フランクフルトまでの12時間飛行


出発の朝は、まだ暗い5時起きでした。
朝早すぎて、まだバスがあまり走っていないのと、大きなトランクがあるので、最寄りの駅まで行くのに、6時15分にタクシーを予約しました。
結局、旅行保険はタクシー代を楽天カードで支払いしたので、200万円が加算されて750万円の保証金額になりました。

中部空港出発まで、かなり余裕はあったのですが、HISの旅行カウンターで日程表の説明を受けたり、チェココルナに換
金したり、トイレに行ったり来たりで、8年ぶりの海外旅行ということもあり、そわそわワクワクで落ち着かなく、時間は瞬く間に過ぎました。



10時45分に無事中部空港をテイクオフして、眼下に滑走路、街の家並み、山河、それからどこまでも続く雲海を眺めて
るとこれからの旅に期待が膨らみます。

中部空港からフランクフルトまで12時間の飛行は、とても長く、時々寝て覚めての間に映画を3つも観ていました。
離陸後の地上の大パノラマや、雲海に沈む夕日に感動します。
エコノミー症候群にならないよう時々トイレに立ち、そして戻ってくる都度、シートモニターでシベリア上空を飛んで、今まさに地球を半周しつつあることを確認して窓から外を眺めます。
ADが丁寧に供してくれる軽食、昼食、夕食、狭いながらも、いかにも飛行機の中で食している気分が高まります。

航空会社はルフトハンザのエアバスA340-300でしたが、フランクフルトへ着いてほっとした時、頭上のルームランプ辺りから、ポタポタと水が落ちてきたのには驚きました。
空港は、厚い雲に覆われ、小雨が降っていました。
格納庫に濃いネイビーブルーを背景にオレンジ色に耀く荒鷲のシルエットが、いかにもドイツらしいカッチリとした印象を与えます


フランクフルト空港の入国審査が、とても厳しくて、ボディチェックに加えて、靴まで調べられました。
審査官が4~5人いて皆ニコニコして愛想が良いのですが、最近ヨーロッパでもテロが増えているので、旅の安全のためには致し方ないと思います。

さらにフランクフルトからプラハへエアバスA320で1時間の飛行は、むしろ短く感じられました。
チェコでの入国審査は無しで、到着が18時近くで辺りは真っ暗でしたので、そのままホテルへ直行しました。