auのガラホはどうしてもガラケーが良いという人には唯一の選択肢

90歳の義母の使っているauのガラケーが、来年2022年の3月末でサービスが停止します。

そのため楽天モバイルのスマホで利用料金ゼロを狙って検討していました。

しかし、妻が義母に聞いたところ、大きく重いスマホは嫌だと言われ、電話とショートメールが使えれば十分、LINEも今更使わないということでした。

妻が、現在残っているポイントなどを聞くため、auのコールセンターに電話したところ、案の定auとの契約継続を勧められました。

義母の要望からしたら、現状はガラホしかありません。

しかしガラホは、今やスマホよりも利用料金が高いという認識があって、調べてきませんでした。

改めて、妻がauから勧められた料金プランを見直してみることにしました。


機種代金が無料

auは、2021年6月28日より「かんたんケータイ KYF41」の割引額を変更しました。

3Gサービス(CDMA 1X WIN)を利用中のユーザーが、対象のauケータイ(4G LTE)へ機種変更(購入)か4G LTEケータイ料金プランへ変更する場合、機種代金がゼロ円になる3Gとりかえ割(ケータイ)の特典を受けられます。

この時、最近のスマホでは付属することが少なくなった充電器も無料で同梱されます。

対象になるガラホ=かんたんケータイはKYOSERAのKYF41で1機種のみです。


カラーはシャンペンゴールド、ロイヤルブルー、ワインレッドから選択となります。

外観、使い勝手ともガラケーそのものであり、スマホが苦手な高齢者にターゲットを絞った仕様となっています。


料金プランが予め調べていた情報より安かった

auから提示されていた利用料金の最も安い素の料金プランが、あらかじめネットで調べていたよりも安くなっていました。

待ち受けが中心でメールやネットを利用しない場合、VKプランE(N)が最安値です。


VKプランE(N)

「プランEシンプル」「プランE」の利用中のユーザーにオススメとして下記をauは勧めています。

割引前基本使用料:1,150 円/月(税込1,265円/月)

各種割引適用後基本使用料:743円/月(税抜)税込817円/月)(2年間総額 税込19,608円)

「2年契約N」「プランE移行割」適用時

※ 国内通話料(税込22円/30秒(注1))など別途かかります。

※ インターネット接続には「LTE NET(税込330円/月)」への加入が必要です。

※ データ利用時は0円/月(~20MB)~税込4,620円/月(20MB超~2.5GB)が別途かかります。

対応機種=ケータイ(4G LTE)

割引後金額詳細

※以下は別途かかります。

【国内SMS】

送信:税込3.3円/通(70文字まで)|受信:無料

機種により最大全角670文字まで送信可能です。ただし、134文字までは2通分、それ以降は67文字ごとに1通分の送信料がかかります。

衛星船舶電話への通話は30秒ごとに税込55円となります。

また、他社が料金設定している電話番号へは指定の通話料がかかります。

本プランに加入された場合、現在適用中の各種割引などが終了する場合があります。

★1)
特に申し出がない場合、2年単位で自動更新となります。

途中解約などの場合、契約解除料(税込1,100円)がかかります(更新期間[2年契約N満了月の当月、翌月、翌々月の3カ月間]を除く)。


オプション・割引・特典

プランE移行割

特典は下記の通りです。

翌月ご利用分から永年237円/月(税込260円/月)割引

条件

「プランEシンプル」「プランE」を利用中の人が、「VKプランE(N)」に申し込みすること

割引適用期間中に、対象プラン以外への変更、解約・一時休止した場合、手続きの当月をもって終了します(割引適用開始前である場合は、割引は適用されません)。

対象の料金プランが日割の場合、割引額も日割となります。


VKプランE(N)+LTE NET

メール・ネットを使う人のガラホ料金プランです。

割引前基本使用料:税込1,265円/月

各種割引適用後基本使用料:税込1,147円/月(2年間総額 税込27,528円)

割引後金額詳細

VKプランE(N)においてWEB接続やEメールを使用するには、「LTE NET(税込330円/月)」オプションに加入する必要があります。


通信量が20MBまでは追加料金が発生しません。

通信量が20MB~122MBの間は従量制の追加料金が掛かります。

追加料金の最大値は、通信量が122MBに到達したときです。

4,620円(税込)の追加料金が発生します(122MB以上の通信をしても、追加料金は4,620円(税込)のままです)。

この状態になると、維持費は5,767円(税込)/月になってしまいます。(内訳は、割引済基本料金817円/月+LTE NET330円/月+通信量4,620円/月。いずれも税込)

4Gガラホは操作性が限りなく3Gガラケーに近いですが、OSはAndroidです。アプリの通信などで、意図せぬうちに通信が発生する場合があります。

通信はOSのアップデートでも発生します。例えばGRATINA KYF39の場合、初回のOSアップデートで30MB程度を使用します(OSビルド番号:101.0.2040)。

Wi-Fiではなく、SIMのデータ通信で更新をかけてしまうと、それだけで無料枠20MBを使い切る上に、追加料金がかかります。(+10MBで+440円)

この追加料金の発生を確実に避ける方法は、「LTE NET(税込330円/月)」に加入しないことです。

これにより、WEB接続やEメールの利用ができなくなるので、パケット通信が発生しなくなります。

通話専用のケータイとして使うことになりますが、追加のデータ料金は絶対発生しなくなるので安心です。

メールも通話も両方使う場合、少し割高になりますが、ケータイシンプルプランの方が安心して使えます。



ケータイカケホプラン

通話モメール・ネットもたくさん使う人向けとされるプランです。

割引前基本使用料:税込3,465円/月

各種割引適用後基本使用料:税込3,278円/月(2年間総額 税込78,672円)

(月間データ容量:1GB 通話料24時間かけ放題)

ここまでくると、安いガラホの利点は無くMVNOのスマホ料金プラン(OCNモバイルONEは1GB/月以下プランで税込770円/月)をはるかに超えます。

ガラホの料金プランとして、auが勧めるのは、以上の3プランですが、それ以外に故障紛失サポート418円/月(税込)(年間5,016円)を、携帯電話購入時に勧められます。

ガラホが故障・紛失・盗難にあった場合に同一機種・同一色のリフレッシュ品を液晶保護フィルムを貼り付けて、東京大阪以外では最短当日に届けるというものです。

まず高齢者用ガラホが盗まれたという話は聞いたことがありませんし、故障は保証期間1年が適用されるので、故障紛失サポートは不要と考えます。

最悪、保証期間後に壊してしまった場合、ガラホはあまり需要が無いので、ネットでも安ければ数千円で中古品が手に入ります。


その他

スマホスタートプラン60というスマホデビューのおすすめプランが提案されています。

対象スマホは、kyosera BASIO4 KYV47の1機種のみです。

3Gとりかえ割(スマホ)+3Gとりかえ割プラスが適用されて、機種代金34,580円が負担ゼロ円で提供されます。

但し、充電器(0602PQA)3,025円(税込)は有料となっています。

高齢者用らくらくフォンも今や画面サイズが5.6インチです。

やはり、画面が小さいと高齢者には、よく見えないのと、文字入力がやりにくいのでサイズアップしたのでしょう。

メインカメラ1300万画素、サイズH159×W71×D8.9、重量151g、バッテリー容量3,300mAh、とそれなりの大きさと性能の製品となっています。

割引前基本使用料:税込5,445円/月

2年契約N、ケータイ→auスマホスタート割、新カケホ割60、各種割引適用で翌月1年間:税込1,078円/月)(~1GB)(2年目以降 税込2,178円/月(~1GB)(2年間の総額39,072円)

データ利用料が1GBから上がるにつれて、3,278円(~2GB)、4,378円(~3GB)、5,478円(~5GB)、6,578円(~20GB)とかなりの高額になっていきます。

こうなると、同じauが提供しているpovoの2,728円/月(~20GB)の方が安くなります。