「OCN光withフレッツ」「OCN光」「ドコモ光」の違いについて
現在、我が家では、光回線として、「OCN光withフレッツ」を契約しています。
スマホはOCNモバイルOCNの1GBプラン770円を、光モバイル割で550円で契約しています。
OCNモバイルOCNの光のモバイル割
光モバイル割によって、OCNモバイルOCNの1GBプラン以上で220円が割り引かれます。
光モバイル割の条件は、「OCN 光サービス」とセットの利用があることです。
対象となる「光サービス」は以下の通りです。
OCN 光 /OCN for ドコモ光/OCN 光 with フレッツ/OCN 光 おまかせプラン with フレッツ/OCN 光 「フレッツ」(OCN 光 「フレッツ」 WiFiアクセスを除きます)/OCN 光 おまかせプラン 「フレッツ」/OCN 光 あんしんプラン 「フレッツ」
この中に、OCN 光 with フレッツが入っています。
少し紛らわしいのが、OCN 光 with フレッツ と OCN 光の違いです。
OCN 光 とOCN 光 with フレッツの違い
「OCN光」と「OCN光withフレッツ」は、どちらもNTTグループの会社「NTTコミュニケーションズ」が提供している回線サービスです。
光回線でインターネットに接続する際は、「回線」+「プロバイダ」の両方が必要になります。
最近の光回線では、回線+プロバイダが一体化しているサービスが多く「OCN光」もプロバイダ一体型での提供です。
「OCN光 with フレッツ」は、プロバイダはOCN、回線はフレッツ光での利用になります。利用料金は「プロバイダとしてのOCN利用料」+「フレッツ光回線利用料」の合計金額なのですが、請求はフレッツ光の「NTTファイナンス」が一括で行っています。
利用料金
「OCN光」は回線+プロバイダをセットで提供しており、利用料金も一括で請求されます。「OCN光」マンションの場合は3,960円 になります。
対して、「OCN光 with フレッツ」は、プロバイダ+フレッツ光回線をセットで提供しています。
プロバイダ料金は固定ですが、フレッツ光回線の利用料金が地域・戸建てorマンションによって変動します。
総額で考えると、OCN光よりも高くなると言われていますが、フレッツ光にはいろいろな割引の条件があって、必ずしもそうではありません。
我が家は、「OCN光 with フレッツ」を契約して10年間使用しています。
フレッツ光利用料が3,700円、2年縛りの光もっともっと割の割引870円、親族家族がNTT光回線を引いて紹介ということでグループ割300円が割り引かれています、
従って、3,700円-870円-300円=2,530円、税込みで2,530円×1.1=2,783円です。
これにプロバイダーOCN利用料はなぜか、一般に言われている金額より安くて836円になっているので、合算すると、2,783円+836円=3,619円となります。
OCN光回線の場合、(マンション)3,960円でしたから、我が家のOCN光withフレッツ(マンション)は3,619円となり、わずか341円ですが安くなっています。
実際には、これに光電話500円(ユニバーサルサービス料3円が加算されて税込みでは503円×1.1=553円)と毎月変動する電話利用料が加算されますが、これはOCN光回線に転用しても同じになります。
OCN光の使用回線は「OCN光回線」ですが実際にはOCN光が使っている回線は、フレッツ光から借り受けた回線です。
そのため、「OCN光」と「OCN光 with フレッツ」で使っている回線は同じになります。
プロバイダもどちらもOCNなので、通信速度や品質に関しては全く変わりません。
光コラボレーション・転用
「OCN光」も光コラボレーションの1種です。
「OCN光 with フレッツ」をご利用中の場合は、「転用」という制度を使うことで「光コラボレーション回線」へ、工事不要で乗り換える事が可能です。
「転用」とは、フレッツ光から光コラボレーション回線へ乗り換える事を指します。
光コラボレーション回線はフレッツ光回線を借り受けてサービスを提供しているため、既にフレッツ光を利用中の場合は工事無しでサービスを利用可能です。
「転用」で乗り換えると、本来必要なフレッツ光の解約金が免除されます。
通常は、別途契約しているプロバイダの解約金は必要ですが、「OCN光 with フレッツ」→「OCN光」なら、同じOCNなので解約金は不要です。
解約の時期を気にする必要がありません。
「OCN光 with フレッツ」をはじめ、フレッツ光回線から転用で乗り換えた場合、ほとんどの場合で新規契約よりも減額されますがキャッシュバックがあります。
新規キャッシュバック | 転用キャッシュバック | |
---|---|---|
OCN光 | 最大50,000円 | 50,000円(戸建て) 22,000円(マンション) |
ソフトバンク光 | 35,000円 | 15,000円 |
ドコモ光 | 20,000円 | 20,000円 |
auひかり | 50,000円 | ※光コラボではないので新規のみ |
NURO光 | 35,000円 |
OCN光のキャッシュバックは、OCNモバイルONE利用者のみの適用になりますが、2023年7月1日以降、OCNモバイルONEがNTTドコモに合併されるため、どうなるか分かりません。
ひかり電話
「OCN光 with フレッツ」でひかり電話を利用していた人は、OCN光でもそのままの電話番号でひかり電話を利用できます。月額利用料は550円(税込み+別途ユニバーサルサービス料)です。
「OCN光」「ドコモ光」の違い
2023年7月1日からOCN モバイル ONEはNTTドコモト合併し、少容量プラン「irumo(イルモ)」がリリースされます。
irumoを安く利用しようとするためには、ドコモ光の利用が必要です。
ドコモ光の利用によって、月額1,100円が割り引かれるので効果はかなり大きいです。OCN光とドコモ光は、共にフレッツ光の回線網を利用した「光コラボ」の回線サービスです。
事業者はOCN光はNTTレゾナント、ドコモ光はNTTドコモです。
月額料金
マンション月額料金は、OCN光が3,960円、ドコモ光が4,400円となり、OCN光の方が440円安いです。年間で計算すると、5,280円も違いが出ます。
ドコモ光では契約満了月の当月と翌月、翌々月の3か月間が更新期間で、OCN光は契約満了月の翌月のみが更新期間です。
回線速度
OCN光とドコモ光の回線速度はほとんど変わりません。
最大通信速度は両社同じ1Gbpsで、平均速度はOCN光が278Mbpsで、ドコモ光が274Mbpsでした。
平均速度は「みんなのネット回線速度」という、ユーザーの実際の回線速度を収集しているサイトを参考に記載しています。
一般的に回線速度は100Mbps以上あれば、どのような用途でも快適にネットが利用できると言われています。
プロバイダ
OCN光のプロバイダは「OCN」だけです。
ドコモ光のように他のプロバイダは選べません。
ドコモ光は下記の23社の中からプロバイダを選択できます。
GMOとくとくBB、ドコモnet、plala、DTI、@nifty、andline、BIGLOBE、スピーディア、hi-ho、ic-net、Tiger-net、エディオンネット、SYNAPSE、BB.excite、楽天ブロードバンド、TikiTiki、@ネスク、OCN、@TCOM、TNC、@ちゃんぷるネット、AsahiNet、WAKWAK中には月額料金の割引やキャッシュバックなど、独自のキャンペーンを実施しているプロバイダもあります。
プロバイダ回線速度
1位 ドコモネット 312Mbps2位 GMOとくとくBB 303Mbps
3位 ぷらら 288Mbps
4位 エディオンネット 285Mbps
5位 Asahiネット 278Mbps
6位 OCN 274Mbps
7位 ビッグローブ 271Mbps
8位 BBエキサイト 258Mbps
9位 DTI 257Mbps
10位 アットティーコム 250Mbps
11位 タイガースネット 243Mbps
12位 ニフティ 212Mbps
13位 アンドライン 193Mbps
14位 楽天ブロードバンド 173Mbps
15位 WAKWAK 139Mbps
ドコモ光とOCN光はどちらも光コラボなので、フレッツ光から工事費なしで乗り換えることができます。
OCN with フレッツからドコモ光もしくはOCN光への乗り換えは、「転用」というシステムを活用すれば簡単に乗り換えることができます。
ドコモ光とOCN光はどちらもOCNプロバイダに対応しているので、乗り換える場合もプロバイダをOCNのままにすれば、スムーズな乗り換えができます。