不可解なフィリップスシェーバーの故障


シェーバーの故障

3日前に突然充電ができなくなっていたフィリップスのシェーバーの故障が、いつの間にか直っていました。

今回いろいろと調べたので、備忘録として残しておきます。

故障したのは、シェーバーを洗って、少し濡れたまま充電しようとして、しばらく放置したら、うんともすんとも動かなくなってしまったのでした。

一応、水洗い可のシェーバーのはずでしたが、2011年1月に購入した製品のため古くなって防水性が劣化したかと思い、少し諦めかけていました。

その間、2003年5月購入の古いパナソニック(ナショナル)のシェーバーを使ってました。

made in netherlandsとマーキングされたフィリップスシェーバーの充電器のケーブルの被膜が劣化して絶縁テープ補修だらけに対し、made in japanとマーキングされたパナソニックの充電ケーブルは全く劣化が見られません。両社とも充電器はmade in chinaであるのに、これだけ差があるのは材料設計と品質管理の差でしょうか。

品質管理と耐久性はパナソニックの方が上に感じられます。

しかし、私にとって、剃り心地は、フィリップスシェーバーの方がパナソニックよりも上です。

私は肌が弱いので、深剃りは苦手で、そこそこ剃れて、肌を傷めなく、ヒリヒリ感なく剃れるフィリップスのシェーバーは重宝していました。

故障した時調べた事

その前日に本体、置台、ケーブル付ACアダプターのいずれが悪いのか確認はしていました。

置台は簡単にテスターで導通を確認できるので、問題ない無いことは分かっていました。

ケーブル付ACアダプターは、シェーバーに付属していた専用の洗浄機を繋いだら動いたので、結論としてシェーバー本体が悪いと判断しました。

ネットで原因を検索

1.ネットで調べたところ、わたしのRQ1250CCと同じ型式で、その中のコメントの一つに数日置いたら、何もしないのに直ったというものがありました。

コメントは下記の通りでした。

「恐らく、初期不良ですが、バッテリーのメモリが1つになったところで充電して翌日使おうとすると、全く動作しない事があります。


スイッチを押しても、モーターの回転はおろかLEDすら点灯しませんし、充電スタンドに置きなおしても、LEDが点灯せず、充電できません。
発熱はしていません。

この仮死状態がが23日続いたあと、突然充電可能になります。
充電可能となった時、なぜかバッテリーのメモリは0(オレンジ表示)になっていて、暫く充電しないと動きません。
充電時に完全放電してしまっているように思えます。

購入して直ぐに症状が出たので、お店に送り返したのですが、連絡して返品するまで2日ぐらいかかったので、その間に復活したようで、症状の再現性無しでそのまま送り返されました。


現状、購入してから約3ヶ月で、2回症状が発生しています。
メーカーに修理に出すことを考えていますが、症状の再現性無しでそのまま送り返されそうで、躊躇しています。」

正に私のシェーバーとずばり同じ現象です。

さすがネットで検索すると、出てくるものです。

2.このコメントに対する回答の中に、気になるものがありました。


「この機種は、SWロック機能が付いています。
SWを長押しすると、本体がロックされてしまいます。
その後は、SWを押しても何も反応しません。

その際には、SWを押すと本体表示の一番下に「鍵マーク」が表示されます。」

SWを長押しした記憶はあまりありませんが、もし長押ししたとしたら、それは動かなくなってしまった後のことだったように思います。

3.さらにこのような回答もありました。

「充電スタンドセット後、きちんと後ろ側に押し込んでいるか」
「しっかりと固定されるまで、きちんと押し込んでいるか」を、再確認をしてみてください。」

私の場合も以前に、上手く充電できないことがあった時に、このようにセットし直して上手くいったことはありましたが、今回はセットし直しても、全く何も変わりませんでした。

4.またこのような回答もありました。

「ノートパソコンのように、満充電後、なんらかの原因で電子回路がフリーズし、完全にバッテリーを消費しきるまで、無反応になっている可能性もありそうです。」

シェーバーでこのようなことがあるとは思われませんが、実際どうでしょう。

5.中には同じ現象が起きて、RQ1250CCを分解した人もいたようです。

「私もスレ主さんと同じ症状で、全く動かなくなりました。
購入後ちょうど1年くらいで、使用頻度は2日に1度というところです

保証書が紛失していたので、とりあえず綺麗に分解してみました。
(※真似しないでください)

う~ん、本体の基板に水垢が付いていて、ヘッドのモーター部分にはヒゲが付着している。
あまり防水性は高くないのかも、と思いました。
電池切れでも配線が断絶しているわけでもなく、原因は不明でした。


修理に出しても同じように扱っていたら、1年後に同じことになるかもしれないし、それ以前に分解したから修理してもらえないし、ゴミ箱にポイしました。

5年くらいもってほしくて奮発したのに、がっかりです。」


故障して分解してしまうのは、けっこう勇気のいることだと思います。

6.また同じ現象が何度も起きて、大分怒っている人もいるようです。

「私も先日、全く同じ症状で動かなくなりました。
これまでは、充電催促の赤ランプが点灯してから充電を行っていましたが、今回たまたま赤ランプが点灯する前に目盛1から充電したところ、見事にフリーズしました。

購入前から、この症状については知っていた(といってもかなりパニくりましたが)ので、ダメもとで数日間放置しておいたところ、急に充電できるようになりました。
メーカーにも問い合わせし、代理店の小泉成器さんから、
「点検するので着払いで発送してもらえれば」との丁寧な回答をいただきました。

ただ、ほぼ同じタイミングで充電できるようになったので、結局送りませんでした。その際に、小泉成器さんから来たメールに、今回のトラブル内容を記載して返信したのですが、それに対しては何の返答もありません。

これだけ同じような症状が出ており、しかもほぼ同じ状況で発生しているので、これは初期不良なんかじゃないですよ。私は完全にメーカーの怠慢だと思います。

今も主力機種だと思うので、改善しなければフィリップスの沽券に係わると思うのですが。
私もメーカーの人間ですが、これが自分の会社の製品だったら大問題ですよ。

ただ、私も使用感は非常に気に入っているので、使い続けたいですし、他のグレードだったら同じ症状が出ないのならそちらに変えたいです。
今は、赤ランプが点灯するまで充電を行わず、また、フル充電にならないよう注意して使っています。」

なるほど、言っていることは尤もだと思いますし、私も同感です。

.洗浄機のことについて書いている人もいました。

「ボクも仮死状態を何度も繰り返しています。
何度も繰り返し気付いたんですが、恐らく原因は自動洗浄充電器と言うか洗浄液だと思います。

その根拠は、何度か仮死状態になり復活してる時に自動充電洗浄機に水がかかったと言うか水没して壊れてしまったんですが、それ以来シェーバーを外して手洗いしていたら全く仮死状態になりませんでした。

ですが先日、壊れた洗浄機の下の洗浄液のトレイに洗浄液を低い水位で入れて洗浄した所、数時間後に仮死状態になっていました。

洗浄液に浸けて回して、↑に上げてからカラ回しして泡を出してる、あの動作の時に泡が多すぎて接続部から本体に洗浄液が侵入してブレーカーみたいな物が落ちているんじゃないでしょうか・・・。

なので、あの症状の復活時は充電が一度切れた後のバッテリー赤状態なんではないでしょうか・・・。
諦めて本体捨てちゃう前に洗浄充電器を捨てる事をお勧め致します」

洗浄機は私も購入した時に動かなくなったので、交換してもらったことがありますが、洗浄機が、シェーバー本体の故障に繫がるということは思ってもいませんでした。

8.分解して、かなり詳しく調べた人もいたようです。

「自分の理論を証明すべく分解し、基盤に乗ってる充電池の接点を剥がして通電しない状態にし2~3分待ってから通電させたところ・・・シェーバーのモーターにケーブル刺してもいない基盤と電池だけの状態でオレンジのランプが点滅し、電源スイッチを押すと白2つオレンジ1つが点灯しました。


フィリップスは多分、構造上の欠陥で洗浄充電するだけで仮死状態になってしまうの知っているんでしょうね・・・リコールみたいなのイヤだから誤魔化して購入者を諦めさせる対応にしか思えません。
もう二度とフィリップスは買わないと決めました。

あ、あとこの方法、かなりリスクがあります。
普通に分解するだけのリスク以上に電池の接点が紙のような薄さの金属なんですが電池にパンチのようなもので押し合わされてるような、金属はフニャフニャなんですが接点は剥がすではなく切る、に絶対なってしまうと思われます。

切ると接点がかなり心細くなります、ボクはビニールテープで接点押さえつけてから電池も基盤に押さえつける様にしてみました。
もちろん自己責任なので、壊れても良いから自分で仮死状態を直ぐに蘇生出来るようにしたい。って方だけ試してみても良いかと思います。」

成程、メーカーが公式に故障の原因を明らかにしていないので、自らかなりのリスクを負って調べている人がいるようです。

9.どうやら防水性に難がある構造のようで、このようなコメントもあります。

RQ1250はヘッドを上にして充電するため、微量に残っていた水分が、奥へ侵入した可能性もあると思っていましたが、自動洗浄充電器付きの洗浄液もダメとなると、なんとも残念なつくりですね。」

平気で毎回、水洗いしていましたが、気を付けた方が良いようです。

10.またわたしのRQ1250CCとは型式は違うのですが、やはり同じように、何もしないのに直ったというものがありました。

型式はわたしのものより新しいRQ1260CCでした。

「充電をしようとして一晩充電器にセットして翌日動かそうとしたら、うんともすんともいわなくなっていた。

充電器にセットしても何の反応も無しの状態。
故障したと思ったが、毎日スイッチを押してみたり充電器にセットしたりしてみた。

あきらめかけたが5日後に突如充電器にセットしたら充電を開始した。
過放電で充電を受け付けなくなっていたのかもしれない。
購入後1年経っていないので復活して良かった。」

動かなくなった経緯はともかく、全く私のRQ1250CCと同じ現象でした。

11.また同じRQ1260CCで別のコメントもありました。

「過放電すると、充電を受けつけないことは、よくありました
最近は、過放電防止回路が組み込まれているようで、メッタに発生しないですね。
サブ機で利用しているものは、たまにしか起動させないので、過放電になりがちです。
充電できないと、故障したかと思い焦ります。」

ということは、私のシェーバーの故障原因は過放電ということでしょうか。

赤いランプが点灯する前に、充電しないといけないということかもしれません。

12.ACアダプタに関しては次のようなコメントもありました。

ACアダプタにはコンデンサが使われていて、コンデンサには寿命があります。
高温だと寿命が短くなります。
ACアダプタは下手すると発火するので、リコールの対象になりやすい部品でもあります。」

今回の場合はACアダプタはOKでしたが、今後心配です。

自動的に充電が始まりました

ネット上には随分と多くのコメントがありましたが、今日の朝、洗面所で、ダメ元で再度、アダプターケーブルを繋いだら、突然オレンジランプが点滅したので、逆に驚きました。

レンジランプの点滅からしばらくして、オレンジと白ランプが交互に点滅するようになり、その後、白ランプ1個の点滅に変わりました。

時間が経つほどに白ランプの点滅が2個、3個と変わり、とうとう点灯しっぱなしになり、最後に消灯しました。

恐る恐るスイッチを入れると、シェーバーが回転しました。

結局原因は何だったのか

やったとばかり、喜んだのですが、もともとそのような欠陥があるのか、一体原因が何だったのかは明確に分かりません。

一応使える様になったのですが、そのうちまた動かなくなる恐れはあります。

古いパナソニック(ナショナル)のシェーバーは、まだまだ捨てられないようです。