今年のダイレクト型自動車保険比較
2023年10月に約27年乗り続けたトヨタマークⅡグランデ2.5Lを売却して、しばらくカーシェアを利用していましたが、90代の義父母が、立て続けに体調を崩し、何度か救急外来に駆け込む事態があり、いつでも必要な時に、駆け付け可能とするため、2024年の8月に、中古のスバル・インプレッサスポーツを購入しました。
私も去年は73歳になってしまったため、残り10年乗るかどうかという年齢を鑑みて、総支払額100万円以下、自動ブレーキ装備でブレーキ踏み間違いで完全停止することを条件として、約7年落ちの2017年製インプレッサスポーツB型を購入しました。
義父母を乗せる可能性があるため、後席のある程度の広さと、予算内でできるだけ安全仕様機能のある車種としました。
マークⅡを売却した時に、任意自動車保険契約していたSBI損保からは中断証明書を発行してもらっていたので、インプレッサ購入時に、この中断証明者を使って、中断前の等級を引き継いで再開可能なネット契約できる自動車損保会社4社の保険見積もりを比較して最安値のソニー損保を選択しました。
インプレッサ購入後1年が経って、今年は何の制約も無く、ダイレクト自動車保険会社を選択して等級を引き継げるようになったので、例年通り各損保会社のホームページにアクセスして保険見積もりを確認し比較しました。
自動車保険料の推移
私がまだ会社員であった65歳まで入っていた自動車保険は、三井住友海上火災保険で会社の団体扱いで、大口団体割引が適応されても年間27,240円でした。
定年退職後、ネットでダイレクト型自動車保険を利用するようになり、保険料が約1万円ほども大幅に下がりました。
8年前:SBI損保、年間保険料17,830円
7年前:セコム、年間保険料18,190円
6年前:SBI損保、年間保険料17,570円
5年前:セコム、年間保険料16,720円
4年前:SBI損保、年間保険料17,880円
3年前:チューリッヒ保険、年間保険料20,660円
2年前:SBI損保、年間保険料15,280円
1年前:ソニー損保、年間保険料16,070円
セコム損保とSBI損保を1年毎に交互に契約していた時期もありましたが、70歳を超えたことによりセコム損保の高齢運転者対象外特約が使えなくなり保険料が上がったため、4年前から変わりました。途中で付帯条件の見直しを行っているので、全く同じ条件ではありませんが、保険料は3年前を除き、ほぼ同じような金額で推移してきました。
一括見積りサイト
ネットでの一括見積は一見便利で楽そうですが、各保険会社からの見積もりが、バラバラで送られてくるため、時間がかかるのに加えて、細かい付帯条件が揃っていないので、結局各保険会社のホームページへ直接アクセスして、再度必要項目を再入力して見積もりを出すことになります。
ネット一括見積サイトでアイスクリーム券やコーヒー券などのサービスをゲットする目的があるのでなければ、直接ネットで、各保険会社ホームページにて手入力で見積もり金額を出した方が早くて確実です。
但し、各保険会社ホームページで、自動車保険見積もりをするためには、IDやパスワードを設定取得する必要があります。
一度見積もりを出して登録すると、契約しなくても、IDやパスワードが有効であれば、毎年最初から入力する必要がない場合があります。
しかし、見積比較の結果、契約しなかった保険会社で翌年に再度見積もりする場合は、最初から新規見積もりとしてすべての項目を入力する必要があることもあります。
見積もり条件
対人・対物を無制限とするのは毎年変わりません。人身障害補償は3,000万円、オプションは対物差額修理補償以外はつけないのも同じです。
車両保険は、48年以上も車に乗ってきて、トラックの飛び石でフロントガラスに蟹目状の傷を数回付けられた時以外、その必要を感じたことはありません。
飛び石は、計3回ほど、フロントガラスに、トラックとのすれ違い直後と前走行車の小石跳ね飛ばしによる被害を受けましたが、都度逃げられました。
フロントガラスへの飛び石は落胆と不安が大きいですが、27年近く乗ったマークⅡの場合、傷が広がることも無く、そのままの状態で売却もできました。
弁護士費用等補償特約については、以前は毎年付帯してきましたが、一度も使ったことがないのと、色々と検討した結果、代用の対策も考えられるので、数年前から付帯しないことにしました。
保険料の順位
例年8社の見積もりを検討してきました。保険料が最も安い傾向にある、SBI損保をはじめ、、チューリッヒ保険、三井ダイレクト損保、セコム損保、イーデザイン損保、アクサダイレクト、セゾン損保 、ソニー損保、等のダイレクト型損保会社です。
8社見積もりの付帯条件は、完全には合わせることはできません。
例えば、イーデザイン損保は他社ではオプションの弁護士費用等補償特約が標準で自動付帯されています。
ソニー損保は、他車運転特約が自動付帯されています。
セコム損保は、8社中唯一、対物賠償保険に免責金額設定を設定することができ、保険料が安くできます。
免責金額設定は、小さな物損で、3万円程度であれば、等級が下がることを考えると保険を使わない方が有利と考えられます。
免責金額設定を付帯条件に組み込むことは理にかなっていると考えられますが、あまり大きな金額を設定すると、自動車任意保険を掛ける意義が薄れます。
またセコム損保には、独自の高齢運転者対象外特約(70歳以上)がありますが、私は4年前からこの特約を付けられなくなってしまい、保険料見積もりが大幅に上がってしまいました。
また、一般的に古い車は、自動ブレーキなどが装備されていないと、料金クラスが悪化します。
また車種が古くなると、部品入手が困難になるため、修理費が高くなるということもあるかもしれません。
今年の8社の保険料の順位
今年の8社の保険料の順位は下記の通りとなりました。
4社の見積もりは、安い順に、SBI損保¥10,550 、セコム損保¥11,660、チューリッヒ保険¥12,230、三井ダイレクト損保¥13,840、イーデザイン損保¥14,874、セゾン損保¥17,190、ソニー損保¥18,870、アクサダイレクト¥19,170、の結果となりました。
今年の最安契約損保会社はSBI損保¥10,550となりました。
私が契約してきた今までの自動車任意保険で最も安い保険料となりました。
料金クラス
保険料が下がったのは、車種がトヨタマークⅡからスバルインプレッサに変わり、自動ブレーキ等の安全装備により、料金クラスが大幅に改善された効果が大きかったのではないかと思います。
因みにトヨタマークⅡからスバルインプレッサに変わり、料金クラスは下記のようになりました。
車両料金クラス 10→6
対人料金クラス 12→3
対物料金クラス 9→4
傷害料金クラス 7→1
特にスバルインプレッサは、歩行者用エアバッグが装備されているので、料金クラスへの寄与度が大きいと考えられます。
また、この装備があるため、修理費用が高くつくというデメリットもあります。