ガソリン放火殺人事件



この数日、京都アニメーションのガソリン放火殺人事件で、34人もの痛ましい犠牲者がでたニュースが放映されています。


たった一人が起こす惨劇

アメリカの銃乱射事件と同様に、日本でもたった1人の異常者が起こすこのような惨劇が、また起きてしまい、犠牲者の遺族の心痛にを思うとやりきれないものがあります。

今回の41歳の犯人は残忍極まりないと思いますが、このような社会から疎外された人物が現れる社会の背景は一体何なのかと考えてしまいます。

それは貧困なのか、仕事が無い故か、生活の不安定からか、孤独感からか、それとも精神的な錯乱からか、よく分かりません。


犯人像

犯人は職業不詳、埼玉県在住で、近所ではトラブルメーカーであったようです。

以前に一度コンビニ強盗で逮捕され、実刑後、更生施設に入っていたということですが、放たれた後の犯行だったようです。

更生施設からの出所が早すぎて、行く場所を失い、社会に受け入れられる前にこのような犯行に及んだのだとしたら、このような人物をどうすべきだったのでしょう。

もしこのような人物が自分の住む近くに住んでいたらどうすべきかと思うと、まずは近くの警察に相談し、同じ近所に住む人々と協力するしかないと思います。


監視

このような、人物は数多く居ると思いますが、中国のように、常に監視カメラでその動向を追う等ということは、個人のプライバシー侵害を考慮すると出来ないと思います。

しかし何か起こる前の防止として、精神科医の協力も得て、何らかの形で注視するようなしくみが必要なのかもしれません。

そうでないと、ある日突然、爆発と炎の中で命を失った34人の無念は報われません。

もし身内にこのような面倒を起こす人がいたら、外に害を及ぼさないよう、常に目を離さないことでしょう。




スタジオの構造

今回の京都アニメーションの3階立のスタジオの構造も、ネットでは随分と書き立てられています。


もし3階ぶち抜きのらせん階段が無かったら、もし外階段が設備されていたらとか、幾つかの「if」が、このような多くの犠牲者を出した原因として書かれています。


恐らく同じような構造を持った建築物の点検チェックと、消防法の見直しもされることになるのかもしれません。



自分の周囲で起きたら

考えてみると、もしこのようなガソリン放火事件が、デパート、地下街、電車、バスの中で発生した場合、同じような惨劇に至る恐れがあるかもしれません。

もし自分が今回の34人と同じような状況になってしまった場合、一刻も早く建物の外へ逃れることしか、頭に浮かばないのではないかと思います。

いつもこのような犯罪や事故に身構えて、周りをよく見て、いざというときの逃げ道を確認する姿勢が必要と思います。