補聴器が聴こえなくなった

91歳の義父に耳穴式補聴器を買って、しばらく使って数か月後に、補聴器が聴こえなくなったと言われて調べたことがありました。

調べてみました

機種がオムロンのAK-10なので、91歳の義父でも空気電池を取り換えることはそんなに難しいことではありません。

最初の頃は、私が電池交換の仕方を何度か見せていましたが、そのうちに義父が自分で交換するようになりました。

それで聞こえなくなったので、電池を交換したけれど相変わらず聞こえないというのが、義父の説明でした。

補聴器を手に取って見ましたが、特に落としたような傷もなかったので、壊れたかなと思いながら、電池ホルダを開いて電池を入れなおしてみましたが、やはり何も変わりませんでした。


原因判明

本体から外れるものはあとは交換消耗品のイヤチップしかないので、外してみました。

少し耳垢で汚れているようなので、付属の小さなブラシで掃除をしました。

イヤチップの穴に何かフィルタのようなものが入っているので、それも掃除しようと思い、クリップの先で壊さないようにそっと押し出してみました。

ポンと押し出されたものを見てびっくりです。

それは、フィルタではなくて耳垢が溜まって固まったものでした。

何のことはありません。ただ単に音の通り道であるイヤチップの穴が耳垢で詰まっていただけのことでした。

イヤチップを再度本体に付けて義父に試してもらうと、正常に聞こえて喜んでもらえ、私もほっとしました。

義父の耳にイヤチップが少し合わないようで、ハウリングも出やすいので、付属のワンサイズ小さい方に変えてやりました。

義父に聞こえなかった原因を説明して、時々イヤチップを付属のブラシで掃除するように伝えて帰ってきました。

このような事で老齢の義父夫婦に喜ばれると、私も人助けをしたようでとても嬉しいです。


以前にあったこと

以前に掃除機の吸い込み口のローラーが回らなくなったと言われて、ばらしてみると、糸くずやらホコリやらがびっしり巻き付いていて、それを取り除いたら直ったことを思い出しました。

その時も掃除機の取説を見ながら、掃除の仕方を義父夫婦に説明した覚えがあります。

義父夫婦は老齢で、機械音痴なので、何か動かなくなる度に、近くにある馴染みの街の電気屋さんを呼んで、修理代を払って直してもらうことが多かったようです。

恐らく、その度に電気屋さんは掃除をして、帰っていっただけなのかも知れません。