AIが作り出した存在しない顔

ネットニュースを見ていて、Googleが作ったAIが作り出した実際には存在しない顔というのを見て驚きました。


フェイク顔写真判定ゲーム

こうした写真の真贋を人間はどこまで判定できるのかを調べるために、米大学の教授らが「フェイク顔写真判定ゲーム」をつくったそうです。

ワシントン大学教授のジェヴィン・ウェストとカール・バーグストロムは、何千もの仮想の顔を生成し、Which Face Is Real? 」というオンラインゲームサイトを開設しました。

このサイトは2019年の2月には既に公開されていたようです。

フェイクと本物の顔写真がペアになっており、どちらの顔が本物かをプレイヤーに選ばせるというものです。

私もさっそくトライしてみました。


上のサイトをクリックすると、画面が開いて2つの顔のうち本物と思われる方をクリックするだけの簡単なゲームでした。

残念ながら、10回トライして当たったのはわずか2回だけでした。

初めてゲームに挑戦した人が、本物を判定できた割合は60%らしいので、私は相当騙されやすいということになりそうです。


しかしどんなに繰り返しゲームをやって、背景やイヤリングの生成などから真贋の見分け方に慣れたとしても、75%で頭打ちになるそうなので、実に巧みにつくられた存在しない顔と言えます。

にせものと言われても、何度見てもやはり全くにせものとは分かりません。

画面だけみていると、造られた顔といった感じは無く、不自然なところは全く見受けられません。

このゲームはこれまでに、約50万人が600万ラウンド近くプレイしているそうです。

上の写真は、このゲームで最も判定が難しかった写真の一部だそうです。

上の写真がすべてにせものだと言うこと自体が驚きです。

これらの顔は、GPUのメーカーであるNVIDIA(エヌヴィディア)の研究者らが2018年に開発した技術を利用して生み出されたようです。

1週間にわたる膨大な顔写真のデータセットを用いた訓練を経て、ニューラルネットワークは視覚的なパターンを模倣し、本物そっくりでありながら実在しない人たちの画像を出力できるようになったそうです。

フェイクの顔をつくる技術がどんどん進化するように、偽の会話をするチャットボットのソフトウェアも同じように改良されていくのかもしれません。

実際に、サイトで出会った相手が実はボットだったということがあり得るかもしれません。

しかしボットだと知りながら、画面の中だけで、あたかも存在しているかのような、自然でなめらかな動きを見せる仮想の相手との会話にのめり込んでいく、病んだ未来の世界が垣間見えるようで空怖ろしく感じます。

Google DriveのAIによる10万枚の顔画像

今日ネットニュースをみていたところ、Webサイト、generated.photos上に、創作AIによる著作権フリーのオリジナル顔画像10万枚が公開されたそうです。

10万枚の顔画像は、Google Driveから閲覧/ダウンロードができるとのことです。


私も実際にGoogle Driveにアクセスして閲覧してみました。

100k_modelsというホルダが開いて、10000から10010までのファイルが出てきたので、その中の一つをダブルクリックすると、ズラズラと並んだAIでつくったという顔画像がみられました。


その一つをダウンロードするとWindows 10では「保存」をクリックすることに依って、「Downloads」に保存されました。

AIによる顔画像が無料でダウンロードできました。

10万枚もあるそうなので、AIがどんな顔をつくったのか、眺めているだけで結構楽しめます。

ACワークスのAI人物写真素材

同じようなAIで実在しない人の顔を提供するサービスが、私も時々ブログで利用している素材プラットフォーム運営のACワークスから登場していました。

AI人物写真素材というまだβ版のサービスで、その名の通りAIで作った人物をフリー素材としてDLできるものですが、残念ながら有料プレミアム会員専用の機能でした。


サイトには色々なモデルの写真が並んで選択できますが、すべてAIで自動生成された顔で、実在しない人です。

さらにサイト右上に自分で人物を生成できるボタンもあり、50回トライできるようですが、何回か押していると時々崩れた顔が出てきたりして、まだ開発途中のソフトであることがよく分かります。