目に残像が長く残る


早朝、ゴミ出しに出て、戻ってきたら、左目の左上の方に横線のような残像が残っていて、暗い場所を見ている時や目を閉じても中々消えませんでした。

再度ベッドに入って、1,2時間後に起床した時には消えていました。一体何であったのかネットで調べてみました。


残像

人間の目は特に何の問題もなくても、約4秒間は残像を保持する仕組みになっています。 

疲労時には、この残像がより長い時間残ってしまう傾向があります。

栄養不足の時も頻繁に残像が残ると言われています。日頃からの偏った食生活をしている人は注意が必要です。


対策

最も効果的なのは睡眠ですが、起きている間に目をスッキリさせる方法は下記の通りです。

1)目の周りを指で痛くない程度に押してみます。

2)ホットタオルで目を温めるとスッキリします。

3)こめかみや首筋を指で押してマッサージします。

中心性漿液性脈絡網膜症

目の中心近辺に、いつまでも残像が残っていると思いきや、病院で、中心性漿液性脈絡網膜症であると診断されることがあります。

中心性漿液性脈絡網膜症(ちゅうしんせいしょうえきせいもうみゃくらくまくしょう)は、黄斑部に血液中の水分がにじみ出て腫れることで、見る機能が低下し、中心が暗く感じる(中心暗点)、網膜下液で網膜の変形がおこり、物がゆがんで見える、ぼやけて見える、小さく見える、色が違って見えるなどの症状がでます。

片方の目におこることが多く、20代~50代の男性に発症しやすく、中でも30歳~40歳に頻度が高いとされます。

大幅な視力の低下はおこらないことが多いですが、網膜剥離の状態が長く続く、再発を繰り返すなどの場合には、視力の低下がおこることもあります。

加齢黄斑変性症(加齢により黄斑部に異常がおこる病気)に症状がよく似ており、加齢黄斑変性症に将来的になりやすいと考えられています。

過労や精神的なストレスがこの病気のきっかけになることが多く、「目の胃潰瘍」のような状態です。

ストレスの原因を避けて心身の安定が保てる生活を送ることが大切です。

数カ月から半年くらいで自然に回復することも多い病気です。

寝不足により後遺症が悪化する場合があるので、十分な睡眠が必要です。