コロナワクチン2回目の接種は、副反応が思っていたよりも軽く済みました


接種当日1日目

コロナワクチン2回目の接種を受けました。

場所も時間も、1回目と同じ区役所です。

前回は3階でしたが、今回は1階の奥の部屋が時間が来るまでの控え室でした。

既に十数人の頭の白髪が目立つ年取った人達がソーシャルディスタンスで間隔をあけた椅子に座って待っていました。

予約時間10分前に、案内されて階段を上がって移動しました。

廊下の講堂の手前で、本人確認の自動車免許証の確認があって、バインダーに持ってきた問診票などがバインドされます。

狭いL字型の通路を通って、前回と同じ講堂に入っていきました。

この時は前がつまって、列の間隔もつまり、意識して前を空けないと密になりがちです。

講堂に入ると接種の前に3回チェックがあります。

再び本人確認の自動車免許証を確認し、問診票の内容が漏れていないかチェックされます。

記入漏れていると、机に座った担当の女性が赤ボールペンで追記してくれます。

次に透明アクリルの向こう側に座った医師のような男性に、今日の体調に問題がないか、前回1回目の接種で異状がなかったかを聞かれて、特に問題が無ければ書類にサインをして返してくれます。

3回目のチェックで、非接触式の体温計で直前の体温が測定され、書類に記載されてようやく終わります。

このように、ほとんど、確認したということを確認する受け答えをしたのちパーテーションで囲われた外の椅子へ誘導されました。

今回接種してくれるのは女医さんでした。

前回は男性の医師でしたが、女医さんの方がソフトに注射してくれると期待してしまいます。

最初チクリと痛く、ぐっと針が入って、針が抜かれるときはほっとします。

それでも、皮下注射ですから、注射針がぐっと皮下に入っていく感じは、骨に達するまで針を突き立てられるようで、あまり気持ち良いものではありません。

打ち終わって、無事コロナワクチンを2回打ったことを示すシールを貼った帳票を受け取りました。

ほぼ満席状態の、一定間隔でずらりと並んだ椅子の一つに座り、周りを見渡しました。

ざわざわとして、なぜか、控え室にいた十数人よりも大分多い人数が座っています。

女性のスタッフが、見守っていて、異状の出る人がいないか目を配っています。

一人二人と立って退出していく老人たちに、女性スタッフが「大丈夫ですか、気を付けてお帰りください。」と声をかけていくのはこの上なくソフトな対応です。

妻がやってきて、もうすでに少し痛いと言いますが、どんなワクチン接種でも打った直後はそれなりに痛さを感じるものです。

18分後、妻とまだざわざわとしたまるでイベント会場のような講堂を出て、森閑とした階段を降り、区役所の外へ出ました。

講堂へ入る時には、誘導されるので、列がつまって密になりがちですが、帰りは互いが出ていく人との間隔を無意識のうちにはかってしまうので、ぱらぱらと散るように退場していきます。

外の入口近くで、迎えを頼んだのか、数組の老夫婦が離れて立っていて、こちらを振り返りました。

歩いて地下鉄の駅まで行くと、後ろから、2人の婦人が接種の話をしながらついてくるのが聞こえました。

ホームに立つと、少し離れたところで、まだ2人の婦人が話をしているのが見えました。

今テレビでも話題の体験をしてきた直後で、興奮冷めやらずといったところでしょうか。

家に帰ってきてから、早々に夕飯をとり、妻と接種の話をしていました。

今回は1回目の接種よりも痛さがやわらいでいるように感じます。

鈍痛はありますが、無理に腕を動かさなければ、さほど痛さを感じません。


2日目

明けて翌日、前回と同様、予想されていた通り、寝ている間に肩が痛くなりはじめました。

肩が痛いと言っても、斜め上ぐらいまで腕は挙げられます。

前回と異なる副反応は、頭痛というほどではありませんが、頭が重く、少し動き回ると体の節々に筋肉痛のような若干の痛みを感じます。

動くと時々、どっくんどっくんと脈動が聞こえ、虚脱感というのではありませんが、動き回るのが少し億劫です。

時々耳がキンと痛くなります。

このように不調な状態になって初めて、体の中の諸々の複雑な仕組みの微妙なバランスの上に、今まで普通と思っていた体調が成り立っていたのだと思い知らされます。

ブランチ前に計った体温は、36.2度でさほど変化はありませんでした。

妻の変化は、肩が痛いのは昨夜からで前回と同じですが、明けて今日昼過ぎに体温を計ると37.9度の熱が出ていました。

私は、発熱のあった妻に代わって夕食の準備をしたり、食後いつもの通り近くのイオンまで散歩に出て、食材を少々買って帰ってきました。

夜も更けて23時過ぎに私ももう一度、体温計で計ってみたら37.1度あったので少々驚きました。

朝方から少々あった頭痛も、その頃には、大分すっきりしていましたが、ずっと熱があったのかもしれません。

妻の熱は寝るときには37.6度まで下がりましたが、まだまだ高い状態です。


3日目

接種後3日目の朝、私の体調はほぼ元の状態に戻っていました。

一夜明けてほぼ万全ですが、ただ、腕をあげると、接種を打った辺りの肩が少し痛いのが残っています。

しかし昨日まであった頭の違和感は払拭されました。

体温計で計ると35.8度で、問題ありません。

妻も平熱に戻り、朝のうちはまだふらつきがあったようですが、昨日と比べたら体調は良いようで安心しました。

妻も肩の痛さは私と同じ程度に残っているようです。

どうやら、1回目と比べて、肩の痛さはさほどでもありませんが、長引いているようです。

昼過ぎには、妻も完全に体調が戻ったと言って、のど元過ぎればなんとやらで、近くのイオンへ買い物に出ていきました。