風呂のタイルの目地修理


24年も住み続けているマンションなので、風呂の床の目地が大分やせてきています。

なんとかDIYで補修できないか調べてみました。


カビ取り

まずは目地にはびこった黒いカビを取り除いておかないといけません。

一度発生したカビは洗剤で拭き取っても広がるだけなので、カビ取り剤で除去します。

1.換気をよくし、ゴム手袋や浴室用の靴をはき手足を保護します。

ゴム手袋を折りかえしておくとたれてきません。

2.タイルの黒カビを落とすには『カビキラー』などの塩素系漂白剤を使います。

塩素系漂白剤はカビが張った根の色素を分解して真っ白にする力をもっています。

スプレータイプのものが使いやすいです。
簡単にできるのがラップでパックする方法です。

ゴミが出るのがデメリットですが、広い範囲も簡単にキレイにできるのが特徴です。

目地のカビを中心に漂白剤スプレーをかけます。

漂白剤が流れないように上からラップをかぶせます。

ラップの上から指で押して漂白剤を広げると浸透力アップします。

5~10分そのままにしておきます。


汚れがひどいときは放置する時間を長めにとります。

3.ラップを外して、シャワーなどで流す。足にかからないように注意する。

塩素系漂白剤を使うときは、こすり洗いする必要はありません。

一度で落ちないときは、何回か繰り返すことで少しずつ薄くなります。

カビが狭い範囲に集中してできているときにおすすめなのが、片栗粉ペーストを使う方法です。

洗面器などの器に5回ほど漂白剤をスプレーし、片栗粉を少しずつ加えてペースト状にします。

ゴム手袋を着用し目立つ場所を中心に、指で塗り込みます。

5分ほど放置してからシャワーで流せば完了です



目地落ちが小範囲のとき

粉末のタイル用ホワイトセメント (タイル目地材又は、タイル目地補修材)を使います。

まず欠け落ちた周囲をマイナスドライバーなどでかき落とします。



用意しておいた目地材に水を加えて練ります。


ちなみに水は少しずつ加えて練るのがコツで、お菓子の缶のフタのようなものに移すと練りやすくなります。


補修材に水を入れると硬化が始まります。

補修箇所が多い場合は、一気に補修材を用意せず、作業時間を考えて小分けにして準備します。

補修剤はアルカリ性で手が荒れるので、ビニール手袋を使うと良いです。

埋める目地を水でぬらしてから、練って粘土状にした目地補修材を指で隙間に埋めていきます。

目地の隙間にぎゅっと押し込みます。

隙間全体が埋まるように指でならします。


補修剤に入れた水分が少ないと表面が少し凸凹した感じになります。

指に水をつけながら埋めていくときれいに仕上がります。


仕上げに指を水で濡らして滑らかになるように目地をなぞると綺麗になります。

目地材が完全に乾燥して固まってしまう前に、はみ出してしまった部分の目地材やタイルについた目地材は、ぬれた布で拭き取り、最後にカラ拭きします。

目地材は1時間くらいするとカチカチに固まります。

少し手間ですが、目地のキワをマスキングテープで養生して、目地材を埋め込んでへらとかで整形した直後に、マスキングを剥がす方法だと、コツもいらず楽で綺麗に仕上がります。



目地落ちが広範囲のとき

「目地落ちが小範囲のとき」と同様の材料を使用します。

練った目地材をゴムベラで目地にすり込むように埋めていきます。

目地材を塗る際には専用のヘラを使うと良いです。
タイルからはみ出た目地材はできるだけかき取っておきます。

タイルについた目地材はぬれた布で押さえつけるように拭き取ります。

乾き始めた頃に1度、完全に乾いてからもう一度目地材を拭き取っておきます。


浴槽のすきまの補修

1. 浴槽と壁面の間のすきまを新しくする場合、チューブ入りのシリコン系充てん剤(バスボンド、シリコンシーラント)を使用します。 

古いシールをはがします。

はがれにくい場合はカッターナイフなどで取り除き、石けんなどの汚れをよく拭き取り、よく乾かします。

2. 仕上げをきれいにするためにマスキングをします。
すき間を残して両端にマスキングテープを張ります。

3. 充てん剤は、ノズルの先をすき間にあて、絞りながら埋めていきます。

この時多少盛り上がるぐらいに埋めていきます。

4. 最後に水をつけた指で押さえるようにならしていきます。

出来上がったらマスキングテープをすぐにはがします。