ドライシェービングとウェットシェービング
私も一時期、髭剃り後の爽快感から、電動シェービングを習慣化したことがありますが、シェービングフォームが電動シェーバーの本体合わせ面に白くびっしり詰まって、ブラシでこすってもとれなくなってしまったので、これはいけないと思い、それ以降諦めたことがあります。
しかし、完全防水機能の電動シェーバーであれば、ドライシェービングは、スムーズさ爽快感等、中々捨て難い魅力があります。
ウエットシェービング
髭を剃る前に水や温水で肌を濡らし、髭に水分を与え、やわらかくして、通常T字カミソリ或いは理容用ストレートレザーを使って剃ります。フォームやジェルなどのプレシェーブ剤を使用します。
ドライに比べ、剃り味が滑らかで深剃りができます。肌への負担も軽減でき、スベスベとした仕上がりになります。
ウェットシェービングの主なメリットの一つは、お湯とシェービングクリームを使用することにより、肌の上をスムーズに滑らせられることです。
ウェットシェービングキットと肌との摩擦が減れば、肌が引っ張られて炎症を起こすことも少なくなります。
濡れた肌はシェービングしやすくなるため、刺激が少なくなり、カミソリ負けや埋もれ毛の発生も少なくなります。
ウェットシェービングで気をつけなければならないのは、擦り傷や切り傷がつきやすいということです。カミソリを使用する場合は、毛の生えている方向に沿って剃るテクニックを身につける必要があります。
また、肌を濡らしたり、シェービングクリームを使用するのは時間がかかり、忙しい朝に行うには少し手間です。
このような手間があるものの、欧米では、ウエットシェービングがよく好まれます。
ウエットシェービングは、オールド・ファッションな髭剃りを楽しみ、伝統を重んじる人に好まれてきました。
ドライシェービング
主に電動シェイバーを使って、肌が乾燥した状態のままで髭を剃ります。お湯やシェービングフォームが不要な電動シェーバーは、手軽で手間がかからない便利さがあります。
電動シェーバーは、刃が直接肌に触れないので、比較的肌へのダメージは少なく済みます。
しかし、一方でウエットシェービングに比べて深剃りがしにくく、仕上がりのスベスベ感が劣るとも言われています。
肌が乾いた状態での髭の硬さは、同じ太さの銅線と同程度の硬さと強さがあるため、肌だけでなく、刃先への負担にもなります。シェービング後に赤みが出たり、カミソリ負けを起こすことが多い人は、敏感肌用のシェーバーを選ぶことが重要です。
電動シェーバーは刃の数が少なく、肌を引っ張る力が弱いため、刺激が少なくなります。
時間に追われ、利便性を求めるモダンなライフスタイルの人に好まれるようです。日本人の約半数が、髭剃りは電動シェーバーによるドライシェービングだそうです。
日本人のドライシェービング利用率が高いのは、西洋人に比べて髭の量が少なく、剃りやすいためと言われますが、何よりも利便性に優れていることが普及の理由と考えられます。
電動シェイバーを使ってウェットシェービング
シェービングに滑らかな剃り味と深剃り、髭を剃った後の肌のすべすべ感を求めるなら、ウエットシェービングがオススメです。濡れた髭は乾いた髭に比べて70%も剃りやすくなり、肌を髭剃りのダメージから守るだけでなく、爽快な深剃りが可能です。
T字カミソリで剃る古典的なウエットシェービングには敵わないものの、最近の電気シェイバーには深剃りができ、シェービングフォームを使って濡らして剃る防水機能つきのものもあります。

また敏感肌の人がフォームなしでドライシェービングを行うと、カミソリ負けを起こす可能性があります。
市販では、密着して優しく剃ることが可能な5カットシステムを搭載した往復式シェーバーもあります。
電動シェーバー+ウェットシェービングは爽快感を得られます。
また、刃による摩擦やヒリヒリ感を抑えることができるため、敏感肌の人に適しています。