扇子の修理


扇子の構造



親骨は扇子を開いたときに左右両端にある2本の骨です。

中骨は親骨以外の細くて薄い骨です。

要は親骨と中骨すべてを束ねて固定する部分です。


要の修理

用意するのは、ボールペンの芯、輪ゴム、アイロン、クッキングシート、ハサミです。

扇子を、ばらけないように輪ゴムでまとめておきます。

要の穴に合うサイズのボールペンの芯を用意します。

ボールペンの芯は、インクの入っていない部分だけを使用します。


芯を扇子の幅よりも長めに切っておきます。

芯を要の穴から2㎜ほど先に出るように差し込みます。


芯が穴から抜けないように、熱したアイロンで溶かして潰します。

直にアイロンを当てると、溶けてアイロンにくっついてしまいます。


アイロンと扇子の間にクッキングシートを挟んで熱をかけるようにします。

アイロンの熱で溶けた芯は針の頭のようになり、穴から抜けなくなります。

芯の反対側も2㎜ほど出して同じようにアイロンで溶かします。


画ビョウのような道具を使うと、きれいに仕上がるようです。


破れてしまった扇子修理

通常は、和紙を貼って修理することが多いようです。

澱粉糊は、乾くのに少し時間がかかりますがよくくっ付きます。

水を加え筆で塗れる程度の柔らかさに練ります。

糊は紙の方へ付けます。

骨のほうに付けると皺ができやすいです。

澱粉糊と木工ポンドを等量混ぜ合わせて用いると接着力が上がるとともに耐水性もよくなります。


少し大きめに貼って、後からハサミで切ると見栄えが良いです。

また簡易的に、薄いマスキングテープで修理することもできるようです。


少し柄のあるテープを使うと、味のある仕上がりになるようです。