地域コミュニティーの中で
私は現在マンションの自治会の役員をやっています。
今のマンションに住み始めて22年経ちましたので、その間に自治会の役員は何度かやっていて、理事長も今まで2回やっています。
今期は会計をやっているので、来期は3度目の理事長をやることになっています。
先日定例の理事会がありましたが、私のマンションには集会所がないので、1階ロビーでやりました。
1階ロビーは日も差さず暖房もないので、丸椅子に座って話をしていると、腰が冷えます。
以前は近くの喫茶店でやりましたが、行くのが面倒なので1階ロビーでやるようになりました。
理事会といっても、私のマンションは戸数が少ないので、管理会社の担当者、理事長、会計の三者だけです。
理事会では管理会社の担当の方が作ってきてくれてた修繕計画や、見積もりなどの資料を基に、3月の総会で審議する内容の説明やら意見交換をします。
エレベータや立体駐車場の修繕、インターフォン、監視カメラなど色々な話が出ました。
役員をやっていると、自分の住んでいるマンションの状況がよく分かります。
来期は自治会とは別に、去年やってきた町内会の組長と体育委員を、このマンションに住んでる方に引き継いでもらうことになっています。
昨日の夜に妻が一人で、引き継いでもらう方のところへ行って、話をしてきてくれたので私の出番はありませんでした。
もし断られたら、あともう一年体育委員をやらないといけないかと思っていたので安心しました。
マンションに住んでいる限りは、町内会の委員が回ってくることがあります。
当初は初めての経験だったこともあり、大変だろうと思っていました。
組長の仕事は、年一回町内会費の徴収と、副会長が定期的にマンションのポストに入れてくれる閲覧資料の掲示と回覧だけでした。
町内会の体育委員は40人もいるのに加えて、地域の消防団員がほとんど会場の設営をしてくれるので、力仕事はほとんどなく、大変楽でむしろ今までにない面白い経験でした。
中には80代近くの女性も体育委員にいて、普段のゆるやかな日々の中では体験する事のないイベントとして楽しんでいるようでした。
去年は体育委員として、熱い盛りの7月にママさんバレー大会の、何かあった時の見守り連絡役として、他の委員と交代で2時間ほど体育館で救急箱を横に置いて、試合を観戦しました。
暑い中よく動き回るママさん達のパワーに圧倒されました。
やはり7月でしたが、地域のソフトボール大会では女性の体育委員は点数係、男性の体育委員は1試合終わる毎にグランドをレーキでならすだけの役割でした。
選手の中には、70代後半の老人も颯爽としていて、ただただ大したものだと感心するばかりでした。
10月の運動会は、天気がすこぶる良くて、子供たちや地域のパパママ達が一生懸命の運動会に一緒に参加するのは、とても清々しく感じられました。
子供たちで溢れかえる、声援の中で過ごすのは、普段の私の静かな生活の中であり得ない非日常でした。
普段は家族の中でゆっくり生活している主婦の委員達に混じって、運動会用具を準備したり、撤収したりなど、初めての楽しい体験でした。