ホンダ・N-ONE

 現在生産されている軽自動車では、ほとんどが車高1600㎜以上のトールタイプで、車高1550㎜以下の軽自動車は、スズキ・アルトやダイハツ・ミラなどの廉価車かホンダ・N-ONEなどあまり多くありません。


ホンダ・N-ONE 2代目 JG3/4型(2020年 - )

N-ONE(エヌワン)は、本田技研工業が生産、販売するトールワゴン・セミトールワゴン型の軽自動車です。


軽乗用車N360をモチーフに「人のためのスペースは最大に、メカニズムは最小に」の基本思想であるM・M(マン・マキシマム/メカ・ミニマム)思想を受け継ぎ、新しいベーシックカーの創造を目指して開発されました。

初代モデルの販売終了から約7カ月経った後の11月に、発売8年目にして初めてフルモデルチェンジされました。

初代モデル(LOW DOWN仕様)の鋼鉄製部分のパネルを流用して外観を引き継ぎながら、バンパーやグリルを垂直に立てつつバンパー下部の造形が変更され、リアは左右のバンパーコーナーに向かって水平に広がるラインに横長のリフレクターが配されました。

あえて外観を大きく変更しなかった理由について、ホンダは 日経クロストレンド誌の取材に対し『初代のオーナーからの聞き取り調査でも、「デザインは変えないでほしい」という声が大きかった。』と答えています


そこで、N-ONEの形を変えず、「中身」を進化させることが決まりましたが、 基本骨格(プラットホーム)を共有する他のNシリーズとは異なる部分が多く、想定以上に苦労したといいます。


また、全高はFF車は初代モデルの「LOW DOWN」や「RS」と同じ高さとなる1,540mmに統一され、4WD車は初代モデルよりも60mm低くなりました。


このため、2代目からは事実上当車種そのものが軽セミトールワゴンにカテゴライズされることとなりました。


メカニズム

エンジンはS07B型に換装されました。


スペックは初代モデルのS07A型とほぼ同じですが、WLTCモードによる燃料消費率及び排出ガスに対応(燃料消費率はJC08モードも併記)し、「平成30年排出ガス基準75%低減レベル(☆☆☆☆☆)」認定を取得しました。



トランスミッションはCVTに加え、6MTを設定しました。


機能・装備

初代モデルでは2014年5月のマイナーモデルチェンジから装備されている安全装備については、2代目モデルでは安全運転支援システム「Honda SENSING」に強化されました。

2代目N-ONEでは、衝突軽減ブレーキ(CBMS)、歩行者事故低減ステアリング、先行車発進お知らせ機能、標識認識機能、路外逸脱抑制機能、ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)、LKAS(車線維持支援システム)、オートハイビームで構成されています。



CVT車はこれらの機能・装備に誤発進抑制機能と後方誤発進抑制機能が追加され、ACCが渋滞追従機能付となります。




また、2代目N-WGNに採用されたパーキングセンサーシステム、オートブレーキホールド機能、電子制御パーキングブレーキが装備されました。


そのほか、後席ドアの開閉履歴をもとに、荷物の置き忘れや乗員の存在をマルチインフォメーション・ディスプレーの表示と音で知らせるリアシートリマインダーを軽自動車で初めて装備されました。


仕様


概要
販売期間2020年11月20日 -
(発表:2020年11月19日)
ボディ
乗車定員4名
ボディタイプ5ドア軽セミトールワゴン(FF車全車)
5ドア軽トールワゴン(4WD車全車)
駆動方式前輪駆動(FF車)
四輪駆動(4WD車)
パワートレイン
エンジンS07B型:
658cc 直列3気筒DOHC
S07B型:
658cc 直列3気筒DOHCターボ
最高出力43kW (58PS)/7,300rpm
(NA車)
47kW (64PS)/6,000rpm
(ターボ車)
最大トルク65N・m (6.6kgf・m)/
4,800rpm(NA車)
104N・m (10.6kgf・m)/
2,600rpm (ターボ車)
変速機6速MT(RSのみ)
無段変速オートマチック(CVT)
(ターボ車はマニュアルモード付)
サスペンション
前:マクファーソン式
後:車軸式(FF車)
後:ド・ディオン式(4WD車)
車両寸法
ホイールベース2,520mm
全長3,395mm
全幅1,475mm
全高1,545mm(FF車)
1,570mm(4WD車)
車両重量840 - 910kg
その他
ブレーキ前:油圧式ディスク
後:油圧式リーディング・トレーリング


JNCAP安全評価試験


2021年に行われたホンダ・N-ONEの試験映像です。


衝突安全性能

Bランク 76%  (76.41点 / 100点)

フルラップ前面衝突(運転席)
レベル4
レベル 4 /5
フルラップ前面衝突(助手席)
レベル4
レベル 4 /5
オフセット前面衝突(運転席)
レベル5
レベル 5 /5
オフセット前面衝突(後席)
レベル3
レベル 3 /5
側面衝突(運転席)
レベル5
レベル 5 /5
後面衝突頚部保護 (運転席)
レベル4
レベル 4 /5
後面衝突頚部保護 (助手席)
レベル4
レベル 4 /5
歩行者保護 (頭部)
レベル3
レベル 3 /5
歩行者保護 (脚部)
レベル5
レベル 5 /5
シートベルト着用警報
レベル2
レベル 2 /5
助手席[ ○ ] 後席[ ○ ]


予防安全性能

Aランク 93%  (76.75点 / 82点)

被害軽減ブレーキ[対車両]
レベル5
レベル 5 /5
被害軽減ブレーキ[対歩行者:昼間]
レベル5
レベル 5 /5
被害軽減ブレーキ[対歩行者:夜間]
レベル5
レベル 5 /5
車線逸脱抑制
レベル5
レベル 5 /5
後方視界情報
レベル5
レベル 5 /5
高機能前照灯
レベル4
レベル 4 /5
ペダル踏み間違い時加速抑制
レベル4
レベル 4 /5