アニメ短編映画「Rubato」は老人と犬のやり取りを描いた話


アニメ短編映画「Rubato」はフランスESMA制作の2015年の作品です。

監督は、フェリックス・フェラン、フロリアン・マグニン、ジョーダン・メルクレディ、コレンティン・プロボスト、マージョレーヌ・ロビンです。

上映時間は7分38秒です。

本作品は、老人と犬のやり取りを描いたショートムービーです。


あらすじ

貧しい孤独な老人は、コントラバスを演奏するストリートミュージシャンでした。


メトロノームを椅子の上に大切そうに置き、それに合わせて演奏します。


老人は、演奏中はすべてを忘れ、音楽の美しい世界に浸ることができました。

ある日、演奏中に老人の前を、缶をしっぽに付けられた野良犬を追って、子供達が駆け抜けていきました。

老人は気持ちよく演奏していたのに邪魔されて、子供たちに向かって怒ります。

そのどさくさに大切にしていたメトロノームが誰かに盗まれてしまいました。

老人が、がっかりしていると、先ほど子供達に追われていた野良犬が現れます。

野良犬はボールをくわえてきて、老人と遊びたがります。


老人はまた演奏を始めるのですが、犬が演奏に合わせて吠えるので、怒って「失せろ」と怒鳴ります。

老人は、重いコントラバスを台車に乗せて、石畳の上を引いていきます。

野良犬は老人についていきます。

老人が、ある街かどまできて、一呼吸して背伸びをすると、まだ犬はそこにいました。

ふとどこからかメトロノームの音がします。


メトロノームを盗んだのは街の3人の子供達でした。

子供達は、路地裏でメトロノームを互いに取り合って争っています。

すると、そこに野良犬が現れて、子供達に向かって吠え掛け、老人も現れて怒鳴ります。

子供達は驚いて、メトロノームを置いて一目散に逃げ出します。

老人はメトロノームを取り戻せて喜んだのもつかの間、野良犬がしっぽを嬉しそうに降ったので、しっぽがメトロノームに当たり台の上から落としてしまいます。

老人は、台の上から落ちてバラバラになったメトロノームをがっかりして拾い上げます。

老人は野良犬にまた怒鳴ります。

老人はコントラバスをまた運ぼうとしますが、ふと何かに初めて気が付いたように、野良犬を振り返ります。

野良犬の尻尾が、まるでタクトを振るようにしなやかに左右に揺れています。


老人は、野良犬の尻尾の揺れに合わせて、コントラバスを演奏し始めます。