寝違えた痛み



昨日から、妻が寝違えて首が痛いというので、時々冷やして凌いでいます。

私も時々やるのですが、湿布罪を貼るくらいで、やはり自然と治るまでじっと耐えることが多いです。

首の痛みについてネットで調べてみました。


寝違えの症状

寝違えは、寝ているときに無理な姿勢になることで首に負担がかかり、首の筋肉に「筋肉痛」のような症状が起こるものです。

この場合、首を動かそうとすると痛みがあります。

程度の差によって痛みは異なりますが、ひどい場合は動けないほどになるそうです。


寝違えの対処法

寝違えは炎症ですので、首をもんだり、運動やストレッチなどをするとかえって悪化することがあるので、早く治すには安静にしておくべきだそうです。

通常は数日以内に解消しますが、長い場合は1週間程度痛みが続くこともあります。

無理をすると悪化につながるため、回復するまでは小まめに冷やすなどしてできるだけ動かさないようにするのが良いようです。

だいたいいつもこのようにしていますが、こまめに冷やすというのがポイントでしょうか。

寝違えを予防するには、寝ているときに無理な姿勢を取ることがないよう、枕などの寝具を見直したりすることが挙げられます。

横向きで寝る場合に、枕と肩の高さが合わない場合もあります。

私も妻のお下がりの低反発素材の枕に変えてから、寝違えが減ったように思います。

またうつぶせの状態で寝ることも、避けたほうがよいとされているようです。

最近、妻はうつぶせに寝ることが多いようなので、注意するように伝えたいと思います。

首の痛みの他の原因

首の痛みは首のこり・肩こり、ヘルニア、ストレートネック、頸部脊柱管狭窄症(けいぶせきちゅうかんきょうさくしょう)、リウマチ性脊椎炎、変形性頸椎症、胸郭出口症候群(きょうかくでぐちしょうこうぐん)等多くの原因によって発症することがあります。


首のこり・肩こりの症状

体にある関節のうち、唯一、骨がぶら下がる構造をしている肩関節は、その構造の特徴から懸垂関節と呼ばれています。

人間の腕は、肩関節の周りの筋肉によって吊り下げられています。

これらの筋肉には、腕の重みで常に大きな負担がかかっているため、肩こりが起きやすくなります。


筋肉が引っ張られることによって、その間に挟まれた神経や血管が圧迫されることから引き起こされる肩こりもあります。


また、一般的に女性は男性に比べて筋肉が小さいことなどから、肩にはより大きな負担となり、肩こりが起きやすいと考えられています。

首の「こり」が痛みを誘発している場合も多く見られるようです。

血行不良を起こすことで筋肉が張り、ひどい場合は痛みを生じます。

また、首の筋肉と肩の筋肉はつながっているので、強い肩こりの場合も、首の痛みを感じることがあるようです。


首のこり・肩こりの対処法

首のこりを和らげる場合、マッサージや温熱療法などがありますが、マッサージに関しては注意が必要なようです。

首には頸動脈や神経など重要な器官があるため、強い刺激を与えることで悪影響が出る場合もあるそうです。

自己流でなんとかするのではなく、専門医に診てもらい、治療するのが勧められます。


肩こりの対策として基本となるのが、姿勢の改善です。

最も肩こりになりやすい姿勢は猫背です。

また、姿勢をよくしようとして背中を反ったり、胸だけを張ったりすると、かえって肩こりが起こりやすくなるので要注意です。

座るときの姿勢で、猫背であごを突き出したり、背もたれに寄りかかり続けたりすると、肩こりが起こりやすくなります。


いすは、ひざと股関節が同じ高さになるのが目安です。

ただし、長時間座り続けて同じ姿勢をキープしていると、肩だけでなく首や腰の筋肉に負担がかかり、肩こりの原因となります。

肩こりを防ぐには、よい姿勢で座るだけでなく、なるべく立っている時間を多くすることが大切です。

できれば30分~1時間に1回は立ち上がって、伸びをしたり歩いたりするのが良いようです。


ヘルニアの症状

首の痛みにつながる病気で真っ先に挙げられるのが「頸椎椎間板(けいついついかんばん)ヘルニア」のようです。


椎間板ヘルニアとは、椎骨(ついこつ)の間でクッションのような役割をする椎間板が変性して突出し、近くにある神経を圧迫することでさまざまな症状を引き起こす病気です。 

軽度のヘルニアであれば痛みだけで済みますが、ひどくなると動けないほどの痛みが出るそうです。

さらに神経障害を起こしてまひが進行すると、体が動かせなくなるなど取り返しのつかないことにもつながる怖い病気です。


ヘルニアの対処法

頸椎椎間板ヘルニアは、加齢によって椎間板が老化して起こるほか、強い圧力が椎間板にかかることでもなるようです。

予防するためにはそうした強い圧力を椎間板にかけないように心掛けるのが一番とのことです。

もし頸椎椎間板ヘルニアになってしまった場合、症状が軽い場合は投薬や首にコルセットを装着するなどして痛みを取り除く保存療法を行います。

多くの椎間板ヘルニアは、これらを使って痛みを抑えている間に、自然に消えてよくなっていきます。

症状が重い場合は、注射による神経ブロックや神経を圧迫しているヘルニアを取り除く手術が行われるそうです。


ストレートネックの症状

ストレートネックというのは、普通なら緩やかに体の前方に彎曲(前彎)しているはずの首の骨が真っすぐになってしまっている状態のことです。

頭がうまく体に乗らず前方に偏移し、常に首の骨や筋肉に負担がかかることで次第に首の痛みや肩こり、まためまいや頭痛といった症状が出てきます。

ストレートネックの主な原因は「姿勢の悪さ」です。

たとえば猫背など、普段から姿勢の悪い人はストレートネックになる危険性が高いとされています。

また、パソコンやスマートフォンを悪い姿勢で長時間使うこともストレートネックになる可能性が高いとされ、「現代病」のひとつともいわれています。

スマートフォンを見る時には、顔を突き出して、画面をのぞき込むようにして見ると、猫背になりやすいです。

スマートフォンを持った腕を、バッグなどに乗せて高さを調整すると、前傾しなくてもすむようになります。  


ストレートネックの対処法

ストレートネック自体は病気ではないのですが、頸椎椎間板ヘルニアなどの首の病気につながることがあるようです。

ストレートネックは軽ければ、NHK「ためしてガッテン」で紹介されたタオルストレッチやタオル枕を首元に置くなどの方法がありますが、治るまで1か月から3か月を要するようです。

かなり症状が辛い場合は、専門の整形外科で、まずレントゲンを撮って状態を確認した後、矯正治療を受けることが勧められます。

普段から姿勢を正すなど、ストレートネックにならないように心掛けることも大切です。


頸部脊柱管狭窄症の症状

頸部脊柱管狭窄症というのは、首の骨の中の脊柱管という部分が狭くなってしまい、その中を通る脊髄が圧迫されてしまっている症状とのことです。

脊髄の通りが悪くなることで筋肉のひどいこりが起こり、それにより首周辺に痛みが出ることがあるようです。

この頸部脊柱管狭窄症が進行すると、「頚椎症性脊髄症」という神経に大きな障害を起こす可能性のある病気につながります。

頸部脊柱管狭窄症になる原因は、先天性のものと後天性のものがあります。

後天性の場合は加齢によるものや事故などによる外傷、そして首に負担がかかるような悪い姿勢を長時間続けたことなどが、その原因として挙げらるようです。


頸部脊柱管狭窄症の対処法

頸部脊柱管狭窄症の治療は保存療法と手術療法があるとのことです。

保存療法では、薬物療法やコルセットなどの装具療法、また神経ブロック注射が行われます。

手術療法もありますが、多くの場合は保存療法が用いられるようです。

こうした治療をするようなことにならないために、やはり普段から姿勢に気をつけるのが肝要です。


リウマチ性脊椎炎の症状

リウマチは、よく耳にしますが、自己免疫疾患の一種です。

自己免疫疾患は自己免疫機能が異常を起こし、自分の体の組織を敵だと思って攻撃してしまうという病気です。

このうち関節に起こるリウマチを関節リウマチといいますが、これが脊椎にも起こります。

その場合に、首に痛みを生じることがあるとのことです。


リウマチ性脊椎炎の対処法

リウマチは不治の病と呼ばれていたこともあり、原因が十分に特定されていない病気のひとつです。

そのため、予防法が確立されていません。

治療に関しても、薬で痛みを抑える、また問題のある部分を手術で除去するなどがされてきましたが、昨今では、治療薬の研究が進み効果的な治療が行われるようになってきているようです。

もし痛みだけでなく熱っぽさや体のだるさなどがあれば、念のため診察を受けることが勧められます。


変形性頸椎症の症状

変形性頸椎症は、頸椎の椎間板が少しずつ変化したり、頸椎を構成している椎骨が変形するなどして神経を圧迫するという病気です。

この場合、首に痛みが出ることがあるとのことです。

加齢などによって椎間板自体が弱ることで変化を起こし、また椎間板が弱ることで骨同士がぶつかってしまい、それにより椎骨が変形してしまうそうです。


変形性頸椎症の対処法

治療は保存療法と手術療法があるようです。

保存療法では、薬物療法やコルセットなどの装具療法を行い、変形がひどい場合は、手術によって変形した部分を広げて神経の圧迫がなくなるようにするそうです。

変形性頸椎症の主な原因は加齢によるものです。


胸郭出口症候群の症状

胸郭出口症候群は、鎖骨に近い位置の神経や血管が圧迫されてしまい、血行不良を起こす病気です。

腕のしびれのほか、顔面のしびれやめまい、また頸部に痛みが出ることもあるようです。

胸郭出口症候群になる原因のひとつに「姿勢が悪いこと」が挙げられます。

姿勢が悪いことで鎖骨に近い部分の筋肉に負担をかけてしまい、それが神経や血管の圧迫につながるとのことです。


胸郭出口症候群の対処法

胸郭出口症候群を改善するには、姿勢の改善や筋肉の強化が挙げられるようです。

それによって筋肉も正常な位置に保つことができ、神経や血管が圧迫されることがなくなるそうです。

また、姿勢改善や筋肉の強化は、胸郭出口症候群の予防にもなるとのことです。

ただし、首の痛みだけでなく手のしびれなどが強い場合は、薬物治療やブロック注射などの治療が必要となるそうです。

もし症状が重い場合は、早めに専門医に診てもらうことが勧められます。