バンパーの擦り傷の補修の事例

 バンパーの擦り傷の補修をしている最中のため、ネットで動画を検索してみました。


事例1

下地研磨



バンパー補修する前に、車体の汚れを十分落としてから、キズの部分を耐水サンドペーパー150番で、ささくれをとり、周辺部と同じ高さになるまで研磨します。



サンドペーパーについて

補修箇所をしっかりならしておかないと、うまくバンパーパテが塗れません。研磨パッドを使えば力が均等にかかり、傷跡がキレイに仕上がります。

この工程に必要な商品
耐水サンドペーパーセット M


サンドペーパー用研磨パッド


脱脂


補修箇所をシリコンオフをスプレーしてキレイなタオルで拭きます。

塗装の前には必ず脱脂しておきます。

ペイント補修の大敵は油分です。塗装面に油分が残ったままだと、せっかく塗ったパテやペイントが後からはがれ落ちる原因になります。

この工程に必要な商品
シリコンオフ チビ缶


バンパープライマー


樹脂が露出した補修部分にバンパープライマーをサッとスプレーします。

樹脂バンパーは、もともとパテやペイントが密着しにくい素材のため、バンパープライマーをスプレーすることでパテの密着性を高めます。

この工程に必要な商品
バンパープライマー


バンパーパテ塗り


よく練ったバンパーパテをキズ部分に押しつけるように一方向に塗っていきます。周囲の塗装面より少し高く盛り上げます。

パテについて

パテの使い方

この工程に必要な商品
バンパーパテ


パテ用ペーパーパレット



パテヘラ6枚セット


バンパーパテ研磨


耐水サンドペーパー320番でバンパーパテを研磨していきます。ある程度パテが平滑になったら600番で段差や凹凸がなくなるまで研磨しなめらかに仕上げます。

サンドペーパーについて

320番で研磨中、パテ埋めした箇所に気泡の穴が出てきたら、パテ埋め、硬化の後、再度研磨します。

この工程に必要な商品
耐水サンドペーパーセット M

耐水サンドペーパーセット M

サンドペーパー用研磨パッド


脱脂


シリコンオフをスプレーしてタオルで拭き取ります。

この工程に必要な商品
シリコンオフ チビ缶


プラサフ塗装のマスキング


補修箇所より少し広めにマスキングします。

プラサフはかなり広く飛び散りますので広い範囲をマスキングします。

この工程に必要な商品
マスキングテープ


幅広マスキングシート


バンパープライマー


樹脂が露出した部分にバンパープライマーをサッとスプレーします。

樹脂バンパーは、もともとパテやペイントが密着しにくい素材のため、バンパープライマーをスプレーすることでペイントの密着性を高めます。

この工程に必要な商品
バンパープライマー


プラサフ塗装


補修箇所にボデーペンプラサフを塗装していきます。一気に塗ろうとせず、数回に分けて塗り重ねます。




塗装について

プラサフをスプレーすることで、上に塗るカラーの密着性を高めます。また、パテ補修の際、カラー塗料の吸い込みを抑え、ざらつきを隠して平滑にする働きがあります。

この工程に必要な商品
ボデーペン プラサフ


プラサフ研磨


塗装の表面が乾燥したら、マスキングをはがし、さらにしっかり乾燥してから、耐水サンドペーパー1000番で、プラサフ塗装した部分と周囲の塗装の段差をならすように研磨していきます。

プラサフ塗装した部分の外周部から作業します。

周囲の塗装との境目に段差が残っていると、カラー塗装した時に必ず目立ってしまいます。なめらかになるまで研磨します。




指でなぞっても段差が分からない、ツルツルの状態。

この工程に必要な商品
耐水サンドペーパーセット M


サンドペーパー用研磨パッド


コンパウンド細目


カラー塗装前の下地作りです。塗装面周囲の変色・劣化した古い塗膜を磨き落とし、カラーペイントのノリを向上させます。

コンパウンドについて

この工程に必要な商品
コンパウンド細目


コンパウンド専用スポンジ


脱脂


シリコンオフをスプレーしてキレイなタオルで拭き取ります。

この工程に必要な商品
シリコンオフ チビ缶


カラー塗装のマスキング


スプレー塗装はかなり飛び散るので広い範囲をマスキングしておきましょう。

マスキングの方法(バンパー)

この工程に必要な商品
マスキングテープ


幅広マスキングシート


ボカシ剤


カラーペイントをスプレーする直前に、広い範囲にボデーペンボカシ剤をスプレーしておくことでカラーペイントの塗装時に発生する白っぽいザラつきを効果的に抑えることができます。

カラー塗装の方法(バンパー)

この工程に必要な商品
ボデーペン ボカシ剤


カラー塗装


ボカシ剤が乾かないうちにカラーペイントをスプレーします。



カラー塗装の方法(バンパー)

補修範囲より少し広めに、一度に厚塗りをせず、塗り重ねながらスプレーします。
ホワイトパール系やイエロー、レッドなど明るいカラーについては、特性上隠ぺい力が低いため、塗り重ね回数が多くなります。

この工程に必要な商品
ボデーペン


クリアー塗装
(メタリック、パール・マイカの場合)


カラーペイントで塗装した部分より広い範囲をボデーペンクリアーでスプレーしていきます。

カラー塗装の方法(バンパー)

3回から5回塗り重ねていき、光沢感のあるクリアー塗装に仕上げていきます。

この工程に必要な商品
ボデーペン クリアー


ボカシ剤


スプレー塗装した外周部分の白っぽいザラザラした箇所にまんべんなく濡れたように見えるまでボデーペンボカシ剤でスプレーします。

カラー塗装の方法(バンパー)

3回から5回塗り重ねていき、光沢感のあるクリアー塗装に仕上げていきましょう。

この工程に必要な商品
ボデーペン ボカシ剤


乾燥


塗装部分の塗料が完全に乾くまで約1週間しっかり乾燥させます。


コンパウンド磨き


磨き作業は、コンパウンドシート→コンパウンド極細→液体コンパウンドの順に使用し、ピカピカに仕上げます。

コンパウンド磨き

磨き仕上げの方法

この工程に必要な商品
コンパウンドシート


コンパウンド極細


液体コンパウンド


コンパウンド専用スポンジ




工程ごとにしっかりと『ボデーペン』でのペイント補修を行えば、深くえぐれたバンパーのキズをここまで目立たなくすることができます。


事例2


事例3


事例4


事例5