ラジエターの交換修理

11月24日の欧州旅行の出発を目前にして、妻は大きなトランクケースの前を行ったり来たり、広げたり閉じたりで忙しないのですが、私は後は任せて身一つ空港まで運ぶだけと、丁度去年の今頃の事などをつらつらと思い出したりしています。

去年の11月は27日が車の車検の更新期限で、その少し前からエアバッグECUの修理で四苦八苦していました。
その算段をしている最中に、マンションの駐車場に入っている私の車のラジエターの下あたりからぽたぽた赤い液が垂れて、下に溜まっているのを発見しました。
踏んだり蹴ったりとはこのことで、以前に車検を依頼した街の修理工場へ持って行ったところ、ラジエターアッパータンクがパンクして液漏れしているので交換するしかないと宣言されました。
修理代はラジエター新品交換で通常5万円かかると言われ、ディーラーで言われたエアバッグECUの修理代12万円と合わせて17万円、さらにかかるであろう車検代約10万円と合わせると27万円となり、とても許容できる金額ではありませんでした。
しばらくは、クーラント液を買っきて、減った分をつぎ足し継ぎ足して走っていました。
車で走った後は毎回ボンネットを開けて、少し割れ目の見える樹脂製のアッパータンクから止めどなく滲み出てくるクーラントをウエスで押さえ、アンダーカバーへ落ちたクーラントも拭き取り、クーラント予備タンクへ足すということを繰り返していました。
強力接着剤か充填剤のようなもので簡単に塞ぐ方法はないのか、インターネットで調べましたが、かなりドテドテに耐熱コーキング材のようなものを盛って修理した実例はありましたが、あまりスマートな方法ではありませんでした。
当時、エアバッグECUの修理をトライして、駄目だったらもうこの車はあきらめようと思っていたのですが、幸いエアバッグECUが治ったので、さらに街の修理工場に中古品が手に入らないか依頼しました。
その間にインターネットで探すと、破損したアッパータンクだけを修理してくれる修理工場があることが分かり、電話をすると、3万2千円で修理可能との返事があったので持ち込み可能日を確認して修理を依頼しました。
その翌日に中古品を探すよう依頼した修理工場から見つかったとの連絡がありました。
程度の良い中古品で2万8千円で修理可能との返事でした。
インターネットで調べて、中古品の交換であれば、工賃を含めて2万5千円から3万5千円位との情報があったので、前日のアッパータンクだけの修理を依頼した工場へキャンセル連絡して、中古品連絡のあった街工場へ車検と同時に修理を依頼しました。

後で調べるとヤフオクでは、程度は分かりませんが、中古のラジエターが6千円位で出品されていたので、もう少し安くなったか、もしくは自分でやれば大幅に安くすることができたかもしれないと、少し後悔の念が残りました。

1年経って今思うと、もし当時エアバッグECUの修理が無かったら、DIYで中古ラジエターの交換をもう少し真剣に考えていたかもしれません。
実際に幾つかのブログでは、DIYで中古ラジエターの交換した事例もありました。

要はその時の気力の問題であったような気がします。