手にビリッとくる静電気の対策
クルマのドアノブや玄関ドアなどに手を伸ばした時、不意に「ビリッ」とくる静電気ですが、この触れる前の人体には約3000ボルト以上の電圧が帯電している、いわれています。
ちなみに、AED(自動体外式除細動器)の電気ショックは、1200~2000ボルトですので、静電気はそれよりも、ずっと大きな電圧が発生していることになります。
静電気は、気温25度以下、湿度20%以下で起きやすくなるといわれています。
乾燥して寒い冬ほど静電気が起きやすく、逆に湿度も気温も高い夏は起こり難くなります。
湿度が低いと放電できないので電気を溜め込みやすくなります。
手の静電気を逃がす方法
・ゆっくりと電気を通す物体に触れておく
・小さな金属などを持ってから触れる
・手をグーやパーの形にしてから触れる
・手を洗ってから触れる
ゆっくりと電気を通す物体に触れておく
例えば、ドアノブに手を出す前に、壁に触る、車のドアを開ける前に、両方の手の平全体で地面に触る、PCに触れる前に革製品に触る、といった具合です。
ビリッとくるものに触れる前に、まずは手から静電気を逃がしておきます。
アスファルトや木、紙のクロスを貼った壁などは、静電気をゆっくり放電してくれます。
革製の財布やキーホルダーなどでドアノブなどに触れてからノブを廻してもOKです。

服にブラシをかけて、静電気を除去してから出かけるようにします。
2)静電気除去ウォールステッカー

・ゆっくりと電気を通す物体に触れておく
・小さな金属などを持ってから触れる
・手をグーやパーの形にしてから触れる
・手を洗ってから触れる
ゆっくりと電気を通す物体に触れておく
電気を通しやすい導電性の高いもの(ドアノブや車など)に触れる前に、それよりもゆっくりと電気を通す物、例えば、木、地面、紙、アスファルト、コンクリートやレンガの壁、革製品、等々にまず触ってから、からだに帯電している電気を逃がします。
例えば、ドアノブに手を出す前に、壁に触る、車のドアを開ける前に、両方の手の平全体で地面に触る、PCに触れる前に革製品に触る、といった具合です。
ビリッとくるものに触れる前に、まずは手から静電気を逃がしておきます。
ただし、金属やプラスチックの素材は効果が無いので要注意です。
小さな金属などを持ってから触れる
ボールペンの金属部分や車のキーなどに触れるのも、放電に役立ちます。
小さな金属などを持ってから触れる
ボールペンの金属部分や車のキーなどに触れるのも、放電に役立ちます。
しっかりと金属のボールペンなどに触れつつ、ドアノブなどに触るようにします。
持っている金属部分から放電するので、静電気の不快な痛みを避けることができます。
持っている金属部分から放電するので、静電気の不快な痛みを避けることができます。
ドアノブをさわる前に、鍵など金属製のものを持って金属にさわることでも放電することが出来ます。
このとき大事なのは、金属製のものをしっかり持って放電させることで、柔らかく持っていると痛みを感じます。
このとき大事なのは、金属製のものをしっかり持って放電させることで、柔らかく持っていると痛みを感じます。
クルマであれば、クルマの金属部を手のひらで「ポン」と叩いてからドアノブに触れる、キーで先にクルマへ触れてからドアノブに触る、手袋をするなども有効です。
ほかにも、クルマから降りる際や、シートから体をはなす前に、クルマの金属部分に触れながら降りると、静電気をドアに流すことができます。
このときは地面に足を着く前に車のボディに触るようにします。
なお、車のプラスチック部分に触っても全く効果がありませんのでボディの金属部分を触るようにします。
手をグーやパーの形にしてから触れる
加湿器がない場合は、濡れたタオルを干す、洗濯物を室内に干す、部屋に水の入ったコップを置く、なども有効です。
手をグーやパーの形にしてから触れる
指先を先に伸ばすのではなく、手をグーやパーの形にして触るようにすると、電気が分散されて痛みを感じにくくなります。
手を洗ってから触れる
手を洗ってから触れる
静電気が起きやすい原因は、乾燥しているためです。
手を洗った後は肌に水分が残っているので、静電気が起き難くなります。
ウェットティッシュで手を湿らせるのも良い方法です。
ウェットティッシュで手を湿らせるのも良い方法です。
手を濡らすと大気中に静電気を放出してしまうのでビリッとこなくなります。
保湿をするだけでも静電気を除去する働きがあるので、常日頃、ハンドクリームでこまめな保湿を心がけ、手などの水分量が保たれるようにすると良いです。
肌の水分が保たれて常に放電され、体に静電気が溜まりにくくなります。
部屋の中でも静電気が起きやすい場合、部屋が乾燥していると静電気が空気中に逃げられないので電気を溜め込みやすくなります。
冬は特に室内でも乾燥するので、加湿器などを使い湿度を50~60%に保つようにします。
これだけでも自然放電しやすくなるので静電気の予防対策になります。
水のスプレーを、セーターを脱ぐ時に吹きかけると、静電気が軽減されます。
スプレーが無ければ、ウエットティッシュや濡らしたハンカチなどでセーターを押さえ拭きすると同じ効果が得られます。
静電気の除去グッズ
1)静電気除去ブラシ
時々ブラッシングすると尚良いです。
ガソリンスタンドに行くと、給油ノズルの近くに貼ってあるのをよく見かけますが、もし家などで決まった場所があるなら扉のノブ近くに貼っておくと効果的です。