アニメ短編映画「Reaping for Dummies」は死神に罠をかけてカモにする老人の話



「Reaping for Dummies」は2013年制作のノルウェーのアニメ短編映画です。

監督はジョナス・マーティン・ラーセンです。

脚本はエスキルド・カールセン、イヴォンヌ・エンブローテン、
作曲はジョエル・フォーセル、サウンド・デザインはペダー・ヨルゲンセン、でした。

上映時間は5分です。

本作は、ノルウェーのイデファグスコーレン(Idèfagskolen in Tønsberg Norway)で3Dデザインとアニメーションコースの5人の学生のグループによって制作された卒業作品です。

本題の「 Dummy 」の意味は ”馬鹿(あほ)な人” のことです。
「reap」は刈る、(報いを)受けるという意味です。

ある日、荒廃した街に1人住むカウボーイの老人のところへ死神がやってきます。

死神はまだ見習いで、老人を死に導くためにやってきたのでした。





老人は、最初は死神を受け入れたふりをします。



死神が老人の住む家の中へ入り、カップを持ち上げた瞬間、老人の仕掛けた罠が次々と死神を襲います。

死神は怒って、必死に逃げる老人を追いかけますが、老人が逃げる先々で、罠が待ち受けており、死神はあわやという危機に陥ります。


最後、列車が通り過ぎる線路のところで、とうとう老人が観念したようなしぐさを示したので、鎌で老人の首をはねようとした瞬間、列車が通り過ぎ、死神は一瞬身をよけて難を逃れました。





再び、死神が大きな鎌を振り上げると、老人が一瞬にやりと笑い次の瞬間、列車のロープが死神の体をとらえ、死神は列車に引きずられて去っていきます。


後に残った死神が胸につけていたバッジを老人が拾い上げ、同じようなバッジが並ぶコレクションの中に加えました。

どうやら、老人は死神をカモにするハンターでした。