アニメ短篇映画「アナグマ (Badgered)」は眠りたいアナグマと邪魔するカラスの住む山にある日ミサイルが設置されてしまう話
2006年1月31日にアカデミー賞短編映画賞にノミネートされました。
この映画の脚本・監督は、国立映画テレビ学校のシャロン・コルマンです。
セリフはありませんが、アナグマの出す声やカラスの声はルパート・ドガが演じています。
あらすじ
のどかな小山の上に立つ木の上で、二羽のカラスが交互に鳴いています。
山の巣穴の中では冬眠のため、アナグマが眠ろうとしていますが、カラスの声がうるさくて目が覚めてしまいます。
仕方なく、アナグマが巣穴からはい出すと、地上へ降りて鳴いていた2羽のカラスは木の上へ逃げます。
木の上から2羽のカラスがまた鳴きだすので、アナグマは吠えて脅します。
カラスが静かになったので、アナグマは巣穴の中へ戻っていきます。
巣穴の中で枯草を寄せ集めて、そこに寝そべり眠り出すと、しばらくしてまたカラスの鳴く声が聞こえ始めます。
すると、その直後に外から大きな音が聞こえ始めました。
それはトラックのエンジン音でした。
アナグマもカラスも何だと思っているうちに、トラックは山を工事して、山の中に3発のミサイルを設置して去っていきました。
アナグマの巣穴の中に、ミサイルの弾頭の一つが突き出ていました。
アナグマは臭いを嗅ぎますが、何だかわからにので、土をかけて、そのもとで眠ってしまいます。
しかし巣穴の底が薄くなっていたので、アナグマが寝床を少し掘ったら土が崩れて、アナグマは下へ落ちてしまいました。
アナグマが落ちたのは、運悪く、ミサイルの操作盤の上でした。
緊急ブザーが鳴り響き、アナグマはびっくりします。
あわてて、壁際のスイッチを一つ一つ降ろしますが、かえって発射のステップが先へ進んでしまいます。
赤い緊急ランプのところまでよじ登ってスイッチを切り、音が消えた瞬間、ミサイルは発射しました。
3発のミサイルは次々と飛び出し、2発は遠くで爆発します。
3発目が迷走して、山へ戻ってきて、山に突き刺さります。
アナグマが様子を見に行くと、ミサイルの尾部が山から突き出ていました。
アナグマはそれを確認した後、巣穴に戻って寝てしまいます。
しばらくすると、カラスが外で鳴きだし、少しして爆発音と大きな振動がありました。
カラスの鳴き声も聞こえなくなり、今度はアナグマもぐっすり眠れるようになります。
外では、爆発により、カラスが羽根が抜け丸裸状態で、声も満足に出ません。