浴槽の水位センサーのしくみ
水位センサー
水位センサー内部にはダイヤフラムと呼ばれる圧力を計測する計測器が内蔵されています。
ダイヤフラムは浴槽内の湯量が多くなるに連れて湯量に応じた圧力が水位センサーに伝達され、水位センサー内のダイヤフラムは徐々に圧力によって膨らんでいきます。
このダイヤフラムの膨張具合を水位センサーが感知して水量の計測を行なっているのが水位センサーの計測の仕組みです。
全自動風呂の場合は水位センサーが一定量の水量になると自動的にお湯を止めるように設定されてる為、水があふれることはありません。
全自動風呂で足し湯されるしくみ
全自動お風呂は給湯器に水位センサーが設置してあります。水位センサーの働きは、①給湯器は抵抗がなくなると浴槽に水を送る、②浴槽に水が溜まるほど給湯器に逆流圧力が高くなり送水が止まる というような複雑な働きを行っています
全自動風呂はセンサーが故障しなければ働きは持続しますが、少しでもおかしくなるとこの働きに不都合が起きます。
お風呂の浴槽にお湯が残っていると給湯器に逆流圧力が高まります。
かかった圧力を電気信号に変換して給湯器は現在の浴槽の水位を把握しています。
全自動風呂は、湯量が設定湯量より少なくなったら(3センチほど)センサーが感知して少なくなったお湯を足します。
全自動風呂と自動風呂の違い
大きな違いは湯船のお湯が減ると勝手に足し湯されるのが全自動ですが、手動でするのが自動風呂です。全自動風呂は、湯量が設定湯量より少なくなったら(3センチほど)センサーが感知して少なくなったお湯を足します。
またお湯が冷めたらセンサーが働き追い炊きが自動で働きます。
自動風呂は、湯船の湯量が少なくなっても足し湯は自動でできません。
自動風呂は、足し湯はあくまでもお風呂に入っている人が手動でするしかありません。
しかし追い炊きは全自動と同じで勝手にできるようになっています。
自動湯張り機能
自動湯張り機能には、「フルオート型」と「オート型」の2種類があり、前者には、「水位センサー(※)」が内臓されています。(※)追い焚き配管にかかる圧力を測定することにより、浴槽内での残湯の高さを計測します。
浴槽内に残湯があった場合には、機能の違いが生じることになります。
フルオートの機種は運転開始時に循環ポンプを稼働させ、そのとき追い焚き配管にかかる圧力を測定することにより、浴槽内での残湯の高さを計測します(水位センサー方式)。
このため、不足分を容易に計算することができます。
また浴槽内に残り湯があった場合でも、ほぼ正確に湯張り機能を働かせることができます。
さらに、水位が下がっても自動で足し湯を行なうことで設定水位に戻すことができます。
また浴槽内に残り湯があった場合でも、ほぼ正確に湯張り機能を働かせることができます。
さらに、水位が下がっても自動で足し湯を行なうことで設定水位に戻すことができます。
これに対してオート機能の機種は、循環ポンプを作動させたときに残湯があれば、一旦追い焚き動作に入ります。
一定の熱量を加えたあとで浴槽内の湯の温度上昇がどれだけであったかを測定します。
それをもとに残湯の量を計算するという間接的な方法(熱量演算方式)を取ります。
そのため厳密な正確さには欠け、残湯があるときの自動湯張りの水位にばらつきが生じることがあります。
それをもとに残湯の量を計算するという間接的な方法(熱量演算方式)を取ります。
そのため厳密な正確さには欠け、残湯があるときの自動湯張りの水位にばらつきが生じることがあります。
また、浴槽の水位を測定できないため、自動足し湯をすることができません。
全自動風呂も自動風呂も同じで追い炊き機能があるため給湯器(温水器)に入浴剤が残るのです。
給湯器や温水器は底の部分に不純物が溜まりますが、追い炊き機能が付いていると同じように機器の内部に不純物が残ることがあるからです。
メーカーは基本的には入浴剤の使用をしないように言っています。
なぜ循環式風呂は入浴剤が使えないのかということですが、
・配管が銅管で構成され入浴剤で腐食する
全自動風呂では入浴剤を使用しない方が良い
全自動風呂の欠点は入浴剤を入れられないことです。全自動風呂も自動風呂も同じで追い炊き機能があるため給湯器(温水器)に入浴剤が残るのです。
給湯器や温水器は底の部分に不純物が溜まりますが、追い炊き機能が付いていると同じように機器の内部に不純物が残ることがあるからです。
メーカーは基本的には入浴剤の使用をしないように言っています。
なぜ循環式風呂は入浴剤が使えないのかということですが、
・配管が銅管で構成され入浴剤で腐食する
・入浴剤が給湯器の内部に付着する
・水道管内部に入浴剤が付着する
・フィルターに入浴剤が詰まる
などといったトラブルを避けるためにメーカーでは使用禁止になっています。
配管自動洗浄機能
フルオートタイプには「配管クリーン」もしくは「追い焚き配管自動洗浄」とよばれる機能が付いています。これは浴槽のお湯を抜いた際に、自動で配管内に少量のお水(またはお湯)を流して配管内の汚れたお湯を洗い流してくれる機能です。
配管のヌメリのもとになる皮脂や入浴剤などの汚れを洗い流して、雑菌の繁殖を防ぐことができます。
フルオートを選ぶ人は、この機能に魅力を感じている人が多いようです。
オートにはこの機能がありませんが、足し湯ボタンを押して少量のお湯を流すことで全く同じ効果を得ることが出来ます。
現在は、たし湯の場合でも追焚き配管内および追焚きポンプの中をお湯が通るので、自動配管洗浄と全く同じ効果を得ることが出来ます。
そもそもお湯はりの際も、すべてのお湯が追焚き配管内や追焚きポンプ内を通るため、常にキレイなお湯で配管を洗浄しているようなものなので、湯垢などはほとんどつきません。