インクジェットプリンターのインクが正常に出ていないカートリッジへの対処法
インクジェットプリンターで印刷していて、インクが残り少ないというメッセージが出た時に、印刷途中でインク切れになるのを防ぐために早めにインクカートリッジを交換することがあります。
交換後に、ノズルチェックパターンを印刷して、交換したカートリッジのインクが正常に出ていなかったときは、交換前までは正常に印刷できていたのですから、明らかにカートリッジの不具合です
しかし、他にカートリッジの予備がない場合、なんとかこのカートリッジの不具合を解消して使えるようにしたいと思うものです。
その場合、出来得ることについて、調べてみました。
カートリッジを振ってみる
インクが正常に出ていないカートリッジを、ゆっくり上下に振ってみます。カートリッジのスポンジの部分にインクが染みていないと上手くインクが出ないことがあるので、染み込ませるイメージで振ってみます。
勢いよく降ると、インクが飛び散る場合があるので、要注意です。
カートリッジを振る際はインクの吐き出し口や空気孔からインクが飛び散らないように注意します。
プリンターにセットしてしばらく放置する
そのような場合は、インクが吐き出し口まで染みるよう、カートリッジをプリンターにセットして電源を入れたまま30分~数時間ほど時間を置いてから印刷をしてみます。
プリンターのヘッド熱でインクを温めることによって、インクが溶けて出が良くなります。
インクが頑固に固まっていることが予想される場合は、一晩くらい待ってみます。
インクカートリッジを使い切る
とりあえず、インクの出ないカートリッジを外し、交換前のインクの少なくなったカートリッジを使って、「インクが無くなりました。新しいカートリッジに交換してください」と表示されるまで印刷します。
たいがい、インクが完全に無くなる前に交換表示が出るので、カートリッジの中にはわずかですがインクが残っています。
それでも数枚の印刷は可能で、場合によっては10枚以上印刷可能な場合もあります。
プリンターから外したカートリッジのICチップを、インクの出ないカートリッジのICチップと交換します。
交換取付したICチップは、端子接触パターン以外の部分をテープで止めれば簡単に外れません。
ICチップを交換したカートリッジをプリンターに取り付ければ、満充填状態を表示しますから、残存しているインクを完全に使い切るまで印刷できます。