名古屋覚王山のキリギリス

アニバーサリーで行こうと思っていたレストランが、当日行く直前になって、ネットで閉店になっていることが分かって、慌ててフレンチを探しました。

以前に何度か、フレンチを探した時に、気になっていた、フランス食堂「キリギリス」に行ってみることにしました。

フレンチではなくフランス食堂というところが気取らなくてくつろいだ感じがします。

店名も、いかにも洒落た名前ではなく「キリギリス」とは無骨で、子供が喜びそうな素朴な印象があります。

ネットで口コミを見ると、老夫婦2人でやっているとありました。

失礼ながら、忙しいかもしれない開店11時半の30分前に電話をしてみました。

ご主人らしい温和な声の老人らしい声が受話器の向こう側から聞こえてました。

ランチは予約はとっていないので、直接、来店してくださいとのことでした。

来店して、並んで待つといった感じでしょうかと聞くと、まあそんなに混みませんからという控えめな感じの返事でした。

妻と相談して、もし混んでいて、外に並んでいるようなら、今日は風があって寒いので、他を探そうということになって出かけてみることにしました。

地下鉄で覚王山の駅で降りて、スマホ片手にネットで地図を辿り、5~6分歩くと路地に店がありました。


入口のドアは緑色でステンドグラスが上からぶら下がっています。

ドアを引いて中へ入ると、やはりこじんまりとした店内で、2卓と2名分のカウンターがあり、2階もあるようでした。

頭が真っ白の優しそうな奥さんらしい人が案内してくれました。

既に奥側のテーブルに先客が居ました。

妻と出口側の4人用の席に着きました。

ランチメニューは、ハンバーグとクリームコロッケの選択でしたので、私と妻で別々に注文しました。


夜はおまかせコース以外にバラバラでもオーダーできるようです。


きれいな器に盛られた彩りサラダは、奇をてらったものではなく、生ハムが乗って普通なのですが、アットホームで安心できるおいしさです。




妻がオーダーしたクリームコロッケです。



私がオーダーしたハンバーグはジューシーでソースと絡めて美味しく頂きました。

家庭的な優しい、品の良い味です。


デザートにプリンを追加でオーダーしました。

甘さを抑えたまろやさがあります。


器が揃ったコーヒーもデザートとセットでオーダーしました。

控えめに流れていたBGMが、エリック・クラプトンで、老夫婦が営む小さなレストランと妙に合うのは1945年生まれのミュージッシャン故でしょうか。

今日のランチは2人で3,400円(税込み)と、とてもリーズナブルでした。

次は夜に訪れてみるのもよいかと思います。