ネットフリーマーケットで株主優待券を売却すると、手間は少々かかるけれど確実に金券ショップよりも高く売れる


私のところには、毎年株主優待券というものが送られてきます。

これを例年は、駅の近くの金券ショップで買い取ってもらいました。

大したお金にはなりませんが、お小遣い程度にはなりました。


株主優待券の買取価格が値下がり

去年の内にこの優待券を売りに行けばよかったのですが、件のコロナウィルスによる景気低迷で、その前年の買取価格よりも下がっていました。

去年のその時は、コロナウィルス騒ぎが収まったら、景気も良くなり買取価格が戻るだろうと思いそのまま放置していました。

ところが、いつの間にか使える期限が近づいていることに気づき、慌てて名古屋の金券ショップの買取価格をネットで調べると、上がるどころか安くなった去年の更に半額以下になっていて慌てました。

名古屋のその他の金券ショップの買取価格をネットで調べると、幅はありますがこちらが期待したほどの買取金額ではありません。

仕方がないので、全国のネットで買取をしているショップを調べるとやはり似たり寄ったりで、中には口コミの評判があまり宜しくないショップもあります。

きちんと買取金額を払ってくれさえすれば良いのですが、トラブルはなるべく避けたいところです。

2019年12月にメルカリで株主優待券売買が解禁


2019年12月に、メルカリの違反商品(出品禁止商品一覧)から株主優待券が削除されました。

一方で“航空券、乗車券、旅行券”という違反商品が追加されています。

従来から、ヤフオクやラクマでは、株主優待券が売買可能でしたので、それまで禁止されていた株主優待券の売買の規制を緩和したようです。

なお、ANAやJALの株主優待券(半額利用券)や、飲食優待券(お食事券)、サービスの利用券などは、商品券・ギフト券ではないというユーザー側の判断で取引されており、実際に運営側も出品の削除などは行っていないようです。

楽天市場系のフリマアプリのラクマは、メルカリでは10%必要な出品手数料(売買成立時の手数料)が無料となっているので、メルカリで売るよりもラクマで売る方が有利です。

ただし、ユーザー数でみればやはり圧倒的にメルカリが上なので、売り易さをとるか手数料無しをとるかは、考え方一つです。

私はラクマは使ったことが無いので、今回は優待券の有効期限もあまりなかったため、使い慣れているネットフリーマーケットとしてはメルカリの方をとりました。

次回は、時間的に余裕があれば、ラクマ使用を考えるかもしれません。

ヤフオクかメルカリで売却

ということで、ヤフオクとメルカリでの実績を調べてみました。

ヤフオクとメルカリいずれも手数料が10%で、送料もこちら持ちですが、それを差し引いても金券ショップへ売却するよりはマシであることが分かりました。


プライバシー

ヤフオク、メルカリのどちらにしても、プライバシーを相手にさらしたくないと考える顧客は多くいるようです。

プライバシーは、送付時に最も安い定形外郵便(120円)を使うと分かってしまいますが、ヤフオクであれば、ネコポス(170円)やゆうパケット(175円)で、メルカリなら、ネコポス(175円)やゆうパケット(200円)であれば、お互いのプライバシーを守ることができます。

購入してくれる相手のことを考えると、ネコポスやゆうパケットを使った方が購入しやすいのではないかと思います。


メルカリで売却することを決定

実績を調べてみると、ヤフオクとメルカリではメルカリの方が若干高く売れているようです。

しかしこの辺はタイミングなので、いずれは同じ売買価格になってしまうのでしょう。

ヤフオクはオークションなので、落札期間がありますが、メルカリは即決で、売却が決まるまでの時間が短いです。

そのかわり、メルカリには時として値下げ交渉があります。


優待券出品の準備で写真は重要


メルカリへ優待券出品のため準備を始めました。

メルカリは写真を用意するのが面倒ですが、写真はとても重要でおろそかにできません。

簡単にスマホで写真を撮って掲載すれば良いのですが、写真の良し悪しで売れ行きが随分と変わってくるので、手を抜かずきちんとした写真を出した方が良いです。

あとは価格の設定も、法外に高い値付けをしても売れないので、同じものがあれば、実際売れた実績のある値段近辺で値付けします。

出品するときの文言は、他の同様の出品の文言を参考にして考えます。



株主優待券は売れる時はとても早い

写真と文章を準備して夕方頃に出品しましたが、数時間後には売れました。

午後7時から12時頃が最も売れやすいゴールデンタイムだと言われることがありますが、これはどのような相手に売るかによって異なります。

もう少し高い値段を付けておけば良かったかなと思うのは、売れた後にいつも思うことです。

しかし、あまり欲をかいてはいけません。


ネコポスの最小サイズに注意

優待券は水に濡れた場合のことを考え、ビニールに入れて密封した後、たまたまあった長形3号サイズの定形封筒に入れて、セブンイレブンから発送しました。

この時うっかりしていたのは、大きい方のサイズばかり気にしていたため、ネコポスには最小サイズがあることを見落としていました。

ネコポスの最大サイズは角型A4サイズ(31.5㎝×22.8㎝)×厚さ3cm以内、重さ1kg以内です。

そして最小サイズは23㎝×11.5㎝で、梱包品に貼られる送り状を入れる袋のサイズがこの寸法になっています。

このサイズ以下になると送ってもらえなくなるので、梱包する品物が小さくても、この最少サイズ以上の大きさで梱包する必要があります。

私が梱包に使った長形3号の封筒のサイズは12㎝×23.5㎝で、厚さを考えると23㎝ギリギリでした。