眠い時、眠気を克服する方法

車を運転しているときや、今日中に済ませておきたいことがあるときには、どうしても眠気を克服したいことがあります。

昔から、仮眠もとれない場合、急場の対策として、いろいろな方法がありますが、上手い方法があるか探してみました。


冷たい水で顔を洗う

冷たい水で刺激を受けると、交感神経が刺激されます。

交感神経は脳を興奮させる働きがあるため、眠気を覚ましてくれます。

冷たい水で顔を洗うようにするとよいです。

即効性のある方法として、冷たい水で絞ったタオルを顔や首にあてるだけでも良いです。

クール系目薬や冷却シートを使う

クール系の目薬や冷却シートを体に当ててみるのもおすすめです。

体が冷えることで体をリラックスさせる副交感神経の働きが抑制され、眠気を緩和することができるそうです。

太い血管が通っている首筋や、脇の下などに当てるのが効果的です。


冷たい飲み物を飲む

冷たい飲み物を飲むと、冷たい水で顔を洗った時と同じく、交感神経が刺激されて眠気が覚めます。

眠気が強い時は常温や温かいものより、冷たい飲み物を飲むようにするとよいです。

コーヒーや緑茶のようにカフェインが含まれているとなおよいです。


ガムを噛む

咀嚼は脳に刺激を与えて覚醒を促してくれます。

運転中など、ガムを噛んでも問題ない状態ならば眠気覚ましに有効です。

ミントやカフェインが含まれたガムを噛むと眠気を覚ます効果が高くなります。


眠気に効くツボを押す

耳には100以上のツボがあるといわれており、特に耳たぶのツボは軽くもむと身体があたたまり、活動モードに切り替わるツボです。

当然眠気に効くツボも含まれています。

指で耳たぶをつまんで、少し引っ張るだけで眠気覚ましには効果的です。

両手で左右の耳たぶを持ち、下にゆっくり3秒引っ張ったらポンと放す動作を、4〜5回繰り返します。

仕上げに耳全体をもんだり、上下・左右・斜め方向に引っぱったりすることで、耳全体のツボが刺激され、より効果的です。

手のツボには3つ眠気に効くつぼが存在しています。合谷(ごうこく)・中衝(ちゅうしょう)・労宮(ろうきゅう)の3つです。特に合谷と労給は場所が分かりやすいので覚えるのが簡単です。

合谷は親指と人差し指の付け根の部分にある骨と骨の間のくぼみにあり、労宮は丁度手のひらの真ん中にあります。中衝は、中指の爪の、人差し指側の生え際から2mm程度下の部分にあります。



痛みを感じやすい場所に刺激を与える

痛みの力を利用して眠気を覚ますのも1つの方法です。

頬を両手で引っ張る、太ももを軽くつねるなど、痛みを感じやすい場所に刺激を与えると、人間の脳は危険視号を察知し脳が活性化されます。

それにより眠気を覚ますことに繋がります。


息を止める

シンプルかつ、その場でできる方法として「息をとめる」 という方法があります。

特にアイテムも必要なく、シーンも選ばないので眠気を覚ます方法として有名です。

やり方としては自分の可能な限り息をとめて、その後に大きく息を吸い込みます。

脳に酸素が行きづらい状態でその後、大量に酸素が脳に配給されると脳が活性化され眠気が緩和します。

脳が眠気よりも酸素を取り入れることを最優先にする為におきる現象です。


カフェインをとる

コーヒーなどに含まれるカフェインは、脳にたまった睡眠物質の働きをブロックして、眠気を払う作用があります。

ただし、カフェインをとった直後には目が覚める効果が出ないので、注意が必要です。

カフェインをとるタイミングは、効果を発揮したいときから20〜30分前です。

また、カフェインの効果の持続時間は3時間程度なので、この間に集中して作業をします。


緑茶を飲む

緑茶は他のお茶に比べてカフェインの含有量が多く、脳を活性化する働きをしてくれます。

その中でもカフェインの含有量が高い玉露茶は眠気を覚ますのに効果的です。

カフェインを多く含んだ珈琲よりも含有量が高く、100mlに対して160mgもカフェインを含んでいます。


ストレッチをして血行を良くする

眠気をさますのに一番効果的なのはやはり「体を動かす」ことです。

人間は同じ姿勢が長時間続くと、筋肉が緊張し硬直した状態になり、血行不良に陥ります。

血行不良が眠気に繋がることは科学的にも証明されていることです。

眠気が強い時、人間の脳は副交感神経が強まっている為、体を動かすことで交感神経を優位に働かせる必要があります。

血行改善効果も期待できるため相乗効果で眠気をブロックすることが可能です。

一番簡単なストレッチは「背伸び」が挙げられます。

自由に体を動かせる場面であれば、「背伸び」が最も効果が期待できます。

座ったままでも効果がありますが、立ってやることで血行改善が進み、より交感神経が活発になります。

ストレッチを実施する際のポイントは「1回1回をじっくり丁寧にやること」と「2~3時間毎にやること」この2つのポイントを意識して取り組めばより効果的に眠気を覚ますことができます。


アイソメトリックス(等尺性運動)

アイソメトリックスとは、関節を動かさずに筋肉を収縮させる運動のことです。

身体をゆっくりほぐして交感神経を活発にすることで、血圧や体温を上昇させ目覚めをうながすことができます。

下記は身体が一気に目覚めるアイソメトリックスの1例です。

1)親指以外の4本の指を胸の前で引っ掛けるように組む

2)両手を外側に向かって、思いきり引っぱり合う

3)背中の肩甲骨をよせるイメージで、10秒ほど続ける

4)胸の前で両手を合わせる(両指を組んでもOK)

5)腕が水平になるようにひじを上げ、両手を内側に思いきり押し合う。これを10秒ほど続ける


メンソールを首や鼻に塗る

直接的な刺激で目を覚ますのなら、メンソールを塗るのも効果的です。

どうしても我慢できない眠気が襲ってくるときには、メンソール入りのリップクリームやウェットシートなどを首や鼻に直接塗り付けます。

メンソールは皮膚の冷感センサーの働きを強めてくれるので、スースーする冷たい刺激とともに、目をはっきり覚ませてくれます。

ただし、眠気が強いからといって、目の周りに塗ることは避けます。

目の周囲の皮膚には刺激が強すぎる上、涙腺を過度に刺激してしまうことにもなりかねません。

首や鼻など、安全な部分で適度な刺激を与えます。


ブドウ糖を摂取する

脳にブドウ糖が不足すると眠気が増すといわれています。

おすすめは手軽に摂取できる飴やラムネ菓子です。

アロマで瞬間リフレッシュ

アロマの香りには、眠気をスッキリさせたり、リフレッシュ、集中力UPに活用できる香りもあります。

ペパーミント、ユーカリ、ローズマリーなどの香りには、神経を刺激して眠気を払拭してれる効果が期待できます。

特にアロマは鼻から脳へと伝わり、脳にダイレクトに刺激を与えてくれるので、最も即効性があり、効率的に眠気を吹き飛ばしてくれます。