エンジンオイル交換を簡単に済ませる方法

 トヨタ・マークⅡを一昨年に売却するまでは、エンジンオイル交換は、定期点検時のディーラーのサービス無料交換に頼っていたため、そのための道具を一切用意したことがありませんでした。

去年の8月にスバル・インプレッサスポーツを中古車で購入して、ディーラーでエンジンオイル交換を依頼すると高額であることに驚き、ディーラーの勧めを丁重にお断りしました。

しかし、いざオイル交換を自分で何とかしようとすると、道具を揃えないといけません。

エンジンオイル交換は、マークⅡ以前は1回だけ試みたことがあり、それ以外は面倒で、当時の交換費用も大した金額ではなかったので馴染の整備工場任せでした。

1回だけ試みた時の名残として、オイルフィルターを殆ど破壊してしまうベルト式フィルターレンチが車の工具箱に入っています。

ネットでは初心者用として、オイル交換のため車の前輪を上げるため、カースロープが勧められているようです。

インプレッサは地上最低高が130mmしかないため170㎜以上の高さのカースロープが推奨されるのですが、カースロープへ乗り上げる時にフロントバンパーの下面を擦ってしまうようです。

オイルチェンジャーもお薦めのようですが、随分と高価格です。

結局は、フロアジャッキとリジットラックの組み合わせかと思いますが、これもまた大層な購入金額が掛かります。

車のエンジンオイルを交換するために、もっと安価で簡便な方法がないかネットで調べてみました。


安価で簡便な方法

「車のオイル交換を自分でやる場合ですが、オイルパンがボンネット下なのでジャッキアップしますが、安全面でタイヤにブロックをかますほうがいいですか。

 もっといいやり方ありませんか」


「ブロックは案外もろいので、危ないです 

私はウマの代わりに木造住宅で廃棄される柱の切れ端をもらってきて組み積みしています 

輪留めも木っ端をハス切りにした物を活用しています 

電動のこぎりでもあれば、無料で安全を確保できますよ 

くれぐれもピョン吉状態にならないよう、安全には十分すぎるほど気を使ってください 

補足 

ブロックよりコンクリートの塊のほうが安全ですね 

極論を言えば完璧なんてあり得ないと思いますが・・・ 

ウマだって破損や地面の状態が悪ければコケないなんて保証はありません 

整備工場に設置されている4輪のプロ用のジャッキだって、故障や操作ミスでご臨終になる可能性が無いとは言えません 

スロープを使っても、その時にタイヤがバーストしたら一貫の終わりになるかもしれません 

リスクを嫌うならショップに任せたほうが無難です 

ご自身が納得できる処置を行い、リスクを覚悟して作業するのがDIYだと思います

 ドレンを緩める時は一気にトルクをかけても、ネジを舐めないような体制を作れる事が大切です 

しつこい様ですが、くれぐれも怪我をしない事とドレンのネジを舐めないように気を付けてくださいね」


「ウマをかますのが安全ですが、ウマの掛け方というものもあるので質問者様にはジャンプなどの雑誌をスロープ代わりにするのがいいかと… 

あれは安いし、何よりブロックや木片と違い割れませんからね。 

割れないと言うのはとても重要で、普通に手に入る園芸ブロックや角材では突然割れたり砕けたりします。 

そのてん雑誌は多少つぶれますが割れたりと言う事がありませんから安心です。 

2~3冊程度をガムテープでぐるぐる巻いた物を4つ準備し、ジャッキアップした前後タイヤの下におけば大体の水平も出せますかららくらくオイル交換が可能です。 

これは自分や車に合った高さのものが作れますからさまざまな場所で使えます(週間ジャンプが微調整できていいかもw) 

更に軽自動車でしたらジャッキポイントにこの雑誌ウマ(ジャンプウマと自分は呼んでますw)かけてローテーションぐらいは出来ますからね(あまりお勧めは出来ませんが) まぁ参考程度に」


「下抜きでもっとも金の掛からない方法は、ドレンプラグにアクセスし易い方のタイヤをジャツキアップします。 

そしてタイヤの下に重量ブロックか適当な厚板をかませます。(車の下に潜り込める最小限の高さでOKです。) 


次にジャツキをダウンします。

この状態で車の下に潜り込みドレンプラグを外します。 

この方法の欠点は車が傾くのでオイルを全量抜くには更にもう一手間かかることです。 

完璧を求めない方は、これだけでも十分オイルパンのオイルが大部分抜けます。 

完璧を求める方は、抜けるだけオイルを抜いたらジャツキアップしブロックなどを取り外して車を水平にするともう少しオイルが抜けます。(そこまでやってもオイルエレメント内・エンジン内に古いオイルが残っていますが。) 

それから、同様な手順でドレンボルトを締めます。 

注意して頂くのは手抜きをしてジャツキだけで車の下に潜り込まないことです。→非常に危険です。 

ウマを使えば安心ですが、ガレージジャツキが必要です。

車載ジャツキだとサイドシルにウマをかけることは出来ません。(車載ジャツキがかかっていますからね。) 

ガレージジャツキとウマがセットで必要ですから金が掛かります。

更に水平にするには手間が掛かります。 」


「ジャッキはパンタジャッキが最適。

 ・クルマに標準で備え付けられたものは片輪分の車重にしか耐えられないので、社外品で1t以上の耐久性があるしっかりしたモノを購入(2000円程度)し、普段からこちらのジャッキ(1t以上用)の方を使う事をお勧めする。

車載常備のジャッキはクルマの荷物を降ろしてマットを剥がさないと取り出せないので。

 ・因みに、油圧ジャッキで安価(コンパクトサイズ)なモノは、リフト量が足りず、ブロックをタイヤの下に差し込むことができない。

 ・“フロア”ジャッキはフロア用であって、車両サイドに架けてのジャッキアップはしないでください。危ないので。」



私のスバル・インプレッサスポーツの場合は、高さ100㎜あるブロックは、車載のパンタジャッキではそこまで上げることができませんでした。

パンタジャッキで最大上げた時に、タイヤとの隙間は80㎜、サイドリップと地上との隙間は300㎜あるので、体は入れられますが、非常に危険を伴うので避けるべきと考えます。



「簡単なのは上抜きです。(大部分の車が下抜きより上抜きの方がオイルが抜けます) 

オイルチェンジャーを使用します。

電動式とエア式がありますがエア式の方が良いと思います。 

私は、下抜きから(長年の間)→電動オイルチェンジャー(横山製)→エア式(アストロプロダクト製)と変わりました。

上抜きは便利ですし下抜きより抜けます。(試しに下抜きで抜いた後に上抜きしてみたら更に抜けました。) 

注意することは大部分の車は上抜きで抜けますが、上抜きでは抜けない車があることです。

ディラー・GS・ネットで予め調べてください。 

※※補足について(ブロックの種類) 

コンクリートブロックは、コンクリートの密度・材料によりA~C種量があります。

一般的に軽量・半重量・重量ブロックと呼ばれています。 

軽量ブロックはホームセンター等でよく見かける物です。

重量ブロックは建築資材の店にあります。(最近は建築資材全般を扱っている大型ホームセンターには売っている店があります。) 

軽量ブロックは、珪砂+セメントで造られており重量が軽く強度がありません。

車の重量を掛けるのにはリスクがあります。 

重量ブロックは、砂+セメント(ブロックの色が黒っぽい)で造られており重くて強度があります。

車位の重量では強度的にまったく問題がありません。 

もっと強度が欲しい場合は穴がないソリッドのブロックもあります。 

お店に行って「重量ブロックが欲しい」と言って買ってください。」


「簡単な方法 

4輪(オイルパン形状やドレン位置によっては2輪だけでも可)にホームセンターで売ってる路側の段差越えのプラスチックと軽量セメントブロックを1個づつ置いて乗り上げる(タイヤを外さない作業はこれで充分 安全だし..)」


「まあ枕木を斜めにカットしてスロープ作るのが無難。 

でもある程度の現場的センスや知識が必要。 

斜めにカットするときの角度は30度以下でしょう。 

それと乗り上げる時滑らないようにするのと、 行き過ぎて枕木から落ちないようにしないと事故の元。 


安くあげるなら木の板です。ホームセンターでカットしてもらうと簡単です。

カーマホームセンターでの木材カット費用は、1カットあたり50円です。

持ち込み品のカットは行っていないため、購入した木材をその場でカットしてもらう必要があります。

カットの際は、事前に必要な寸法やカット方法を店員に伝えることが重要です


もし土ならタイヤの場所は触らないで、 バンパー先端からドレンパンのところまで20cm位の深さで穴掘れば? 

タイヤの近く掘ると土が崩れますのである程度の距離は必要ですが。 

金はかからないがある程度体力はいる。」


「フロントの左右どちらかのジャッキアップポイントを車載ジャッキで上げてフロアパネルのフレーム形状のところをリジットラックに乗せる方法が安全です。 

ホームセンターに3000円程度で売っています。 https://www.astro-p.co.jp/i/2007000004296


スロープでもこのくらいの高さないと潜れませんよ。 実体験で言うんだから間違いありません



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リフトアップなしでエンジンオイルを交換


リフトアップなしの作業でエンジンオイルを交換するには、ハンドルを右に一杯切った状態で停車します。

こうすることでタイヤとバンパーの間に隙間が生まれその間からエンジンルームの下回りに潜りこめるようになり、作業性が格段に上がります。

段ボールなどを敷いて服が汚れないようにしましょう。また、段ボールを敷いておくことで滑るようになるので作業がしやすくなります。

ドレンボルトを緩める前にエンジンルームの、フィラーキャップと、レベルゲージを外しておきます。

メガネレンチをかけて、ドレンボルトをゆるめます。

寝転がりながらの作業になるため、締め付けが硬いとなかなか緩みにくい場合があります。その時は手のひらを使ってメガネをたたくようにして緩めてみてください。

現在ほとんどのドレンボルトは14mmが使用されていますが、17mmのドレンボルトが使われているときもあります。

最初のひと緩みが出来たら、メガネレンチは使わずその後は手で緩めていきましょう。

オイルの受け皿をおいてドレンボルトを緩めていきます。

完全に外れるまで緩めていき、外れる寸前に指を放して、なるべく汚れないように作業しましょう。

ドレンボルトは、そのまま受け皿に落としてしまってかまいません。あとで回収します。

ドレンボルトが外れるとオイルパンにたまったオイルが抜けてきますので、すべて抜け切るまで待ちましょう。

ドレンボルトの救出を行います。

このとき、「マグネットバー」という工具が役に立ちます。

先端が磁石になっていて、伸縮できるタイプのマグネットバーです

この工具を使用して、受け皿に落としたドレンボルトを救出します。

受け皿がオイルパンの下にある状態でドレンボルトを救出することが出来るので、床面を汚さずに作業をすることが出来ます。

車の整備などでエンジンルームにボルトを落としてしまった際など何かと活躍する工具です

ガスケットは、基本的には再使用不可ですが、私の場合著しい損傷がない場合は再使用してしまっています。

今まで再使用をしてオイルが漏れてきたことはないですし、問題はないかと思います。

心配な方は、新品に交換しておくといいと思います。メーカーごとのガスケットがホームセンターなどでも買えます。

新品のガスケットを使用する際に注意していただきたいのが、二重パッキンです。

古いガスケットを外さずに、重ねて入れてしまうと、シール性が不十分になりオイル漏れの原因となります。

特にトヨタ用のガスケットはオイルパン側にくっついていることが多いので注意してください。

ドレンボルトを取り付ける際は手で回らなくなるところまで締めて、最後に工具を使って締めます。

ドレンボルトの締め付けトルクはおおよそ40N・mくらいです。

締め付けすぎはネジ部の損傷などにもつながるので、締めすぎないように注意しましょう。

トルクレンチを使う必要はないですが、工具を使ってぎゅっと締め付けておけばOKです。

オイル缶のままオイルを給油しようとしてエンジンルームにオイルをこぼしてしまう人がいます。

こぼれたエンジンオイルがもったいないですし、汚れを落とすひと手間が増えてしまいます。エンジンオイルは可燃性なので、こぼれたままにしておくのは大変危険です。

オイルジョッキにオイルを移してから給油するようにしてください。

こぼさないように給油するには、先にオイルジョッキの先端をオイル給油口に挿してからジョッキを傾けていくのがポイントです。

規定量給油したら、レベルゲージでオイル量の確認を行います。

オイル交換をした場合上側のMAXラインに液面が来るように狙っていきます。このラインに液面が来ていれば正常な量のオイルが入っているということになります。

逆に下側のMINライン付近の場合はオイル量が不足しているので、追加でオイルを入れてください。

オイル量の確認をした際、レベルゲージのMIN付近に液面が来ている場合、プラス1Lほどオイルを入れてやると、ちょうどMAXライン付近になると思います。

オイル量の確認が終わったら、レベルゲージを奥まで差し込み、フィラーキャップを確実に締めます。

エンジンオイルの量の確認はエンジンをかけてから完全暖気で、エンジン停止後5分おいて行う方法が正しい場合がありますが、私はエンジンをかけずに確認してしまいますね。これまでその方法で不具合が出たことはありません。

オイル給油口付近にこぼれてしまったオイルはパーツクリーナーなどを使って綺麗に流しておきましょう

抜いたオイルの処分方法はいろいろありますが、一番簡単なのは『オイル処理ボックス』を使う方法でしょう。

オイル交換が終わったらそのまま燃えるゴミとして処分すれば終了です。


私のスバル・インプレッサスポーツの場合は、地上最低高さが130㎜しかないことに加えアンダーカバーにより、エンジンオイルのドレンボルトはカバーの奥まったところにあるので、タイヤを右一杯に切った程度の状態では全く見えません。


「すこし車体が傾きますが「歩道の段差に乗り上げる」手もありますよ。 

そりゃ幹線道路は不可能だけど、郊外のほとんど交通量が無いところや、余り人のいない公園の駐車場の横とかであれば、それほど気兼ねせずに潜れると思います。 

なお、こういった場合、寝板がわりに段ボールを地面に敷いて寝転がると、適度に背中が滑るので見やすいですよ。」


「コンクリートブロック2つに駐車場の出入り口の段差を埋める三角のプラスチックの板を使って車ごとブロックに乗り上げる感じで、自分は車体を浮かせています。」