パブリックドメインを公開している世界の美術館

 パブリックドメインの存在を知ってから、いろいろな美術館を覗いてみたくなり、パブリックドメインを公開している世界の美術館を調べてみました。

各美術館のホームページを訪問することになりますが、公開の方法は各美術館で様々であり、ネット上で、検索の方法を調べてから訪問した方が無駄がないように思います。

著作権が切れている作品は「パブリック・ドメイン(PD)」(最近ではCreative Commons Zero, CC0の呼称もあります)と表示されています。

メトロポリタン美術館

メトロポリタン美術館は、アメリカ・ニューヨークのマンハッタンに位置する、150年の歴史を持つ美術館です。

世界中の古代から近現代に至る膨大な美術品を収蔵し、美術館としては世界で4番目の来客数および床面積を誇ります。

メトロポリタン美術館は「Open Access」というプロジェクトとして、デジタル化された美術品写真をインターネットで無料公開しています。

さらに作品の左下に、CC0表記≒(パブリック・ドメインの作品)を明示しているので、訪問者が無料で利用することが可能となっています。

公称で406,000点のパブリック・ドメイン画像が公開されていると言われています。

メトロポリタン美術館のウェブサイトにて、Search the Collectionのページで"Open Access"にチェックを入れることで、パブリック・ドメインの画像となっている美術作品を絞り込んで閲覧することができます。


メトロポリタン美術館、ウォーレン・ロジャース夫人1821年頃、ジョンパラダイス(1783-1833)米国




メトロポリタン美術館、レディ・ヘスター・キング(1873年死去)1805年頃、ジョン・ホップナー・ (イギリス、ロンドン1758-1810)

シカゴ美術館

アメリカの3大美術館の一つであるシカゴ美術館には、ピカソやゴッホ、モネ、スーラ、ルノワールなどの有名作品が所蔵されており、美術館の公式サイトからダウンロード可能です。

シカゴ美術館は所蔵作品をデジタルアーカイブとして公開しており、パブリックドメインの作品は無料でダウンロードできます。

参考:シカゴ美術館公式サイトHP

公式サイトのホームページが開けたら、右上の方にある「The Collection」をクリックします。(🔍マークの左隣です。)

検索窓のすぐ下にある「Show Filters」 をクリックするといくつかのフィルターの列が出てきます。

スクロールして一番下まで見ると、、「SHOW ONLY」というカテゴリが出てきます。

「SHOW ONLY」のすぐ下にある「Public domain」のチェックボックスをクリックします。

パブリックドメインのフィルター設定が終わったら、興味のあるキーワードで検索をしていきます。

キーコードを入れなくても、そのまま「
The Collection」の「page]
を繰っていっても、多くの作品を観ることもでき、その中から選択することもできます。

例えば、検索枠の中に「
Vincent van Gogh」と入力して検索すると、ゴッホの作品が表示されます。

その中から好きな作品をクリックします。

クリックすると、作品画像と詳細情報が表示され、作品画像の左下に三つのマークが出てきます。

三つのボタンのうち、真ん中の矢印マークがダウンロードのボタンです。

このボタンを押せばダウンロードは完了です。


シカゴ美術館蔵、Interrupted Reading、1870年頃、Jean-Baptiste-Camille Corot, French, 1796-1875


ルーブル美術館

フランス・パリにあるルーブル美術館が2021年3月、全作品にあたる、およそ48万点の作品をオンラインで無料公開し、無料ダウンロードが可能になりました。

作品や作者を探したい場合は、日本語検索ができないので、英語やフランス語で入力できないと、少々手間がかかります。

商用利用したり、改変する場合は、ルーブル美術館公式webサイトにて、最新の利用規約を確認しておくと安心です。

まずはルーブル美術館公式webサイトのコレクションへアクセスします。

ブラウザの機能で、日本語に翻訳したページを表示しておくと、検索が楽です。

目当ての作品カテゴリがある方は、トップページのコレクションカテゴリから探すのが良いです。


テーマ別アルバムでは、コレクションカテゴリのような一般的な分類ではなく、ルーブル美術館ならではのテーマで分類されています。

初めて訪れる場合は、まずは、『ルーブル美術館の傑作カテゴリ』を覗いていみるのがおすすめです。

ルーブル美術館で、代表作品といわれる様な見るべき作品がズラリと並んでいます。


目当ての作者や作品がある場合は、検索窓の虫眼鏡マークをクリックし、最初から、細分化されたカテゴリページへ飛んでしまった方が見つけやすいです。

作品情報入りのPDFデータと、画像ファイルをまとめたものがダウンロード可能です。

Tête de sainte Marie-Madeleine 聖マグダラのマリア像、1500年/1600年(16世紀)Baroche (Federico Barocci, dit le)バローチェ(フェデリコ・バロッチ、バロッチョとも呼ばれる、ル・バローシュ(ウルビン、1539年頃 - ウルビン、1612年)イタリア