面白い心理学法則

世の中には「法則」と呼ばれているものが数多く在ります。

中にはなるほどと思わせるものもあります。

普段の生活で、そのような状況に陥っている時には、上手く回避することができるかもしれません。


パーキンソンの法則


「仕事量」は「与えられた時間」を使い切るまで膨張するというもの。

簡単に言うならば、使える時間は全部使ってしまうということです。

例えば、10日間ですべき仕事があったとします。

たとえ3日で完了するとしても、結局ギリギリまで終わらない…という現象です。

短い時間で仕事を終わらせなけれいけないという環境に身を置いたほうが、仕事のスピード、成長のスピードは速くなるというこということもできます。


メラビアンの法則

人物の第一印象は初めて会った時の3~5秒で決まり、そのほとんどは「視覚情報」から得ています。

・話の内容などの言語情報が7%

・口調や話の早さなどの聴覚情報が38%

・見た目などの視覚情報が55%の割合であった

つまりは非言語情報はメッセージの受け手に大きな影響を与えるということです。

人のコミュニケーションは、話す言葉や口調よりも、身振りなど非言語的伝達の方が大きな影響力を持つということです。

単純に「人は見た目が9割だ!話す内容は大したことない!」という意味ではありません。

しかし、非言語情報は同じくらい大切だという認識を持っておくことは大切です。


エメットの法則

仕事を先延ばしにすることは、片付けることよりも倍の時間とエネルギーを要するという法則。

先延ばしにすることで、事後的な対応となりますし、時間が切迫します。

結果、テキパキやるよりもしんどいという状態に陥ります。

パーキーソンの法則と同じく、やるべきことはさっさとやることは大切だということです。


ディヘイの法則

簡単な仕事は、いつでもできると言う理由で、常に先送りされるという法則。

たしかにそういう傾向はあるかもしれません。

簡単な仕事をおろそかにすると思わるトラブルに発展することもあります。

仕事は難易度に関係なく、フェアな視点で仕事の優先順位をしっかりと決めてから取り組むことが大切です。

78対22の法則

世の中は、すべて78対22で成り立っていると言う法則です。

古くからユダヤ人の間で伝わる格言です。

・空気中の成分は、窒素約78%、酸素・二酸化炭素等その他の気体が22%。

・22%の人が78%の売上をあげている。

・肺呼吸と皮膚呼吸の割合は78対22

・人間の体は、水分78%、その他22%

・地球の海の割合は78%に対して陸地が22%

ここまでくると信憑性があるように思えます。


RICEの法則

身体が傷害を負った際に早急に執るべき応急処置における法則。

何かあった際は覚えておくと慌てずに対処できそうです。

・R 「Rest」(安静)

・I 「Icing」(冷却)

・C 「Compression」(圧迫)

・E 「Elevation」(挙上―持ち上げておく)


決定回避の法則

人は選択肢が多くなると逆に行動を起こせなくなるという法則です。

何かを決定するときは、たくさんの選択肢があったほうが良いと思いがちですが、選択肢が多いだけにかえって考えが分散して結論が出なくなってしまいます。


現状維持の法則

人は消費活動において、複数の選択肢があると、いつもと同じ生活や同じ暮らしを維持できるものを選択する傾向にあるという法則。

人は基本的には、日常の延長を想定して商品やサービスを選択し、全くの新しいものやサービスを使うのは敬遠するということです。


チズホルムの第一法則

これ以上悪くなりようのない物事も、悪化する。

順調に見える時は、何かを見落としている。

ネガティブに聞こえますが、常に物事は上手くいかなかったときにどうするかの備えと、心の準備があれば、もし最悪の事態に陥っても動揺することがありません。


リトルウッドの法則

奇跡は1ヶ月に1回の割合で誰にでも起こる

「リトルウッドの法則」は、統計的根拠から奇跡は何ら不思議な出来事ではなく、「奇跡は1ヶ月に1回の割合で誰にでも起こる」とする法則。

「奇跡」を「常識では理解できない特別な出来事」と定義して、それが人に100万回に1回の割合で起きているとしています。

つまり、人が朝起きて活動している間、意識しているかどうかは別として、1秒あたり1回は何らかの出来事に出会っていると考えると、人は35日間に100万回の出来事に出会っている計算になるので、35日間の中で1回は奇跡を経験していることになるわけです。


カルマの法則

「因果応報の法則」ともいわれる。良い行いをすれば良い結果になり、悪い行いをすれば悪い結果になるという法則。

自分の成した行為は自分に返ってきます。


ズーニンの法則

仕事も勉強も最初の4分間が大切で、最初の4分を上手く乗り越えればあとはスムーズに運ぶという法則。

めんどくさいと思ったこともとりあえず4分頑張ろうと思えばいつの間にか集中できているということです。

ツァイガルニック効果

「中途半端で終わるのは、気分が悪い」という心理。

大掃除が面倒なら、とりあえず「窓ふきだけ」やると、いろんな所もピカピカに磨きたくなってきます。