畳の上で長時間座っても足がしびれない方法


畳の上で長時間座っていると足がしびれることがあります。

一番顕著なのが、正座です。

私は畳の上で平机にパソコンを置いているので、いつも長時間座っていることが多く、あぐらをかいていることがほとんどですが、時々、足を組み替えるのにあえて正座をしてみることもあります。

最近は外で正座をする機会はほとんどなくなりました。

しかし時には正座をする必要に迫られることもあります。

結婚式やお葬式などの冠婚葬祭の場でも、急な長時間の正座を強いられることは今でもあります。


正座の方法

正しい正座の作法は、まず足は親指だけを重ねます。

昔は、男子は左上、女子は右上とされていましたが、今はどちらでも構わないようです。

或いは正座をするとき、両足の甲の部分を重ねます。

両足を重ねずにそれぞれの足をぺたんとおくよりは、足を重ねて正座した方が美しく見えるからです。

しかしこの時、下になった方の足のしびれは立ち上がれなくなるほどの足のしびれが襲ってくることがあります。

そこで、長時間の正座の間に、定期的に下に来る足を入れ替えます。

右足が下の状態を5分。次に左足を下にもってきて5分、というように足を入れ替えることで、足のしびれを防ぐことができます。


両踵(きびす)はなるべく離します。

踵を揃えてしまうと、踵の上にお尻が乗り、体重を踵で受けてしまうために痺れが早く来てしまいます。

膝の頭は、男子は拳一つ分開き、女子は開かずにつけます。

膝をくっ付けず、少し離して座ると足への圧迫を防げます。

男性は、こぶし1個分程度なら膝の間隔をあけても違和感はないと考えられます。

女性は、膝の隠れる服装や着物であれば3、4センチほど間隔をあけると良いです。

間隔をあけすぎると周囲の印象が悪くなることがあるため、見栄えにも注意しながら座りやすい姿勢を作ります。

手は自然に太ももの上に、肘を張らずに置き、指は開かないようにします。

肩は落とし、背筋を伸ばして、ゆったりと呼吸をします。


正座をしたときの足のしびれを緩和するために大切なのは、上半身です。

上半身を猫背でだらりとしていると、下半身に体全ての重心がかかり、足のしびれは悪化します。

しかし正座をしているときに、背筋をぴんと伸ばして、あごを引き、腹筋と背筋にしっかりと力を入れて、上体を支えると、下半身にかかる負担が少なくなります。

上体を姿勢よく伸ばすことで足のしびれを予防できます。

座るときに腹筋を意識することも重要です。

腰を上げるイメージで腹筋に力を入れると、足への負担を軽減できます。

お腹を出して座る姿勢が普通になると腹筋に力を入れるのを忘れやすくなるので、日頃から腹筋を意識した座り方を取り入れて座ります。

長時間正座をして足のしびれを感じたら、上半身をゆっくりとわからないくらいの範囲で前後に動かしてみます。

それによって足にかかる重心の位置が変わり、しびれている箇所に血液が巡ります。

正座による足のしびれを回避するために、「お尻を浮かせる」方法があります。

お尻を浮かせることで、足に重心がかからずに圧迫を防ぐことができます。

しかし「尻浮かせ」は腹筋を必要とした力のいる姿勢です。


弓道などをするときに、正座ではなく「跪座(きざ)」という座り方をすることがあります。

跪座は、正座をする手前で、足の甲をぺたんと床につけずに、つま先をそらせて立たせたまま上体を起こした座り方を指します。

足の指先を立てて両膝をついて、上体を両踵の上に軽く置いた座り方です。

ここでは踵を開かないように揃えます。

踵が開いてしまうと重心が落ち込んでバランスが崩れてしまいます。

上体を伸ばし、手は太ももに自然に置きます。

跪座の姿勢は足の指先が利かせられるようにすることが大切で、足先が踵より内側になるようにします。

つま先を立てた分、座った時の座高も高くなりますが、正座でどうしても足のしびれが辛くなったときに跪座をして一時しのぎすることもあります。

跪座も長く続けると足のつま先にしびれがおきる場合があるため、あまり長くはできません。

座布団を使うと、足がしびれにくくなります。あまりやわらかすきる座布団より少しかたい目の方がしびれにくいです。少し足を座布団から出すように座るとしびれにくくなります。


あぐらでも足がしびれない方法

あぐらをかくというのは床に直接座る代表的な座り方の一つなのですが、このような座り方に慣れていない人があぐらをかくとすぐに足がしびれてしまいます。

あぐらをかいても足がしびれない方法は、下記の通りです。

1)背中を伸ばし、体重の負荷が全身均等にかかるように意識すること

2)あぐらをかく際はできる限り前のめりな姿勢をとること

3)クッションやあぐら専用の椅子を利用する事

足を左右に開き、ひざを内側にまげて足首をかさねるようにして座るあぐらは椅子に座る体制に比べて、全身の体重がひざと足首にかかってしまう傾向があります。

この体勢を長時間続けてしまうと、体のひざから足首にかけて通っている神経や血管を圧迫してしまい、その結果として足がしびれてしまうのです。

時々重ねた左右の足首を交換し前かがみになることによって、圧迫されたところが解放され足のしびれの発生を防ぐことができるのです。

姿勢が悪い状態であぐらをかいているとひざから足首にかけて体重のかかり方が偏ってしまい、短時間でも足のしびれを感じてしまいます。

従って、まず背中を伸ばし、体重の負荷が全身均等にかかるように意識することが大切です。

さらにあぐらをかく際はできる限り前のめりな姿勢をとることです。

あぐらはおしり部分が床につく座り方になるためどうしても重心が下にさがってしまい、下半身に偏った負荷がかかりやすくなります。

したがって、先に書いた背中を伸ばすことに加えてあぐらをかくときは、お腹を前突き出しをしなるべく前のめりな姿勢を維持することが重要です。

これによって下半身、特にひざから足首にかけて負荷をバランスよく分散することが可能になり、結果として足のしびれを軽減させることができるのです。

デスクワークも同じですが、長時間同じ体位のままでいると、心理的にもストレスがたまりやすくなります。 

適度に休憩をはさむなど、リフレッシュできる工夫ができると、なお良いです。