風邪の治りかけの症状対処法

風邪をひいて4日目にして、ようやく鼻水がとまりましたが、時々しくしくズキンズキンと痛む偏頭痛、ボーンと張ったような右耳の違和感、思い出したように出てくる咳もありまだ完治したわけではありません。

声も相変わらずガラガラ声で、小康状態にあっても、直ぐにぶり返しそうな不安定な体調です。





発熱や体のだるさなども治り、風邪が治ってきたなと感じたときに咳が出始めて悩まされることは多いようです。


風邪の治りかけのタイミングで現れる咳は、喉粘膜の炎症や乾燥、そして風邪の再発などの原因が考えられるとのことです。


喉粘膜の炎症は比較的長期間続く場合があり、これにより風邪の治りかけに咳が出てきてしまうようです。

風邪の治りかけに咳が出る場合は、まだ風邪が完治していない証拠でもあるのでしっかりと安静にする必要があります。


喉の乾燥


風邪の治りかけに咳が出る場合、喉が乾燥していることが原因であることも考えられます。


特に、寝起きや夜には体の現象によって喉が乾燥するので、この時間帯に咳が出やすくなります。


また、風邪が治りかけのときは喉の炎症が完治していないため、刺激に対して敏感になります。


なので、このタイミングで喉が乾燥してしまうと咳が出やすくなってしまうのです。風邪の治りかけのときは、マスクをつけたり、加湿器をつけたりして喉の乾燥を防ぐことが大切です。



体の冷え


体が冷えていると咳が出るキッカケとなります。


特に風邪の治りかけのときは、しっかりと体を温めておかないと体内に侵入したウイルスに対しての抵抗力が低下してしまいます。


温かい飲み物を飲んだり、服を十分に着込むなどして体を温かくしておくように心がけることが大切です。



口呼吸


無意識に口で呼吸をしている場合は、喉の乾燥を招き咳が出る原因となってしまいます。


ヒトの体は鼻呼吸をすることで様々な防御ができるようになっています。


鼻呼吸であれば入り込まないようなホコリやダニ・カビなどは、口呼吸をすると喉の奥まで侵入しやすくなります。


そのため、喉の奥にある扁桃腺が腫れやすかったり、就寝時に布団のダニを吸い込みアレルギーが悪化したりすることもあります。


鼻呼吸を意識し、苦しい場合はほんの少しだけ口を開いて口呼吸で補助するようにします。

口を閉じる筋肉が弱いために、意識しないと口が開いてしまう場合は、顔の筋力アップが効果的です。

ガムを噛んだり、硬いものもしっかり両側のあごで噛んで食べるよう心がけます。

顔の筋力を鍛える方法として「あいうべ体操」という体操があります。

「あ~、い~、う~、べ~」と大きくゆっくり声を出します。

これは毎日行うことで筋力が鍛えられ、鼻呼吸を意識することにもつながります。


頭痛


風邪の治りかけに、頭痛がするという人がいます。


この頭痛の原因ははっきりとはわかっていないそうですが、風邪をひいて喉や鼻に炎症を起こすと、その刺激で鈍痛が起きることがあるそうです。


また、発熱などで脳の血流が増えたりしても起こる場合があるそうです。


さらには、蓄膿や中耳炎などを起こしている場合があります。


どれが原因で頭痛が起きているのかはお医者様でないとわからないので、医療機関を受診することをお勧めします。

頭痛の原因の一つに、風邪をひくと、体が原因となったウイルスを追い出そうとして、血流をよくするために血管が広がり、血管の周辺が刺激されることで頭痛が起こる場合があります。

片頭痛持ちの方の場合、体調の変化が頭痛を起こす刺激となるため、風邪によって片頭痛が誘発されるケースもあります。

頭痛を和らげる最も効果的な方法は、静かな場所で安静にすることです。

風邪による頭痛の主な原因は、血管が広がってしまうことなので、痛む部分を冷やして、神経の刺激を抑えることにより和らげることができます。 

氷をビニール袋に入れたものなどを痛む部分に当てることにより、冷たい刺激で筋肉や血管が収縮し、痛みが和らぎます。

ズキンズキンと脈打つように痛む片頭痛の場合、こめかみを押さえて血流を阻害すると良いです。

入浴や運動、マッサージなどを行うと血管をより広げてしまうため、逆効果となります。


風邪の再発

風邪の治りかけ時は、ウイルスなどの異物に対しての免疫力も低下し風邪が再発しやすいタイミングです。 

喉が乾燥していたり体が冷えていたりして、咳が出る場合は再び他のウイルスに感染するリスクが高まっている状態です。 

風邪の治りかけに咳が出ていると感じているのが、実際は新たな風邪にかかってしまいその影響で咳が出てきているということも疑われるます。

安静、保湿、保温に留意して風邪を完治させることが肝要です。