直管型蛍光灯のLED化


現在我が家のマンションの家庭内で使っている蛍光灯は、すべてグローランプを使用した90度回転取付式の直管型蛍光灯で15Wから20Wです。

電気代節約のため、電球式のランプは寿命で切れたものから順次LED電球に交換を進めています。

次はよく点灯して使用するキッチンと洗面所の蛍光灯をLED化できないか検討しています。


蛍光灯の器具タイプ

蛍光灯器具は3種類あります。

1.グローランプ式

高電圧を発生させるためのランプで古いタイプの蛍光灯器具に多いです。

器具の横や蛍光管を外すと取り外しできるものもあります。

下の画像の様な部品が見えたらグロー式です。




2.ラピッドスタート式

安定器がグローランプの役目も果たすため大きな安定器が付いているのが特徴です。


グロー管式と違って即時点灯するので一時期多用されましたがインバーター式が登場してからはシエァを取って代わられました。

インバーター式

安定器に電子回路が使われていて即時点灯する上に高周波で点灯しているのでちらつきがなく、同じ消費電力でも明るさが高いのが特徴です。



蛍光灯のW数

直管蛍光管はほぼ20Wと40Wが使われています。

たまに特殊な小さい蛍光管を見かけますが特殊な器具や場所に使うものです。


工事無しでLED蛍光管に交換

この3種類の器具のうちそのままLED菅に交換できるのは1.グローランプのついたものだけです。

残念ながら後の二つは簡単な配線変更工事が必要です。

蛍光灯器具の配線変更をするためには電気工事士の資格が必要です。

とても簡単な工事で自分でできそうでも、
それがたとえ自宅の工事でも、違反すると罰金が科せられます。


LED蛍光灯の口金

従来の直管蛍光灯の口金の規格は「G13」というものです。
しかし直管型LEDランプにはG13以外にも別の規格「GX16t-5口金」が存在します。


この規格のLEDはランプ単体で販売されていることはありません。

主に器具とランプがセットとなったもので販売され大手照明メーカーが取り扱いをしています。

パナソニック、東芝ライテック、三菱電機照明などです。

G13は既存蛍光灯のLED化に向いている商品であり、GX16t-5は器具ごと新設する場合に向いている商品です。


LED蛍光管

LED蛍光管は交換前がグロー式蛍光灯の場合は工事不要となっていますので、口金はG13で、選択肢はW数と色温度だけです。

W数は20Wか40Wで器具により合ったものしか使えません。

色温度は 昼光色、昼白色、白色、電球色などに分かれているのが一般的で単位はKで表わされます。


Kの値が高いほど青みがかり、4200Kが色のない白色光です。

またKの値が少なくなるほど黄色みがかかりいわゆる電球色と呼ばれるものになります。

電球色とは白熱電球の色です。

価格は2019年現在、20Wで700円前後、40Wで900円前後です。



LED蛍光管の給電方式


これ以外にもメーカーや製品毎に色々な給電方法があるようです。

グロー式蛍光灯を工事無しでLED蛍光管に交換する場合は両側給電になります。


LED蛍光管の取り付け

グロー式の器具の場合、そのままで使用できます。

ただ古い直管式蛍光灯と取り換えるだけです。

グロー球は取り外しても構いません。

グロー式器具は安定器が直列で付いており、ある程度の電気を消費していますので、可能ならば取り外し線をつなぎな直すかバイパスをつけます。

バイパス工事は電気工事士の資格が必要です。

蛍光管を折角LEDに変えても、この安定器自体が電力を消費する為、節電効果が薄れます。

この安定器の消費電力だけでも1台、約4~5W程度の消費電力がかかってしまいます。

そのぐらいの電力は気にならないというのであれば、そのままでも結構です。

機能的には問題ありません。

ただし、安定器の耐用年数は8年〜10年といわれており、LED蛍光管は約40,000時間が寿命の為、1日5時間点灯した場合、約27年持ちます。

従って、安定器の方が先に寿命がきて、バイパス工事がされていないと、LED蛍光管が付かなくなる可能性が高いです。

いずれにしても、安定器の寿命がくれば、LED蛍光管はそのまま使うわけですから、新たに安定器を買いなおすということは考えられませんので、遅かれ早かれ何らかの配線工事をすることになります。

従来の蛍光灯を使用していると安定器の寿命が近くなるとランプが異音を発したりして何らかのシグナルがありますが、LEDにするとそのシグナルがなくランプは点灯し続けているので、安定器の異常に気づかない状態になってしまい安定器の発火につながってしまう恐れも出てきます。

ラピッド式とインバーター式の場合は工事が必要

ラピッドスタートやインバーター式は安定器が付き、この安定器を回路から切り離す工事をすればLED蛍光管は点灯します。


直管LED管は器具付きでも安価

LED直管球は器具付きでも驚くほど安価です。

ただし100Vへの結線工事は電気工事士の資格が必要ですが、ハンダ付けもしくは圧着パーツを使えば簡単ににできます。

器具付きでもほとんどLED直管球と重量は変わらないぐらい軽いので取り付けもネジ釘2か所で完了できます。

安定器をすでに取り除いたLED専用の器具が販売されています。


安定器がそもそも取り付けてないので価格は、20W型で1600円程度で、LSG蛍光管もついています。

給電は筐体の中央部の穴から行えますので今の蛍光灯器具と取り換えるだけで簡単に交換できます。

100Vコンセントプラグが付いてるLED専用器具もありますのでコンセントが天井付近にあればそのまま工事はしなくても使えますが従来の器具の電源を使うとなると電源工事と位置の若干の横移動が必要になってくるかもしれません。


LED蛍光管の寿命

一般に従来の直管式蛍光灯の寿命は6000時間~12000時間です。

2年~4年ということになります。

寿命に倍近くの幅がありますがこれは蛍光管の個体差が大きいという原因があります。

一方、LED蛍光管の寿命は40000時間あります。

一日8時間付けたとして、13年半持つことになります。


LED蛍光管の消費電力節約

直管球型LEDの消費電力は意外に大きいです。

と言っても、同じ型式の蛍光管の消費電力の約1/2となります。

40W型のLEDの場合は大体18W~20Wの消費電力となります。


火災事故に注意


工事なしで取り付けが可能なのは器具がグロー式の場合だけです。

現在LED蛍光管は普通の蛍光灯と全くプラグが同じでどの器具にでも取り付け可能になっています。

ラピッドスタート式器具や、インバーター器具への取り付けも可能になっています。

プラグが同じなのでよく調べずに取り付けると上の写真のように加熱出火し、火災を引き起こした例もあります。

LED蛍光管製造メーカーではこれを防ぐためにLEDのプラグの形状を取り付けできないように、従来の「G13口金」から「GX16t-5口金」にかえていく方針です。

しかしまだまだネット販売のLED蛍光管はほかの器具にも取り付け可能になっていますので、購入の際は十分確認をする必要があります。