ドラム式洗濯機のメーカー

 


洗濯機を購入するときには、どこのメーカーの製品を購入すればよいのか迷うものです。

電化製品は、ネットをみれば、どの製品が良いという情報は溢れています。

それぞれの経済状態によって、購入価格帯は決まってしまうので、その価格の範囲以内で、選択ということになりますが、購入前の情報はできるだけ収集しておいた方が後で後悔することが少ないと思います。


洗濯機メーカー


Panasonic

パナソニックは、松下幸之助氏によって創業された「松下電器産業」を前身とする、日本を代表する家電ブランドです。現在の本社は、大阪府門真市にあります。

近年は車載機器事業などに注力していましたが、再び白物家電に力を入れつつあります。

静岡県袋井市の主力生産拠点、袋井地区(静岡工場)では、ドラム型洗濯機を中心とする、一部機種の生産を行っています。

パナソニック製洗濯機のうち、ドラム型洗濯機のVXシリーズは、ヒートポンプ乾燥機能を搭載したハイエンドモデルです。デザイン性の高いCubleシリーズもあります。

また、縦型洗濯機の上位モデルには、液体洗剤・柔軟剤の自動投入機能を搭載したモデルや、泡洗浄機能を搭載したモデルがあります。

中上位グレードの縦型洗濯機は、操作パネルが独特の配置になっています。


HITACHI

日立グローバルライフソリューションズ

エアコンを除く日立ブランドの白物家電は、国内市場向けに関しては日立グローバルライフソリューションズ(旧・日立アプライアンス)が展開しています。

海外市場では、家電については合弁事業を展開しています。

同社は、日立製作所の完全子会社です。日立製作所は、久原財閥および日産コンツェルンを源流とする、日本最大の総合電機メーカーです。

主力生産拠点の日立グローバルライフソリューションズ株式会社 多賀事業所は、茨城県日立市にあり、一部機種については同工場で生産を行っています。

特徴的なのは「セル生産」を導入していることです。流れ作業の「ライン生産」と比較して、多くの工程を一人でこなさなくてはならないため、熟練工が多く在籍していることが伺えます。

日立製洗濯機は日本メーカーの代表的な洗濯機の一つとして知られており、ドラム型洗濯機では「風アイロン」機能が知られます。縦型洗濯機では、洗浄力が高く「ナイアガラ ビート洗浄」の機能で知られる「ビートウォッシュ」などが有名です。


TOSHIBA

東芝ライフスタイル

東芝製洗濯機は、ドラム型洗濯機「ZABOON」などで有名で、最近は高級縦型洗濯機などにも力を入れています。東芝本体の経営危機により、東芝ライフスタイルは中国の家電大手・美的集団(マイディア・グループ)の傘下となっています。


SHARP

シャープ製洗濯機は、「穴なし洗濯槽」(縦型洗濯機の一部機種に搭載)などの独自技術で知られています。シャープ本体は、台湾・鴻海科技集団(ホン・ハイ・テクノロジー・グループ、フォックスコン)の傘下になりました。


AQUA

旧三洋アクアのブランドです。三洋電機のパナソニック傘下入りに伴い、中国企業に売却されました。アクア製洗濯機は、国内拠点で開発、ハイアールの工場で生産されています。海外生産のため、価格性能比に優れます。コインランドリー用の業務用洗濯機では国内シェアトップです。

ドラム式洗濯機も非常に安く最新モデルで人気があるタイプは「乾燥機能」を搭載せず本体を小型化した8Kgドラム式洗濯機です。価格は¥87,770(税込)(2020年5月現在)


各社のドラム式洗濯機の特徴と不具合事例

Panasonic

特徴

多量の水で洗う縦型洗濯機に比べドラム式ではどうしても弱くなる洗浄力を温水泡洗浄Wというパナソニック独自の技術を付加することでカバーします。

洗剤を泡立たせ濃密泡を作り出し衣類の中の汚れを包み込み浮かせ手落とす技術で黄ばみ汚れもびっくりするぐらい落ちます。

この機能は比較的新しいモデルにのみ搭載されています。

ふんわりキープ機能のおかげで柔軟剤を入れずとも衣類がふんわり乾きます。2018年以降のモデルでははっきりとその違いを感じることができます。

ヒートポンプで衣類を乾かすので日立のように乾燥後に衣類が臭うということが少ないです。

不具合事例

少し前のモデルでは長年使うとドラム式洗濯機の扉を閉める際に力が必要になります。

これは扉が長年使ううちに少しずつ下にずれていくためです。少し扉を持ち上げるようにすれば扉を閉めロックできますが、こうなると使用するのに少し不便です。

パナソニックのドラム式洗濯機は元々扉の位置が少しロック部とずれていてそれが扉を閉める際の抵抗の役割を果たしています。これが少しずつズレてくるようです。

また、少し前のモデルではヒートポンプユニットにホコリが入り込みやすく5,6年使うと明らかに洗濯物の乾きがわるくなります。

これは乾燥フィルターですべてのホコリをキャッチできない構造のためで毎日乾燥機能を使う場合は3,4年で乾燥が弱く、もしくは完全に乾かなくなります。

ヒートポンプユニットは本体下側にあり、取り出してアルミフィンの隙間に詰まった汚れを歯ブラシなどで落としきれば症状は回復しますが、このユニットを取り出すまである程度の分解が必要ですので一般の方には難しいです。

この症状は2010年~14年ぐらいのモデルで多発しました。

現在は多少は改善されているはずです。

パナソニックの「ななめドラム洗濯乾燥機 NA-VX9700L」も、生産が終了しているドラム式洗濯機ですが、壊れやすい・音がうるさい・サイズが大きいなど、さまざまな欠点が多数報告されています。


HITACHI

特徴

風アイロンは日立ドラム式洗濯機のオリジナル機能です。衣類の量によって異なりますが、1Kg程度の衣類であればアイロンが必要ない仕上がりになります。

ヒートポンプによる低温(およそ60℃以下)で乾燥させ時速300Kmの高速風でシワを伸ばし乾かします。

日立のドラム式洗濯機には自動お掃除機能が標準搭載されていて洗濯槽の汚れを、ある程度予防できる機能があります。

日立のドラム式洗濯機の魅力はビックドラムの容量を最大限に使い、大流量のシャワーを循環させ節水しながら繊維の奥の汚れまで落としきる「ナイアガラ洗浄」です。

ドラム内で押し洗い、たたき洗い、モミ洗いを大流量の水で行うので部活で汚れたユニホームや泥汚れの衣類も問題なく洗い上げます。

この機能を使うことで衣類もふんわりとした仕上がりになります。

この洗浄の強さが日立のドラム式洗濯機の魅力です。

不具合事例

日立のドラム式洗濯機は乾燥時の異音が多いです。

また、乾燥時に工場出荷時と同じ設定の「空冷式」のまま使用すると乾燥後衣類が非常に臭くなるという事例があります。

理由は乾燥時の熱を排水ホースから排出することで排水溝のトラップ(水のフタ)の水を蒸発させてしまい、排水溝の臭いがそのまま衣類に移るためです。

乾燥を頻繁に使う人は本体の設定で、エコにはなりませんが、「水冷式」に切り替えて使うことが勧められています。


TOSHIBA

特徴

東芝のドラム式洗濯機は、S-DDモーター(インバーター制御)と呼ばれる騒音のもとになるギア・ベルトのないダイレクトドライブ方式を採用しています。これにより低振動・低騒音運転が可能で、深夜や早朝にも気軽に洗濯できるのが特徴です。

洗濯・乾燥ともに業界最大の大容量(乾燥容量は業界トップクラスの7kg)なのも特徴で、抗菌ウルトラファインバブル洗浄で高洗浄なのが特徴です。ウルトラファインバブルは繊維のすき間よりも小さいナノサイズの泡で、水中で発生させても肉眼では透明な水にしか見えません。

しかし、このウルトラファインバブルには洗剤の洗浄成分(界面活性剤)の効果を高める力があり、繊維の奥まで浸透して頑固な汚れもしっかり落としてくれます。

不具合事例

タッチパネルが反応しなくなる不具合事例が時々あるようです。

ヒートポンプ故障の指摘も散見されます。

モードによっては音が気になる場合あることが挙げられています。

東芝の「ZABOON TW-95GM1L」は、すでに生産が終了している乾燥機能付きドラム式洗濯機ですが、購入者からは、壊れやすいうえ、故障の頻度が多かった点を指摘されていました。


SHARP

特徴

シャープのドラム式洗濯機はほとんどのモデルで「プラズマクラスター」が搭載されており、衣類自体を洗濯の度に清潔に保ちます。

この機能は実は衣類だけに作用するのではなく、ドラム内の洗濯槽にも効果があります。

洗濯槽にカビ菌が繁殖するのを抑制する効果がありますので衣類とドラム式洗濯機本体を清潔に保てます。

不具合事例

シャープのドラム式洗濯機の故障が多い場所は扉の部分です。

最新モデルはわかりませんが、以前のドラム式洗濯機の特に扉が2重構造のドラム式洗濯機は蓋ロックエラーが非常に多くありました。

推測ではありますが、この扉側か、本体の蓋ロック部分が「水」に非常に弱く作られている可能性があります。

清掃の際、少し濡らしただけで蓋ロックエラーが発生します。

この場合、部品交換以外で直ることはないようです。

一度発生した蓋ロックエラーは部品交換しなければ2度と消えません。

また、これは不具合ではないのですが、「Agイオンユニット」は便利な機能ですが5年ほど毎日使用すれば交換が必要となります。

その度に有料でメーカーに交換をお願いしなくてはいけません。


AQUA

特徴

AQUAの一部ドラム式洗濯機はSANYOのドラム式洗濯機モデルを引き継いでいます。

静音性もしっかりしていて大容量で洗えるのが魅力。オゾンで汚れを落ちやすくする機能やドラムの中に付属の棚をセットして平置き乾燥させる機能など他メーカーにみられない機能が付属されているドラム式洗濯機もあります。

壊れやすいというイメージはありますが、何も問題なく5年から8年使っているというユーザーも多くいます。


不具合事例

排水弁の故障が多いようです。水がたまらず抜けていく症状のエラーが多くあるとのことです。

排水弁が2つあるらしく、その一つが壊れると上記症状がでます。

これはAQUAドラム式洗濯機ではかなり頻発しているようです。

またEB3エラーといってオゾン電極異常というエラーも多く、これはこの部品を交換するまで他の機能も一切使えないため非常に困ります。(洗いや脱水などすべてができません)


異物の混入

すべてのメーカーのドラム式洗濯機の故障の原因して、プラスチックカード、紙製カード、小さな鍵などの異物の混入があります。

これらが、排水弁に詰まると、給水ができない故障表示が出ます。

この異物が引き起こす特徴として、時々は問題なく使えるということがあります。

このような不具合を防ぐにはドラム式洗濯機に衣類を入れる前にポケットなどに異物が入っていないかチェックすることが大切です。

ドラム式洗濯機の洗濯槽の分解は非常に難しく、ドラム洗濯機の内部に入り込んだ異物を取り除くにはメーカー修理が必要となります。

排水弁に異物が詰まっている場合はドラム式洗濯機を寝かせて下側から取り除くことも可能ですが、排水弁を分解する必要があるのである程度知識がある人でないと困難です。