Xperia Z5 Premiumのバッテリー交換

 Xperia Z5 Premiumを大分酷使したので、バッテリーが膨張してきました。

買い替えも考えましたが、Sonyの後継品の価格はまだまだ高く、簡単に買える状況ではないので、バッテリーの交換方法を調べることにしました。


手順

スマホを解体する前に、バッテリーの残量を25%以下まで放電します。

充電されたリチウムイオンバッテリー は引火の原因となったり、アクシデントで穴を開けてしまうと爆発の恐れがあります。

バックカバーを開けるときに、 余計な配線に触れないように注意します。

ただし、防水仕様の「Xperia」は、水が入らないように強力に接着されているので、簡単には剥がせません。

 ドライヤーを使って10秒程度、軽く温めると剥がしやすくなります。

カバーのへこみにオープナーキットのヘラを慎重に差し込んで、丁寧に剥がします。

修理完了後、再組み立てをする際に接着シールを交換しない場合、通常通り機能しますが、防水性能を失っています。

デバイスを再組み立てする際は、コンポーネントを再装着するために”交換用の接着剤”をご用意します。




バックカバー取り外し


作業を始める前に、デバイスの電源を切ります。

ドライヤーなどを使って、リアガラスの下の接着剤を柔らかくします。


吸盤ハンドルをリアガラスの下、できるだけ端に近い位置に取り付けます。

吸盤ハンドルを引き上げて、隙間を作ります。


リアガラスをデバイスアセンブリからさらに引き上げて、生じた隙間に開口ピックを差し込みます。


慎重にリアガラスを持ち上げて外します。

バッテリー取り外し


スパッジャーを使って、バッテリーフレックスケーブルの接続を外します


バッテリー下に付けられた接着ストリップは非常に簡単に切れます。 

ゆっくりと一定の動きで、低い角度でタブを引っ張ります。


接着ストリップが切れないように、ピンセットで巻きつけるようにして引き抜くと上手くいきます。

ピンセットを使って、バッテリーの下から接着ストリップを引き抜きます。

接着テープが途中で切れてしまい、引き抜けない場合は、イソプロピルアルコールまたはドライヤー等を使用して、接着剤を柔らかくします。 

接着剤が十分に柔らかくなった後に、開口ピックやプラスチックカードなどのてこツールを使用して、バッテリーをこじ開けます。


ピンセットを使って、バッテリーの下から2本目の接着ストリップを引き抜きます。

差し込んだ開口ピックを使って、バッテリーを奥から押し出します。

バッテリーを取り出します。

ミッドフレームから残りの接着剤を綺麗に除去します。

布で綺麗に接着面をクリーニングしてから、新しい接着剤を付けて装着します。

交換用バッテリーは端子が短いので、先に端子を装着してから、バッテリーを所定の場所に装着します。

新しい接着剤を付けて、バックカバーを取り付ける前に、スマホの電源を入れて修理が上手くいったかを確認します。