年賀状で差出人を裏面に書いてもマナー違反にはならない


年賀状を書く時には、色々と決まり事があって、相手に失礼の無いように気を遣うことも多いようです。

賀詞

年賀状の賀詞には「賀正」や「迎春」など、二文字のものもありますが、二文字の賀詞は、目下の人に向けたことばなので注意が必要です。

年上の方に対しては、「賀正」は「謹賀新年」「恭賀新年」などの四文字の賀詞を用いた方が良いです。

「新年おめでとうございます」「謹んで新春のお慶びを申し上げます」などの文章は相手を選ばず使えます。


挨拶文

年賀状には、お祝いごとや喜ばしいことには区切りをつけないということから、句読点「、」「。」を付けないのが慣例です。

特に目上の人には控えるようにします。

賀詞に続いて挨拶文を書きますが、感謝、お礼、近況、抱負、想いや相手の健康や幸福を祈る言葉へと続けるのが普通です。

「新年」と「明けまして」は意味が重複するので避けます。


年賀状の差出人は、裏表どちらに書いてもOK

年賀状の差出人は、裏表どちらに書いても差し支えはありません。

年賀状の差出人は、裏面に差出人の住所・氏名などを書けば、表面に書かなくてもマナー違反にはなりません。


住所の書き方

住所は改行も宛先と同じく、区切りのよい箇所で行います。

基本的には宛先と同じように、「都道府県・市区町村・番地」、「建物名」、「会社名・部署名」と区切るのがおすすめです。

住所の数字を漢数字(一、二、三)で書くかどうかは、表面がどのように書かれているかで決まります。

表面を縦書きにするなら漢数字で書き、表面を横書きにするなら算用数字(1、2、3)で書いた方が統一感があります。

縦書きで、漢数字で書く際「10」を「一〇」と書きますが、郵便配達員が見やすいよう最近では「十」と書く人が増えています。

「22」と書くなら「二十二」となります。

部屋番号など、3桁以上の数字を書く際は「1324」であれば「一三二四」を縦書きにします。

何らかの理由で、郵便配達ができなかった場合には年賀状は差出人へ返却されるので、郵便配達員の分かりやすさを考えれば、マンション名等はできれば省略せず、住所より一回り小さめに書きます。


年賀状にマンション名を入れることは必須か

日本の正式な住所は、・・市・・町・・丁目・・番・・号です。田舎でも・・町・・・番地です。マンション名は入っていません。

住所の正式な書き方はすべて住民票の住所に基づいています。

日本の住居表示は1962年5月10日に施行された住居表示に関する法律に基づいています。

「○○町3-2-1」というように、数字と数字をハイフンで結んでいるのは、実は正式な書き方ではありません。

この場合「○○町3丁目2番1号」が正式な書き方です。

「番」と「号」はセットになっています。

あるいは「○○町3丁目2番地の1」もしくは「○○町三丁目2番地1」という場合もあります。

「番地」と「号」はセットにはならず、「番地」の後の数字には何も付かないのが普通です。

「丁目」の数字は漢数字、それ以外はアラビア数字が正式な書き方ですが、最近はすべてアラビア数字という場合もあるようです。

マンションやアパートの部屋番号に「号」が付くか付かないか、「××丁目」の「××」がアラビア数字か漢数字か、「△△番地」か「△△番」かなど、細かい表記の違いを住民票で確かめておくと良いです。

この住所表示システムは、日本の住所を分かりやすくする、郵便物を配達しやすくすることを目的にした制度です。

この住居表示システムの普及により2000年代となった今日では日本の住所は非常に分かりやすいものとなっているため、たとえマンション名が省略されていても違う住所に配達してしまうということはまずありません。

マンション名を入れると、郵便配達する人が分かりやすいというだけで、〇〇〇号だけでも郵便はきちんと届きます。

但し、年賀状で住所を省略してしまった場合には、「この人は面倒くさがりな人」という印象を与えてしまうかもしれません。

マナーを重んじる場面や公的証明書を発行する場面では住所は省略しないのが一般的です。

結婚式の招待状を返信するとき、お世話になった方々に年賀状を年末年始の前に書くとき、役所で住民票を登録するとき、免許証を発行するときです。


氏名の書き方

差出人の自分の氏名は、住所より少し大きめに書くとバランスよく見えます。

差出人の各行の文字を下揃えにすると、整った印象を与えやすいです。


年賀状の差出人を裏面に書く場合

差出人名を裏面に書く場合には挨拶文などを書き終えた最後に書きます。

年賀状印刷などでも裏面の挨拶文の最後に差出人の住所や名前を書くレイアウトになっています。

手紙でいう最後の「◯◯より」の部分にあたり自然な配置といえます。

差出人の情報が多いような場合には裏面に書く方がスペースを調整しやすいこともあります。


郵便番号を縦書きで書く場合

郵便番号を縦書きにする場合は、漢数字を使うのが一般的です。

ゼロ(0)を縦書きで書く場合は「○」か「零」を使い、ハイフンは縦ハイフンの「|」を使います。

郵便番号で使用する漢数字は「零(○)、一、二、三、四、五、六、七、八、九」だけです。

「十」以降の漢数字は使いません。

郵便番号を漢数字で書くときは「十」や「百」を使わないのが、一般的です。

これは郵便番号は連続している数字ではなく、羅列した数字で成り立っていることが理由です。


差出人名は裏表の両面に書いても良いか

これは両面に書いてはいけないという決まりがあるわけではありませんがおすすめはできません。

差出人はどちらか一方に書いてあれば受け取った人も誰から届いた年賀状なのかはわかります。

裏にも表にも同じ情報が書かれているのは、見方によっては相手が覚えが悪いといっているようなもので失礼ともとれます。

年賀状を受け取ればハガキの表も裏も確認するわけですから差出人は片面に書いてあれば十分といえます。


年賀状の差出人の住所なしは駄目か

本来年賀状には差出人の住所は書くべきです。

差出人の住所を書いた方が良い理由とは、年賀状の宛先に不備があるような場合は先方に郵便を届けることができません。

そのような場合には郵便物は差出人に返送されますが、その住所がないと戻すところも不明になります。

そうならないためにも差出人の住所は書いた方が良いです。

また年賀状を受け取った相手からすると、差出人住所がないときに、どちらかといえば相手に自分の住所は知らせたくないという意思表示のようにも思われかねません。

信頼のおける相手とのお付き合いであれば、差出人の住所や名前は書いた方が良いです。


横書き

基本的にはがきは、横書きはNGとされ、改まった場合や目上の人に贈る場合は縦書きにするようにします。

しかし友人や親しい間柄の人には、横書きでもOKです。