メルカリshopsのデメリットとメリット
今までメルカリで商品を出品している人にとっては、大変簡単かつ気軽に、ネットショップを持つことができる機会になります。
手数料、配送費、振込手数料とも通常のメルカリとほとんど変わりませんが、現在キャンペーンが行われており、2021年12月の時点で、手数料無料と30%ポイント還元が展開されています。
これに対し、同じネットショップサービスである「BASE」は3.6%+40円+3%+振込手数料250円~750円、「STORES」は5%+振込手数料275円、「カラーミーショップ」は6.6%+30円+振込手数料は決済方法次第、等々となっており、販売手数料は比較するとやや割高になっています。
但しそれらの競合ネットショップサービスは安い反面、集客力は弱く、メルカリは知名度から圧倒的な集客力があります。
メルカリでは、出品者が氏名や住所を公開することなく出品ができました。
副業を会社の上司同僚部下に知られたくない会社員や、一人住まいの女性などは、匿名性の無いメルカリshopsで商品を売るのは非常にハードルが高く、リスクが高いかもしれません。
その場合、バーチャルオフィス(レンタル住所)を借りたり、050番号を取得することが考えられます。
但し、ショップ情報編集ページでメルカリShopsのアカウントおよび商品を非公開にすることができます。
3)振込申請できる下限金額が通常のメルカリよりも高く、任意のタイミングで振込申請ができない
販売利益とは、売上から販売手数料(商品販売価格の10%)を引いた金額です。
2)運営者情報が公開される
発送についても匿名配送が使えたため、完全に出品者の匿名性が保たれていました。
しかし、メルカリshopsでは「特定商取引法」により運営者情報(氏名、住所、電話番号)が開示されてしまいます。
この点がメルカリshopsの最大のデメリットとなります。
なお、メルカリshopsは常にメルカリ上で運営者情報が表示されているわけではなく、ユーザーが開示請求を行ったときにのみ、メールで個別に開示していますが、誰でも簡単に請求はでき、開示メールの返信も早いです。
この時はショップが休止状態になります。
「ショップ」タブ内に商品が表示されなくなり、ショップ運営者情報に対し請求があっても、開示されなくなります。
手順は「ショップ情報の編集」をタッチする
→「ショップの公開/非公開」の「非公開にする」を選択する→「ショップ情報を更新する」をタッチして終了、となります。
→「ショップの公開/非公開」の「非公開にする」を選択する→「ショップ情報を更新する」をタッチして終了、となります。
メルカリShopsでは、通常のメルカリと異なり、販売利益が5,001円以上の場合に振込が可能になります。
また、振込時期は選べません。
毎月末日に決定し、翌月10日(金融機関休業日の場合はその前日)に登録口座へ支払われます。
販売利益が5,001円を越えた場合のみ、翌月の10日に支払われます。
あまり利用頻度が少ないと、販売利益が5,001円を越えることができず、いつまでもお金を引き出すことができません。
ただし、メルカリshopsは売上金に有効期限はありません。
メルカリでは売上取得から180日を過ぎると失効となります。
従来のメルカリのように「不用品販売の場」ではなく、店舗として出店するので、中古品を扱う場合は古物商許可証が必要になります。
それ以外にも、販売にあたって免許の提出が必要なものは事前に取得する必要があります。
5)他のショップの商品が並列表示される
6)差別化の手立ては通常のメルカリと同じ
「メルカリShops」では、現在メルカリで使っているアカウントはそのままで、新しくShops出品用のアカウントを作り、使い分けることができます。
現在、shops限定で手数料無料と30%ポイント還元のキャンペーンが行われていますが、運営者、購入者双方にメリットがあるときには、shopsで売った方が良い場合があります。
例えば手数料無料であれば、同じ商品をshopsで販売した方が、その分安くして売り易くしても同じ利益が確保できますし、購入者への30%ポイント還元であれば、少し高くしても売れる可能性があります。
メルカリShopsには値引き交渉をするためのコメント機能がないため、対応に頭を悩ますこともありません。