お腹にガスがたまるのは生活習慣で減らせるか
どうもお腹にガスが溜りやすい体質なのか、お腹が鳴りだして慌てることもあります。
なんとか生活習慣の改善で、お腹のガスが溜まるのを減らせないかと調べてみました。
早食い
食事の時に食べ物や飲み物と一緒に飲み込んでしまう空気が、ガスの原因になっています。早食いをする人は、食べ物をよく噛まないため、飲み込む空気の量が多くなってしまいます。
そのためガスがお腹に溜まりやすくなってしまいます。
できるだけ食べ物を良く噛んで、ゆっくり食事をすることを心掛けると良いです。
座っている時間が長い
座っている時間が長いと、腸が圧迫され腸の働きを悪くしてしまいます。座りっぱなしになってしまっている人は、たまに動くなどして、腸が圧迫されないようにするといいです。
運動不足は腸の蠕動運動(ぜんどううんどう)を妨げるので、お腹にガスが溜まりやすくなります。
合間に、お腹周りを動かしてストレッチをすることも大切です。適度な運動が、お腹の張りやガスが溜まるといった不快な症状を改善してくれます。
便秘
睡眠不足や運動不足、ストレスなどで便秘になり、便が長く腸にいると発酵したり、ガスが発生しやすくなります。
腸のぜんどう運動が弱いのも原因のひとつになっています。
大腸内に滞留した便はガスの発生源になり期間が長いほど 有害なガスを発生させやすくなってしまいます。
ヨーグルト
ヨーグルトは、腸の中の善玉菌を増やし、悪玉菌を抑えます。乳酸菌の種類は実はたくさんあって、ヨーグルトによっても使用されている乳酸菌が違います。
自分に合ったヨーグルトを見つけるのも大事です。
生姜
生姜は体を暖め、血行をよくし、腸の働きを活性化します。
体が冷えていると、腸のぜんどう運動が悪くなってしまい、便秘の原因になってしまいます。
生姜は体を温めてくれる他に、免疫力を高めてくれる効果もあります。
唐辛子も体を温めてくれるのでおすすめです。
ハチミツ
ハチミツなどに含まれるオリゴ糖、グルコン酸は善玉菌のエサになります。オリゴ糖、グルコン酸を積極的に摂ると善玉菌を増やすことができ、腸内環境を整えることができます。
ハチミツの他にオリゴ糖が含まれる食品は、とうもろこし、味噌、醤油、バナナなど。
グルコン酸は、しいたけ、酢、米などに含まれています。
キノコ類
キノコ類に含まれている食物繊維は、腸内に善玉菌を増やして酸性にし、悪玉菌を減らしてくれます。
食物繊維の中でも水溶性食物繊維が善玉菌を増やしてくれる働きがあります。
水溶性食物繊維が含まれる食べ物は、海藻類、オクラ、長芋などです。
しかし、食物繊維の過剰摂取は、ガスを発生しやすくしてしまうので避けましょう。
ココア
ココアにはカカオポリフェノールとリグニンという食物繊維が含まれています。
リグニンは、便のかさを増してくれ、老廃物と一緒に押し出す働きがあります。
また、おならのにおいを抑える働きもあります。
カカオポリフェノールも腸内環境を整える働きをしてくれます。
注意したいのが、ココアは純ココアなどにして、砂糖などカロリーを控えることです。
甘くしたい時は、オリゴ糖、グルコン酸が含まれるハチミツをプラスするのがおすすめです。
その他のガスが発生しにくい食べ物
豆乳、そば、米、トマト、にんじん、ほうれん草、もやし
カボチャ、キウイ、オレンジ、バナナ、
卵、牛肉(赤身)、鶏肉、魚介類
いも類、豆類
いも類、豆類には繊維質が多く、胃で消化しきれず、大腸まで届いて、そこで分解されガスとなります。しかし、これらのガスがおならとして出ても、あまり臭いは強くありません。
炭酸飲料
炭酸飲料やビールをたくさん飲むとお腹の中でガスを作ってしまいます。炭酸を飲むと、ゲップが出たりしますが、それが腸まで送られると、ガスとして出てきます。
肉類
肉類などの動物性たんぱく質は、臭いガスの原因になります。
有害なガスはタンパク質を分解する時に作られます。肉類を摂り過ぎることで胃や小腸で消化しないまま、大腸に運ばれ、悪玉菌がそれを分解することで臭いガスが発生してしまいます。
食後のフルーツ
果物は繊維が多く、糖質が多いので、消化されにくく、ガスを発生しやすくなっています。
そして消化しないまま腸に送られてしまいます。
フルーツは食後ではなく、空腹な時、単独で食べると、すぐエネルギーに変えてくれるので、食べるタイミングに気を付けるといいです。