも現在も韓国やウズベキスタン(GMウズベキスタン)で生産されていますが、ダマスはフェイスリフトを受け、「ダマスII」に進化しています(その大宇国民車経由で南米でも「Chevrolet CMV」として販売されています)。
台湾・福特六和においては2代目が「フォード・プロント」、4代目が「フォード・PRZ」としても販売されました。
販売期間 | 2015年2月 - |
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乗車定員 | 4人 |
ボディタイプ | 5ドアセミキャブオーバー型ワンボックスカー/ライトバン |
エンジン | R06A型 660cc 直3 DOHC 吸気VVT R06A型 660c 直3 DOHC 吸気VVT インタークーラーターボ |
駆動方式 | FR/4WD |
変速機 | 5MT/5AGS/4AT |
サスペンション | 前:マクファーソンストラット +コイルスプリング 後:I.T.L. (アイソレーテッド・トレーリング・リンク)+コイルスプリング |
全長 | 3,395mm |
全幅 | 1,475mm |
全高 | 1,800-1,910mm |
ホイールベース | 2,430mm |
車両重量 | 840-970kg |
姉妹車/OEM | マツダ・スクラムバン(5代目)/ワゴン(3代目) 日産・NV100クリッパー(3代目) 三菱・ミニキャブ(8代目) |