映画「フルメタル・ジャケット」
監督は「2001年宇宙の旅」で有名なスタンリー・キューブリックでした。
フルメタル・ジャケットとは、弾体の鉛を銅などで覆った弾丸のことです。
原作は、グスタフ・ハスフォードの小説『ショート・タイマーズ』(用語の意味はは「短期現役兵」)。
日本での公開は1988年3月ですから随分と古い映画です。
かつて観たことがありますが、どのようなストーリーであったかすっかり忘れていました。
前半では海兵隊訓練所で新兵が受ける過酷な訓練、後半では彼らのベトナムでの行動が描かれています。
前半、徹底的な叱責と罵倒、殴る蹴るの体罰を受けた落ちこぼれ訓練生レナードが、精神的におかしくなり、卒業式の夜に、教官ハートマン軍曹を射殺した後、銃を口にくわえて自殺するシーンは衝撃的でした。
後半、報道部員のジョーカーは最前線の取材を命じられますが、同行した部隊の小隊長、分隊長が次々と戦死し、狙撃兵の待ち伏せを受け、2人、3人と犠牲者を出します。
狙撃兵への復讐を決意し、崩れたビルに忍び込み、ジョーカーが見た狙撃兵の正体はまだ若い少女でした。
駆け付けた兵士の銃弾を浴び、横たわり血を流す少女は祈りながら、切れ切れの言葉で「shoot me」とジョーカーに懇願し、ジョーカーは躊躇しながらも拳銃の引き金を引きます。
戦争の愚かさ、無残さを伝える映画でした。
