国産ステルス機 DMUからNGFへ
2019年12月26日防衛省は、日本が目指す次期戦闘機の新デザイン案を公開したようです。
2019年12月17日事業名が将来型戦闘機から次世代戦闘機(NGF)へ変更になり、2030年代の運用開始をめざし、日本は、英国および米国のパートナー企業との協力案を検討中とのことです。
新設計は、将来型戦闘航空機構想であるフランスとドイツの(FCS)および、英国が主導するテンペスト戦闘機プログラムのコンセプトに通じるものがあるようです。
航続距離とペイロードを重視した、高いアスペクト比を持つ主翼となっています。
アスペクト比が高いと、離着陸時の重量が大きくでき、燃料・ペイロードをより多く搭載できます。
防衛省が望む長時間の飛行性能とペイロードを機内内部に備える新デザインとなっているようです。
以前の構想案26DMUが水平尾翼があったのに対し、今回の新デザインは、水平尾翼が廃され、むしろそれ以前の24DMUのVテールに戻っているようにみえます。
防衛省はIHIと推力33千ポンド以上といわれるXF9-1エンジンを同戦闘機用に開発しており、高い機動性を発揮するといわれる3次元推力偏向ノズル機構の試験を2020年から開始するとしています。
24DMU
BAE テンペスト(英国)
FCAS (フランス、ドイツ、スペイン)