中古車にも後付けできる一歩進んだ衝突防止装置が販売されている


中古車にも後付けできる衝突防止装置は数社から販売されています。

しかし、現在の新車のほとんどで採用されている、レーダーとカメラを組み合わされた装置はまだ市場には存在しませんでした。

最近あるメーカーでそのような方式の衝突防止装置が開発されたというニュースが入ってきました。

ミリ波レーダと単眼カメラの一体ユニット


(株)ACR社の踏み間違い防止オートブレーキACR FM500ABはミリ波レーダと単眼カメラの一体ユニットを使用しています。

前方の障害物や車両、歩行者を認識するため、現在市販されている新車に装備されている装置に近いものようです。

前方監視装置や各センサ信号から急発進の検知や衝突の危険判定

制御装置は、前方監視装置や各センサ信号から急発進の検知や衝突の危険判定を行い、ブザー音や黄色ランプ点滅による警告や電動アクチュエータへ指令を出すようになっています。



また、制御装置には、加速度センサと警告ブザーが内蔵されているとされています。

制御装置からの指令により電動アクチュエータを駆動することでブレーキペダルを押し下げてブレーキを作動させるようになっています。

表示器は、ドライバーに警告や装置の作動状況をランプ表示し、スイッチ操作により、装置のON/OFF切り替えや自動的に作動したブレーキを解除できるようになっているとのことです。

ミリ波レーダーは天候や夜間などの影響を受けにくく遠くのキャリまでも感知するとしています。

また単眼カメラは広い視野で人や障害物を認識するとしています。

加速度センサーで後退時の急発進を検知

加速度センサーは後退時の急発進を検知することができるので、後退時の誤発進もある程度対応するようです。

市販車の後退時の誤発進防止装置のように、超音波ソナーなどは備えていません。

警告ブザーは、急発進検知や衝突の可能性があると鳴るようです。

仕様

仕様は下記となっています。

1)静止している前方車両に対して時速40km(軽トラックは時速30km)で近接した際に衝突しないこと。

2)時速20kmで走行する前方車両に対して時速60km(軽トラックは時速50km)で近接した際に衝突しないこと。

3)時速5kmで横断中の歩行者(6歳児相当)に対して時速30km(軽トラックは時速20km)で近接した際に衝突しないこと。


本体価格は、¥176,000(標準工賃込、税込)とホームページでは記載されています。

取り付ける車に合わせて、ブラケットを取付て調整するためにコストがかかるようです。

もし、他の衝突防止装置のように、国や自治体から補助金が出るようになれば、購入するユーザーにはとても助かります。