車の税金について

1.自動車税(排気量別)

車の税金について少し考えてみました。
自動車税は4月1日時点で所有している車に掛かり、5月上旬に納付書が届いて、納付期限は5月末日です。

自動車税は、排気量によって税額が定められています。途中で廃車した場合は、月割り計算で翌月から年度末までの分が返還されます。

自動車税(円/年)
排気量
13未満
13年経過
3501cc4000cc
66,500
76,400
3001cc3500cc
580,00
66,700
2501cc3000cc
51,000
58,600
2001cc2500cc
45,000
51,700
1501cc2000cc
39,500
45,400
1001cc1500cc
34,500
39,600
1000cc以下
29,500
33,900
軽自動車
10,800
12,900

軽自動車税(自家用乗車)は平成2741日以降に新車購入した場合が10,800円の税額で、それ以前に購入した場合は7,200円となります。

これで見ると、ヨーロッパの車の小排気量+ターボチャージャー付の車やハイブリッドのモーターアシスト車はハイパワーでも排気量が小さくなるので、ワンランク下の税金で済み有利になります。

やはり軽自動車は特別に優遇されていて、最近トヨタ自動車の社長が高い日本の自動車税は軽自動車並みにすべきと言っていたのは、尤も至極と思います。

私の車は2500ccで、22年も経過しているので、自動車税は51,700/年も納税しています。

2.自動車重量税(車重別)

この毎年取られる自動車税に加えて、車検の度に取られる自動車重量税があります。

 自動車重量税(円)
車両重量
2(車検時)
13年未満
13年経過
18年経過
3000kg
30,000
49,200
68,400
75,600
2500kg
25,000
41,000
57,000
63,000
2000kg
20,000
32,800
45,600
50,400
1500kg
15,000
24,600
34,200
37,800
1000kg
10,000
16,400
22,800
25,200
500kg
5,000
8,200
11,400
12,600
軽自動車
6,600
6,600
8,200
8,800

重量のあるしっかりした造りのヨーロッパ車は税金が高くなりそうです。

私の車は~1500kgでやはり22年経過しているので37,800円も払っています。

やはりここでも軽自動車は優遇されています。
改めて表を見ると、街を走っている車の2台に1台が軽自動車である理由が納得できます。

定年退職して、経済的に苦しくなると、皆が軽自動車に乗り換えるか、いっそのこと車の所有を諦めてしまうということがよく分かります。
自動車の税金は軽自動車並みに下げないと、やがて日本では軽自動車以外の自動車は安い中国製になってしまうかもしれません。
或いはヨーロッパからの囂々たる非難か、トランプ大統領に一喝されて自動車税を不承不承下げる羽目になるのでしょう。


3.新車の軽自動車と同等に安い中古の普通自動車

私は次に買うなら、今と同じくらいの車で中古車に10年くらい乗りたいと考えています。

120万円の軽自動車と比較して、かなり大雑把に計算すると 
1,200,000-(51,700-10,800)×10-(37,800-6,600)×5=635,000

税金の差額だけで見ると、120万円の軽自動車の新車を10年乗るとして、中古車を63.5万円くらいで買わないと経済的には同等にならないようです。

逆に言うと、63.5万円以下で程度の良い2500cc~1500kg10年乗れる中古車が見つかれば、軽自動車の新車を買うより安いと言えるのかもしれません。

同じような計算で、車両重量が1500kgを超えてさらに重くなるトヨタのクラウンクラスの2500ccになると、さらにハードルが上がって、57.2万円で10年乗ることができる車を探さないといけなくなります。

逆にドイツ車の小排気量ターボように排気量を~1500ccに落とせば、車両重量が1001kg~1500kgであれば75.6万円以下で探せば良いことになります。
尤もドイツ車は部品代と修理代が高くつきます