1分間タイムマシン One-Minute Time Machine


原題 One-Minute Time Machine(一分間タイムマシン)

公開年:2014年

上映時間:6分

監督:デボン・アベリイ(Devon Avery)

脚本:ショーン・クラウチ(Sean Crouch)

出演:ブライアン・ディーツェン(Brian Dietzen)、エリン・ヘイズ(Erinn Hayes)

この短編映画は、2014年のヴェイル国際映画祭で初公開されました。

赤いボタンを押せば、記憶を残したまま1分前に戻れる「1分間タイムマシン」を持った男が、女性の心を射止めようとする物語です。

タイムマシンを使った、ループ物ストーリーで、コメディタッチで楽しく観れます。


あらすじ

男性ジェームスがベンチに座っている女性レジーナに「座ってもいい?」と声をかけるところから始まります。

ジェームスの手元には携帯型のタイムマシンがあります。

これは「1分間だけ時間を戻すことができる」というものです。

ジェームスはレジーナを何とか口説こうとしますが上手くいきません。

その度に「1分間タイムマシン」のボタンを押して過去に戻ります。

そして…何度かボタンを押した後やっと自分の家に誘うことに成功します。

その時レジーナが本を落とします。

ジェームスが本を拾い、レジーナに尋ねます「科学が好きなの?」

レジーナは「5歳の姪が好きなの。私は量子力学の博士号をもっているのよ」

レジーナと話を合わせるためにまた何度かボタンを押します。

ジェームスは、再度過去に戻り、レジーナから本を取り上げ読み始めるも、長すぎて断念します。

そこで、ジェームスは「このボタンを押してタイムトラベルをしている」とレジーナに告げます。

量子力学の学者であるレジーナは「あなたがそのボタンを押すたびに、1分前の世界に存在するパラレルワールドにあなたのコピーを作ってるだけなの。 そうすると、タイムトラベルをする前のあなたは、毎回死んでるのよ。」と言います。

今まで何度もボタンを押してきたジェームスですが、その度に死んでいたと聞かされて驚きます。

レジーナから何回ボタンを押したの?と聞かれ、ジェームスは「16回くらい」と答えます。