ゴム手袋に空いた穴の塞ぎ方

 キッチン用ゴム手袋は、手荒れ防止のため必須ですが、しばらく使用し続けると、必ずと言ってよいほど、指先に穴が空きます。

この空いた穴を塞いで、なんとか延命できないか調べてみました。


パッチを作って接着剤で貼る

よくある方法で、ツギハギ、所謂パッチを作って接着剤で貼る方法が考えられます。

パッチは、レジの袋や使わなくなったゴム手袋を、穴の大きさに合わせてハサミで適当に切り取って、接着剤で穴部に貼り合わせます。

これは、表側ではなくて、裏側、手に接触する内側に貼ると、目立たなくなります。

接着剤が乾いたら表側に返して、表側の破れた隙間にも塗ります。

使うパッチの素材の薄さにより、ゴム手袋を手にはめた時の違和感を減らすことができます。

また強度のある素材を使うことによって、延命時間を伸ばすことができます。

接着剤は「アロンアルファ 耐衝撃 EXTRA」が柔軟性があってよかったという意見もあります。


マニキュアを表裏に重ねて塗る

これもよく紹介されている方法ですが、マニキュアを使う女性に限られます。

マニキュアを塗っては乾かすのを繰り返して、表裏に膜を作ります。


マニキュアは、トップコートが良いようです。

手間がかかる割には、2,3日ぐらいしか持たないという意見もあります。


強力瞬間接着剤を直接塗る

最も簡単で、用意するのは強力瞬間接着剤のみです。

この接着剤だけを塗る方法は、シンプルな割りには、2,3週間は持ったという話もあります。

100均で購入できる「セメダイン3000ゴールド耐衝撃スリム」という、プラスチック・ゴム・金属用の瞬間接着剤を使用すると良い結果であったという人もいます。

普通の瞬間接着剤ではなく、ゴム用というのがポイントです。

瞬間接着材は、塗った直後はすぐに固まり、塗った部分が硬くなりすぎて、負荷がかかると割れてしまいゴムのような柔らかさがないため補修材としては不向きという意見もあります。

そのような目的のためには、LOCTITE(ロックタイト) 黒ゴム接着剤 100g DBR-100Wを使うことがお勧めで、本製品を使って業務用ゴム長手を上手く補修している事例が紹介されていました。

接着剤を薄く塗った部分に不安を覚える方は二度塗りをします。

乾かすための時間は増えますが、その部分の強度は増します。

私の場合、セメダインスーパーX2(強力型、高機能弾性接着剤、速硬化タイプ)という接着剤を使って試してみた処、小さい穴の場合は上手く塞ぐことができました。

しかし、大きい穴の場合は、接着剤の強度が足りなくて、手袋の内側を洗うために、水の圧力を使って指部分を伸ばすときに、簡単に穴部分が割れて、再び穴が空いてしまいました。

補修材にあまりお金をかけるのは得策ではないと思いますが、やはり接着剤には、ゴム補修用を使ったり、盛って膜を作っても強度のある製品を使うか、穴の大きさによってパッチを使う方法を選択して使用するのがよさそうです。

しかし、透明なゴム補修材を使って表側に塗っても、使用中に補修部分がすぐに黒く汚れて、見栄えが悪くなる場合もあります。

ゴム手袋の外側に塗った接着剤は、しっかりと乾燥させないと、使っているうちに剝がれ易いです。

どちらかと言うと、内側にしっかり塗布した方が剝がれ難いです。