耳鳴りについて


会社生活を送っていた頃、夜残業をして一人で事務所に残っていると、シーンというかキーンという音が常に聞こえている耳鳴りがありました。

耳鳴りは周りで音がしているときは、気にならないのですが、周りが静かになると、とても気になります。

当時は過労かストレスによるものと思い、放置していました。

定年退職後は、静かな所に居ると、かつてほどではありませんが、わずかに聞こえます。

現在はあまり気にする程ではありませんが、改めてネットで調べてみました。


耳鳴りとは

耳鳴りには様々な音があり、よくあるのはキーンと言った金属的な音です。

他にも、ジーというせみが鳴くような音、これは高い音低い音もありそれによって聞こえ方もチーと聞こえたりもします。

他にもピーという電子音のようなものだったり、水が流れるような音、風が吹いているような音まであります。


原因

耳鳴りは多くの場合、難聴を伴って生じるとされているようです。

特に内耳の病気による難聴では、耳鳴りの合併は80%以上高くなっているとのことです。

内耳の病気で、音を聴き取るセンサーの役割をしている細胞が傷害されることが耳鳴りの発生に関わっているとされます。

内耳の障害で難聴が起こり、高い音が聞こえなくなると、なんとか高い音を聞き取ろうと脳が過敏に反応するようになります。

そうすると普段聞こえないような高い音が耳鳴りとして聞こえてしまうようです。

また、ストレスなどで些細な耳鳴りでも不快に感じてしまうと、それが脳に悪い音として認識されてしまうそうです。

結果として普段気にならないような「キーン」や「シーン」とする耳鳴りにも脳が過敏に認識してしまうとのことです。


突発性難聴

突然、どちらかの耳が聞こえにくくなる病気です。
耳鳴りやめまいを合併します。

内耳の障害によって起こる病気とされ、ウイルスや内耳の循環障害などの原因があるとされていますが、はっきりとして原因は解明されていません。

わたしの耳鳴りは、突然ではなく、いつから始まったのか記憶は定かではありませんが、もう10年以上前からあったような気がします。


メニエール病

激しいめまいが発作的に生じる病気です。

難聴や耳鳴りを合併し、それらの症状は繰り返し生じます。

内耳の障害で起こり、内耳にある内リンパ液が過剰に溜まってしまい、水ぶくれのようになってしまうことで起こる病気です。

私の場合は、幸いめまいなどは伴わないので、これには相当しないかなと思っています。


ストレス

ストレスが耳鳴りの原因となる場合があります。

ストレスにより、脳が本来感じないような耳鳴りを過敏に感じるようになり、高音の耳鳴りを生じさせます。

一度、耳鳴りを不快なものとして感じると、耳鳴り自体がストレスとなり、そのストレスが徐々蓄積されていきます。

その結果、耳鳴りがだんだんひどくなってくるという悪循環に陥るリスクがあります。

まさに私が会社生活を送っていた頃が、このような状態だったかもしれません。


加齢による難聴

老化により、内耳の蝸牛という場所の機能が低下してくると、高い音から聞き取りにくくなりはじめます。

すると、高い音を聞き取ろうと脳のセンサーが敏感になっていき、高音の耳鳴りが生じる場合があります。

私の場合、以前耳鼻科で聴力検査を受診した時、高い音が聞こえずらくなっているとの診断でしたので、残念ながらこれに相当するのかもしれません。

しかし素人判断は怪我の元ですから、現在どうなっているのか改めて一度耳鼻科で相談した方が良さそうです。