中古CPUでも十分なパフォーマンスを持つものがある



Windows いの要件を調べると、現在私の使っているデスクトップパソコンはその要件を満たさないのでどうするか考えました。

普段、ブログを書くために使っていて、時々ストリーミングで映画を観る程度ですから、現在使っている古いCore 2 Duoでも十分要を足しているのですが、さすがに今後OSをバージョンアップできないとすると、セキュリティー上で不安が募ることになります。

最新のCPUの価格表をみると、私がCore 2 Duoを購入した当時と比べるととても高くなっています。

性能をそれほど求めないのであれば、最新の低価格のCPUを購入するか、それとも当時良いと言われたCPUを中古で安く購入するかのいずれかです。

まるで、車と同じで、最新の軽自動車を買うか、古くても当時高くて手の出なかった高級車を中古で買うかの選択と同じ悩ましさがあります。


中古CPUは大丈夫か

CPUはパソコンパーツの中でもトップクラスで壊れにくいパーツです。

ただし、ファーストオーナーがオーバークロックで尋常でない使い方をしていると、破損している可能性があります。

しかしCPUが壊れるときは外観でもわかるくらいに破壊されていることが多いので、見た目がきれいであればほとんど大丈夫のようです。

IntelのCPUは主にLGAソケットを採用していて、CPU側にピンが無いのでピンが折れているなどの心配はいりませんが、AMDのCPUについてはほとんどがCPU側にピンがあるので、そのピンが折れていないかを確認する必要があります。


Intel Core i7-8700

発売年: 2018年
プロセス: 14nm++
コア/スレッド :6/12
キャッシュ:12MB  
ベースクロック数:3.20GHz
対応メモリ:DDR4 2666
TDP:65W
中古市場価格 :22,710円(パソコン工房)

Core i7-8700は、6コア負荷時のTurbo Boost Frequenciesは、Core i7-8700Kと同じ最大4.3GHzになっています。

OCをやらないのであれば、Core i7-8700Kの方が安価です。

Core i7-8700については、「Windows 11 Supported AMD Processors」の中に記載されています。

IntelのCPU型式の末尾アルファベットの意味は下記の通りです。


アルファベットなし……通常版のCPU。デスクトップPC向け。

末尾が「U」……ノートPC向け。省電力モデル。

末尾が「H」……ノートPC向け。高性能モデル。

末尾が「G1~G7」……ノートPC向け。数字が大きいほど内蔵グラフィックスの性能が高い。

末尾が「K」……デスクトップ向け。オーバークロック可能。

末尾が「X」,「XE」……デスクトップ向けの最上級モデル。オーバークロック可能。

末尾が「F」……内蔵GPUなし。別途グラフィックスの搭載が必要なモデル。


Ryzen5-2600

発売年: 2018年
プロセス: 12nm
コア/スレッド :6/12
ベースクロック数:3.40GHz
最大ブースト・クロック:最大 3.9GHz
L3キャッシュ:16MB 
TDP:65W
対応マザーボード :AMD 300 , 400 , 500シリーズ等(一部例外)
性能の近い現行CPU :Corei5-9600
メルカリ市場価格 :10,000円
新品市場価格 :16,000円

2019年の7月にこのCPUの後継となる「Ryzen5-3600」等が発売されました。

プロセスは12nmとなっていて、Intelの最新デスクトップ向けCPUよりも細かくなっています。

そのため発熱が低く、エネルギー効率が非常に高いCPUです。

性能の近い現行CPUとしてCorei5-9600をあげましたが、Corei5-9600は6コア6スレッドのCPUですのでスレッドの多さではRyzen5-2600が勝っています。

また、対応してするマザーボードが幅広いため環境を整えるのも容易です。

メルカリでの市場価格は10,000円ほどです。

Corei5-9600が新品で3万円程度もするので、それを考えたらかなりお買い得です。

さらに、Ryzen5-2600については新品でもかなり安価で手に入れることができます。

Ryzen5-2600については、「Windows 11 Supported AMD Processors」の中に記載されています。

ちなみにAMDのCPU型式の末尾のアルファベットの意味か下記の通りです。

アルファベットなし……通常版のCPU。

末尾が「G」……グラフィックスを内蔵したモデル。

末尾が「E」……省電力モデルのCPU

末尾が「U」……一般的なノートPC向け。

末尾が「H」……ノートPC向け。ハイパフォーマンスモデル。

末尾が「X」……高性能モデル。

末尾が「XT」……ハイパフォーマンスモデル。「X」よりも高性能。


Ryzen threadripper-1900X

発売年 :2017
プロセス :14nm
コア/スレッド :8/16
対応マザーボード :X399
性能の近い現行CPU :Corei7-9700 / Ryzen7-2700X
メルカリ市場価格 :17,000円
新品市場価格 :23,000円

型落ちのハイエンドデスクトップ(HEDT)向けCPUになります。

Ryzen threadripperシリーズはメインストリーム向けのRyzen5,7等とは違うシリーズになります。

ハイエンドデスクトップ向けに特化されているCPUですのでそのパフォーマンスは優れています。

コア数スレッド数は8/16となっていて、Corei7-9700の6/6構成よりも優秀になっています。

専用のマザーボードが必要になってきますが、オーバークロックを楽しむこともできます。

ただし、メルカリ市場にはほとんど出品されていないので、新品で購入するのが最適です。

Ryzen threadripper-1900Xはパフォーマンスは高いのに「Windows 11 Supported AMD Processors」の中に残念ながら記載されていません。


パフォーマンス
おすすめの型落ちCPU パフォーマンス表性能0100002000030000Corei7-3770Ryzen5-2600Ryzen TR-1900XCorei3-9100Corei5-9600Corei7-9700Corei9-9900K
CPU性能
Corei7-37709,277
Ryzen5-260013,513
Ryzen TR-1900X16,095
0
Corei3-91008,936
Corei5-960013,931
Corei7-970015,911
Corei9-9900K20,197

Passmark値参考

この値が1万を超えると最新の重いゲームをプレイしてもCPU性能は不足ありません。

一般人の9割くらいは、このスコアが1万あるCPUで十分と感じるレベルです。

第3世代の古いCPUである
Corei7-3770でも十分な性能を保有していると言えます。