電球の廃棄方法
電球は消耗した時に廃棄しますが、種類によって、廃棄する方法は異なる場合があります。
電球の種類
家庭用の電球は、大きく分けて白熱電球・LED電球・電球型蛍光灯の3種類があります。家庭からでる電球のごみは種類によって捨て方が異なる場合があるので、
トラブルを防ぐためにもまず捨てる電球の種類を確認するようにします。
電球の簡単な見分け方
1)白熱電球
2)LED電球
LED電球は、ソケット以外も金属部分が多いです。
3)電球型蛍光灯
電球型蛍光灯は、型番が「EF」から始まります。
ちなみにEFの次に来るアルファベットで形状も判断できます。
EFA:グローブ(電球の外側のガラス球)が付いたタイプの電球形蛍光灯。一般の白熱電球と見た目が似ているのが特徴。
EFG:グローブ(電球の外側のガラス球)が付いたタイプの電球形蛍光灯。ボール電球と見た目が似ているのが特徴。
EFD:グローブレスタイプと言ってガラス球が付いておらず蛍光管がむき出しとなっている電球形蛍光灯。
電球ごとの廃棄方法
電球のごみは基本的に「燃えないごみ」として収集する自治体が多いようですが、有害物質である「水銀」が含まれているかによって別れることもあります。
※各自治体によりルールが異なります。
白熱電球とLED電球には有害物質である「水銀」は使用されていないため、基本的に「燃えないごみ」として収集する自治体が多いようです。
※各自治体によりルールが異なります。
蛍光灯は、蛍光管の中の水銀ガスに電流を通すことで発生する紫外線が、蛍光塗料の塗られた蛍光管の内側にぶつかり蛍光塗料が発光するという仕組みになっています。
従って、蛍光灯には「水銀」と「蛍光塗料」が含まれています。
このように、電球型蛍光灯には有害物質である「水銀」が使用されているため、捨て方には注意が必要です。
蛍光灯は「有害ごみ」として指定の袋に入れて捨てる必要があったり、「蛍光灯・キケン」などと中身がわかるように表記した上で「燃えないごみ」として捨てる場合など、自治体によってさまざまです。
蛍光灯を正しく処理しないと環境汚染や健康被害に繋がるリスクがあるので必ず自治体のルールを確認するようにします。
また、蛍光灯に含まれる蛍光塗料の一部に「レアアース」という資源があります。
このレアアースはパソコンのハードディスクや携帯電話、エアコン、冷蔵庫などの半導体の製造に必要な資源です。
このレアアースはパソコンのハードディスクや携帯電話、エアコン、冷蔵庫などの半導体の製造に必要な資源です。
蛍光灯はレアアースなどのとても貴重な資源が含まれているので、積極的にリサイクルに出すことをおすすめします。家庭から出た蛍光灯は、市役所や自治体の施設、一部のスーパーマーケット、電気屋さんなどに回収ボックスが設置されている場合があるので、そちらを利用すればリサイクル処理に回されます。
蛍光灯は絶対に割ってはいけない
同じく環境汚染や健康被害に繋がる恐れがあることから、蛍光灯は割らないように気を付けます。万が一蛍光灯が割れてしまった場合は、換気を忘れず、手足を保護した状態で充分に気を付けてガラスを回収し、ガラスのごみとして自治体のルールに従って処分するにします。
※各自治体によりルールが異なります。
※各自治体によりルールが異なります。
電球のごみを捨てる時に注意するべき配慮
電球はとても薄いガラスでできているので割れやすいです。ごみを収集する人が怪我することのないよう、気を付けて捨てるようにします。
廃棄電球を購入時に入っていた箱に入れる。
電球買い替えの時に悩まないように箱をとっておいてある人は、その箱に入れると良いです。
とっておいてない人は入れ替えのために新しく買った電球の箱を、それもない人は新聞紙や厚紙などで包んでから袋に入れるようにします。
とっておいてない人は入れ替えのために新しく買った電球の箱を、それもない人は新聞紙や厚紙などで包んでから袋に入れるようにします。
「ワレモノ」「ワレモノキケン」と表記する
袋の上に大きく「ワレモノ」「ワレモノキケン」などと書いておくと分かりやすいです。
また蛍光灯をごみとしてだす場合は自治体によって「蛍光灯・キケン」などの表記が必須な場合があります。
また蛍光灯をごみとしてだす場合は自治体によって「蛍光灯・キケン」などの表記が必須な場合があります。
他のごみと混ぜない
電球が割れないように、また回収の人に電球(ワレモノ)だと分かってもらうためにも他のごみと袋は別けるようにします。
ゴミステーションに置く際はできるだけ端に置くなどの配慮があると良いです。
※各自治体によりルールが異なります。
※各自治体によりルールが異なります。
電球のごみは回収ボックスや不要品回収もおすすめ
市役所や自治体の施設、一部のスーパーマーケット、家電量販店、ホームセンターなどに回収ボックスが設置されている場合があります。
蛍光灯は、主に以下の家電量販店やショッピングセンターに設置された回収ボックスに出すことで、回収してもらえます。
【家電量販店】
【家電量販店】
ヨドバシカメラ
ビックカメラ
ヤマダ電機
ケーズデンキ
ビックカメラ
ヤマダ電機
ケーズデンキ
家電量販店の中では、ケーズデンキが、回収ボックスを置いてある確率が高いです。他の家電量販店は、レジの近くにボタン電池回収箱が置いてあることがあります。
【ショッピングセンター】
【ショッピングセンター】
イオン
イトーヨーカドー
マックスバリュ
店舗によって、回収ボックスがある場合とない場合があります。
イトーヨーカドー
マックスバリュ
店舗によって、回収ボックスがある場合とない場合があります。
家庭から出た電球や蛍光灯はそちらを利用すれば無料で処分できて、回収された電球や蛍光灯はリサイクル処理に回されます。
電球のごみの数が多い場合や一緒に大きな捨てたいものがある場合は不要品回収業者に依頼することで自宅まで回収しに来てくれるので便利です。
ただし不要品回収業者ごとに料金が設定されているので依頼する場合は事前に確認するようにします。
照明器具自体は粗大ゴミに
LED電球への切り替えや模様替えなど、電球だけでなく照明器具ごと処分したい場合には、一般的に、粗大ゴミとして出すことになります。ただし電球は取り外して、決められた方法での処分が基本です。
照明器具がそれほど大きくない場合や分解可能なものであれば、粗大ゴミ以外で捨てられるケースもあります。
名古屋市の50音別ゴミ分別一覧表での廃棄方法の表記
私の住む名古屋市の、電球の廃棄方法を、名古屋市ホームページの50音別ゴミ分別一覧表で調べると、下記のような簡潔な説明がされています。
2)白熱電球やLED製品は、不燃ごみへ
3)割れた蛍光管は、丈夫な紙などに包み、「キケン」と表示し、不燃ごみへ
さらにもう少し詳しく専用のページへ入ると、蛍光管等は回収拠点へ持ち込むように書かれています。
理由について、下記のように記載されています。
水銀によって人の健康や環境を害するリスクを減らしていくことを目的とした「水銀に関する水俣条約」や「水銀汚染防止法」に対応し、蛍光管等に含まれる水銀を資源化・適正処理するため、平成29年10月1日から拠点回収を開始しました。
回収時間は、原則各施設の営業(開庁)時間に準じます。
回収ボックスを設置している拠点では、回収ボックスに入れます。
開庁時間:月曜日から金曜日(年末年始を除く) 午前8時から午後4時45分
Googleマップ「蛍光管等回収拠点(名古屋市)」(外部リンク)
水銀によって人の健康や環境を害するリスクを減らしていくことを目的とした「水銀に関する水俣条約」や「水銀汚染防止法」に対応し、蛍光管等に含まれる水銀を資源化・適正処理するため、平成29年10月1日から拠点回収を開始しました。
出し方
蛍光管は、各区の環境事業所または家電販売店・ホームセンターなどの蛍光管回収協力店舗に持ち込みます。回収時間は、原則各施設の営業(開庁)時間に準じます。
回収ボックスを設置している拠点では、回収ボックスに入れます。
開庁時間:月曜日から金曜日(年末年始を除く) 午前8時から午後4時45分
蛍光管回収協力店舗・各区の環境事業所の地図
蛍光管回収協力店舗及び各区の環境事業所の場所を地図で確認することができます。Googleマップ「蛍光管等回収拠点(名古屋市)」(外部リンク)
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環境局 事業部 作業課 処理係
電話番号: 052-972-2396
ファックス番号: 052-972-4133
電子メールアドレス: a2393@kankyokyoku.city.nagoya.lg.jp
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